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2015年08月25日

ラキシス、ジャッカルは負けて納得/札幌記念

各開催場の馬場差

8月22日(土)
新潟 芝  −0.1
新潟ダート +0.4
小倉 芝  −0.5
小倉ダート −1.3
札幌 芝  −1.1
札幌ダート −0.9



8月23日(日)
新潟 芝  −1.0
新潟ダート +0.6
小倉 芝  −0.5
小倉ダート −0.9
札幌 芝  −1.2
札幌ダート −0.2

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。



新潟は、芝もダートも先週とほぼ同じで、芝は速く、ダートは遅かった。
小倉は、ダートがかなり速く、芝もそこそこ速かった。
札幌は、芝は土日ともに速く、ダートは日曜に時計がかかり始めた。



ラキシス、ジャッカルは負けて納得/札幌記念

先週は2つの重賞が行われたが、まずは札幌で行われた札幌記念から見てみよう。
馬場差−1.2で、レースタイム差が−1.0。
勝ちタイムは基準より速かったが、もともと時計がかかる札幌芝2000mなので、相対的に時計は遅く、時計勝負に強いタイプは揃って討ち死にした。

トウケイヘイローの逃げは、1000m通過58.9秒の平均やや速めのペースで、後半1000mが60.1秒もかかっており、見た目以上にタフなレースとなった。

勝った◎ディサイファは、このペースを2番手からの押し切り。時計が速くなりすぎると甘くなるので、これくらいの時計がちょうどいいとはいえ、×ヒットザターゲットの追撃を封じたのは見事。

1番人気のトーホウジャッカルは、直線伸びずに8着敗退。ジャッカルは時計勝負でこそのタイプで、案の定、札幌芝2000mでは、いくら時計が速くなっても厳しい。
実際、ジャッカル自身も途中で走るのを諦めていたようで、タフなレースではあったが、おそらく疲れは残っていないだろう。時計が速くなる、毎日王冠か京都大賞典あたりなら巻き返せる。

2番人気で5着に負けたラキシスも、やはり時計が速い馬場の方が得意なので、ここでは負けて納得。

同じく、時計勝負でこそのラストインパクトも、直線伸びを欠いて6着。
ラキシスラストインパクトは、どちらとも時計が速い馬場に替われば一変していい。
ただ、ラキシスの方は、タフなペースに付き合ってしまったこともあり、一度休養を挟んだ方がいいだろう。

2着×ヒットザターゲットは、コース騎手ワーストランク入りの小牧騎手を背に2着確保なら、勝ち同然の2着といっていい。
大箱の方が得意なので、こちらも京都大賞典あたりで面白い存在になりそう。



負けて強くなるビッグアーサー/北九州記念

次は、小倉で行われた北九州記念を見てみよう。
馬場差−0.5で、レースタイム差が+−0。小倉芝1200mはそもそも時計が速いので、レースタイム差+−0とはいえ、時計はかなり速い。

この時計では、時計がかかる馬場を得意にするサドンストームミッキーラブソングベルルミエールには厳しい。

勝った×ベルカントは、これまで時計勝負は得意ではなかっただけに、この時計で勝てたのは大きな収穫。
さらに、最後の1Fを11.5秒と加速してフィニッシュしたのには驚かされた。次走はスプリンターズSになると思うが、群雄割拠の今のスプリント界なら、あっと言わせる場面も十分。
問題は、サマーシリーズを連勝して、お釣りがあるかどうかだけ。

5連勝で臨んだビッグアーサーは、たしかに時計が速いコースを得意にしているが、オープンのペースでこの時計に対応できたのは、今後の選択肢を増やす結果になった。

◎メイショウイザヨイは、逃げる〇ニザエモンに絡んでいって自滅。陣営の作戦なのか、太宰騎手の判断なのかわからないが、いずれにしても、逃げなきゃダメな〇ニザエモンを追いかけたのは愚策。



2歳未勝利勝ちのビービーバーレル

今週の注目レースは、土曜の新潟第1Rの2歳未勝利戦(芝1600m)である。

馬場差−0.1で、レースタイム差−2.2は、2歳戦ではまずあり得ないタイム。
勝ったビービーバーレルの逃げは、半マイル通過48.1秒の平均ペースだが、ゴール前でさらに加速してラスト3Fが33.8秒。
このラップで勝てるなら、今後は逃げにこだわらなくてもいける。2着以下に4馬身差の圧勝だから、ここではスピードの絶対値が違った。
ちなみに、勝ちタイムの1.34.2は、2歳の新馬戦、未勝利戦では歴代2位の好タイムである。

これら以外で注目したいのが、日曜日の札幌第1R 2歳未勝利戦(芝1500m)である。

馬場差−1.2で、レースタイム差−2.4なら、2歳戦としては及第点以上の好タイム。
勝ったキャンディバローズの勝ちタイムが1.29.1。
同日の7Rが、同じ札幌芝1500mだったが、それが500万下戦で1.28.1の勝ちタイムで、その差は1秒だけなのだから、相当に評価していいタイムである。
このタイムで、半馬身差の2着に差しこんできたエフティスパークルも、次走は確勝級。
3着以下に5馬身差なのだから、上位2頭の力が抜けていた。



次走の注目馬・メイショウパワーズ

土曜 小倉第11R TVQ杯(1000万下・ダ1700m)9着メイショウパワーズ

TVQ杯は馬場差−1.3で、レースタイム差−1.3。
タイムそのものは評価できないが、そもそも時計が速い小倉ダ1700mが、さらにレースタイム差−1.3なのだから、時計勝負に弱いタイプは軒並み馬群に沈んだ。

メイショウパワーズは、時計がかかる京都ダ1400mの端午Sを勝っているように、時計が速くなると伸びを欠く。
今回も、1.43.2の勝ちタイムでは、まったく手も足も出ない。ただ、1年以上の休み明けだったこともあるし、9着でもコンマ4秒差ならとりあえず合格点は与えられる。
次走、阪神ならダ1400m、中山ならダ1800mあたりの時計がかかるダートで狙いたくなる。



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2015年08月18日

ヤングマンパワーの次走以降に期待/関屋記念

各開催場の馬場差

8月15日(土)
新潟 芝  −1.1
新潟ダート +0.3
小倉 芝  −0.8
小倉ダート −1.5
札幌 芝  −0.7
札幌ダート −1.4



8月16日(日)
新潟 芝  −0.7
新潟ダート +0.8
小倉 芝  −0.5
小倉ダート −0.1
札幌 芝  −0.2
札幌ダート −0.3

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。



新潟は、芝は−1.0前後と速かったが、ダートは先週と同じくらいに時計がかっていた。
小倉は、芝は土日ともに速く、ダートは土曜は速かったが、日曜は若干かかり始めていた。とくに、土曜のダートはかなり速かった。
札幌は、土曜は芝もダートも速かったが、土曜は基準より速いものの時計はかかり始めている。



ヤングマンパワーの次走以降に期待/関屋記念

先週は2つの重賞が行われたが、まずは新潟で行われた関屋記念から見てみよう。
馬場差−0.7で、レースタイム差が−0.4。
勝ちタイムは基準より速かったが、馬場差が−0.7なので、時計自体はそれほど評価できない。

勝ったレッドアリオンは、800m通過47.9秒のスローペースの逃げ切り。展開に恵まれたと言ってしまえばそれまでだが、それでも生涯初の逃げ戦法に動じることなく、見事な逃げ切りは誉めていいだろう。

スローペースで直線ヨーイドンの競馬となり、どの馬もバテないため、ゴール前はまさにダンゴ状態。シンガリ負けのゴールドベルでもコンマ6秒差という、ハンデ戦見たいな結果に。

△サトノギャラント◎カフェブリリアントは、前が開かずに脚を余すことになった。
コース得意の福永騎手(カフェブリリアント騎乗)にとっては、かなり悔しい結果であろう。

次同じメンバーで走ったら、誰が勝ってもおかしくないような大混戦だったが、その中で唯一ヤングマンパワーは、次走以降に期待が持てる。

ヤングマンパワーは、どちらかというと時計のかかる馬場が得意なタイプだったのに、この時計で走れたのは成長の証。距離が延びると不安だが、秋以降の活躍が楽しみになった。

中京記念からの2連勝を狙った×スマートオリオンは、2番手の絶好の位置だったにもか関わらず、直線はまったく伸びずに11着敗退。
時計勝負には強いタイプなので、時計面では問題なかった。敗因がわからないが、疲れが出たとしか言いようがない。

▲エキストラエンドは、この展開と時計で掲示板も確保できなかったのは、やはり夏場が苦手なのだろう。関屋記念がタフなレースにならなかったのが幸いだが、いったん休養が必要だろう。



個性抜群のジェベルムーサ/エルムS

次は、札幌で行われたエルムSを見てみよう。

馬場差−0.3で、レースタイム差が−0.5。標準よりは速かったが、馬場差とコンマ2秒差では、G3戦としてはちょっと物足りない。

勝ったジェベルムーサは、いつものようにスタート一息から、向こう正面から一気にまくって抜け出した。

関係者は、この癖に対しては、すでに諦め気味のようで、これからも同じようなレース運びになると思われる。
長く脚を使えると言えば聞こえはいいが、正直なところ、このレースで一線級とやり合うのはかなり厳しい。
ただ、個人的には、個性的なレースは大好きなので、ジェベルムーサには個性をもっと伸ばして活躍してほしい。

1番人気で4着に敗れた◎クリノスターオーは、直線伸びずにコンマ3秒差。
まくって先頭に立ったジェベルムーサに、かぶされるような形になってしまい、◎クリノスターオーはとたんにやる気をなくしている。
そもそも、そういった悪癖を見せていたが、近走ではまったくなかったので気にしていなかったが、ここで現出してしまうとは……。馬は難しい……。



500万勝ちの3歳牝馬アールブリュットに注目

今週の注目レースは、日曜の新潟第7Rの500万下平場戦(芝1800m)である。

馬場差−0.7で、レースタイム差−1.9は、かなりの好タイム。
800m通過47.3秒、1000m通過59.1秒で、500万下戦としては速いペース。アールブリュットは、中団から33.2秒の末脚で差し切り。

前走の福島戦(500万下・芝1800m)は、時計がかかってしまい7着敗退だったが、時計が速くなって期待通りの巻き返し。
今後も、時計が速くなればなるほど有利になる。
ローズS出走なら、阪神芝1800mは時計が速いコースなので面白い。

これら以外で注目したいのが、土曜日の札幌第2R 2歳新馬戦(芝1800m)である。

馬場差−0.7で、レースタイム差−1.7なら、新馬戦としては及第点以上の好タイム。
札幌芝1800mは、本来は時計がかかる馬場なので、勝ったラブレオの時計はかなり速い。

2着馬に2馬身半、3着馬はそこから1馬身1/4。4着は、さらに3馬身半と完全に力が違った。
1000m通過61.9秒の超スローペースからの逃げ切りだったため、展開に恵まれたのは確かだが、タイム的には上に行っても通用する。



次走の注目馬・ドラゴンズタイム

日曜 新潟第9R 瀬波温泉特別(1000万下・ダ1800m)11着ドラゴンズタイム

瀬波温泉特別は馬場差+0.8で、レースタイム差+0.9。

新潟ダートは時計がかかっており、先週もやっぱり時計が遅かった。
本来は時計が速い新潟ダ1800mで、このタイムでは時計勝負に強いタイプの馬には厳しかった。

ドラゴンズタイムは、時計が速くなってこそのタイプで、レースタイム差+0.9では遅すぎる。
今回は昇級初戦だったので、これが良い経験になれば、現級突破も見えてくる。



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2015年08月11日

今後に期待したい小倉記念上位3頭【先週のタイム分析】

各開催場の馬場差

8月8日(土)
新潟 芝  −0.9
新潟ダート +0.7
小倉 芝  −0.8
小倉ダート −0.6
札幌 芝  −1.7
札幌ダート −1.2



8月9日(日)
新潟 芝  −1.1
新潟ダート +0.4
小倉 芝  −0.6
小倉ダート −0.8
札幌 芝  −1.3
札幌ダート −0.6

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。




新潟は、芝は−1.0前後と速かったが、ダートはけっこう時計がかかり始めている。
小倉は、土日ともに芝もダートも速かった。
札幌は、芝もダートも速く、芝は相当に速かった。



今後に期待したい小倉記念上位3頭

日曜日の小倉で行われた小倉記念から振り返ってみる。

馬場差−0.6で、レースタイム差が−0.7。勝ちタイムは基準より速かったが、馬場差が−0.6なので、時計自体はそれほど評価できない。

◎ノボリディアーナは、重賞分析(ノボリディアーナは人気にならないでほしい【小倉記念の分析】)で書いた不安が的中してしまい、逃げ馬苦戦の小倉芝2000mで逃げてしまった。

その上、600m通過34.0秒、1000m通過57.9秒の超ハイペース。コース得意の幸騎手らしからぬ逃げとなり、このハイペースでは当然バテる。乱ペースに巻き込まれたバッドボーイ×メイショウナルトも、それぞれ16着、12着に敗退し、先行馬は壊滅状態となった。

そんな中で、3-3-2で3着に粘った△ウインプリメーラは特筆もの。
また、△ウインプリメーラにとっては、レースタイム差−0.7に収まったのが良かった。直線が長くなったときに同じような粘りが見れるかどうかは未知数だが、今後も注目していきたい。

勝ったアズマシャトルは、展開が向いたにせよ、速い決着を苦手にしていただけに、この勝利は今後の選択肢を大きく増やす結果となった。
この時計で走れれば、これからも中距離戦線で上位を狙っていける。G1ではまだ迫力不足だが、G2くらいまでなら射程圏内。

2着のベルーフは、出走馬中、もっとも時計勝負に向かないタイプだったので、この時計で走れたのは収穫。
ただ、直線伸び始めてから頭を上げたりして集中力が続かないようなので、今後の活躍は気性の成長が必須。
逆にいえば、伸びシロ十分の状態で、コンマ2秒差の2着は評価できる。



今後が心配なゴールデンバローズ

次は、新潟で行われたレパードSを見てみよう。

馬場差+0.4で、レースタイム差が+0.2。時計面では、さほど評価できない結果となった。

×ゴールデンバローズの逃げは、1000m通過61.5秒の平均やや遅め。
これを好位の5番手から◎クロスクリーガーが、あっさり抜け出して快勝。
時計面では評価できないが、センス抜群のレース運びは将来性を感じさせてくれるものだった。

一方、2番人気で4着に敗れた×ゴールデンバローズは、ちょっと今後が不安になる結果だった。

時計面でも展開面でも、◎クロスクリーガーにとっては絶好だったはずなのに、この結果。ドバイ遠征がよっぽど堪えたのか、そうでなければ力負け。
いずれにせよ、今後に不安を抱かせる結果となってしまった。



新馬勝ちのプリンシパルスターの今後に注目

今週は、2歳新馬戦で注目したいタイムが出た。

日曜日の新潟第6Rの新馬戦(芝1400m) である。

馬場差−1.1で、レースタイム差−2.3は、2歳新馬戦としては出色の時計である。

前半600m通過は34.6秒で、平均やや速めのペースを、プリンシパルスターは好位6番手から35.4秒の末脚で、2着に3/4馬身差。

2着馬ニシノジャーニーが、一瞬差し返す根性を見せたため接戦となったが、3着馬には2馬身の差をつけており、この2頭は今後も注目したい。


これら以外で注目したいのが、日曜日の札幌第12R 藻岩山特別(1000万下・芝1800m)である。

馬場差−1.3で、レースタイム差−2.7は、札幌芝1800mとしてはオープンクラスの速さである。
札幌芝1800mは、本来は時計がかかる馬場で、勝った△ホワイトエレガンスの時計は相当に速い。

このコースで、この時計を叩き出せたとなると、距離が延びても大丈夫だし、ダートに行ってもOK。まだ3歳馬なのだから、これからの活躍は約束された。



次走の注目馬・ドリームコンサート

土曜 新潟第11R 越後S(1600万下・ダ1200m)11着ドリームコンサート

越後Sは馬場差+0.7で、レースタイム差+1.0。

先週の新潟ダートも基準より遅かったが、今週はさらに時計がかかった。

新潟ダ1800mは本来時計が速い馬場なので、越後Sでは時計勝負に強いタイプの馬は全滅した。時計が速い馬場を得意にする◎シュトラール(15着)、△ドリームコンサート(11着)、キンシザイル(8着)、▲ペイシャモンシェリ(5着)らは、まさに壊滅状態。

△ドリームコンサートは、スタート直後から流れに乗れず、後方からまったく伸びずに11着。
ペースもタイムも、△ドリームコンサートには合わなかったが、時計の速い馬場に替われば、まだまだ一変できる余地はある。



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タグ:小倉記念

2015年08月04日

ベルカントはまだまだ楽観できない【先週のタイム分析】

各開催場の馬場差

8月1日(土)
新潟 芝  −1.3
新潟ダート +0.2
小倉 芝  −1.4
小倉ダート −1.4
札幌 芝  −1.8
札幌ダート −20.4



8月2日(日)
新潟 芝  −0.8
新潟ダート +0.3
小倉 芝  −1.3
小倉ダート −1.1
札幌 芝  −1.9
札幌ダート −1.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。



開幕週らしく、3場すべて芝は速かった。
新潟は、芝は−1.0前後とかなり速かったが、ダートは多少時計がかかった。
小倉は、土日ともに芝もダートも速かった。
札幌は、芝が相当速く、ダートは若干速かった程度。



ベルカントはまだまだ楽観できない

日曜日の新潟で行われたアイビスSDから振り返ってみる。

馬場差−0.8で、レースタイム差が−0.4。開幕週の割にはそれほど時計は速くなく、ラップから見ても評価はできない。

馬場差より遅いレースタイムで、時計勝負にそれほど強くない△ベルカントにとっては良かった。
逆に、◎サフィロスはもうちょっと時計が速くなってほしかった。
同じように、時計勝負でこその〇セイコーライコウ(5着)、▲アースソニック(4着)も掲示板が精一杯となった。

勝った△ベルカントは、昨年のフィリーズレビュー以来の勝ち星となって、ようやく復活を果たしたが、今回の好走だけでは、まだまだ楽観はできない。

6着に敗れた◎サフィロスは、時計面もそうだが、ゴール前は行き場を探してウロウロしており、騎手ランク外の三浦騎手がネックとなった。
それでも9か月ぶりだったことを考えれば、次走への見通しはある程度たったといえる。

3番人気で8着に敗れたレンイングランドは、ちょっとでも時計が速くなると、こんなもの。



時計面では評価できないクイーンS

次は、札幌で行われたクイーンSを見てみよう。

馬場差−1.9で、レースタイム差が−0.4。時計面では、さほど評価できない結果となった。
時計は想定通りだっただけに、ここは当てたかったのだが、◎ノットフォーマルはコンマ2秒差の4着。
タイム的には勝ってもいいはずだったが、展開を読み違えた。
2番手の×フレイムコードが、逃げる◎ノットフォーマルに執拗にプレッシャーをかけていき、足が溜まりきらなかった。

さて、勝った△メイショウスザンナは、レースタイム差−0.4くらいがちょうどいいし、展開にも恵まれた。
今後も牝馬戦では無視できないが、牡馬に混じると時計面では物足りない。

1番人気×レッドリヴェールも、このくらいのタイムがちょうどいい。
戦績項目も「+2」で、有利枠を引いてこの結果なのだから、×レッドリヴェールの現在の立ち位置はこの程度。



とんでもないタイムを叩きだしたKBC杯

土曜日の小倉メイン・KBC杯のタイムが、もの凄いことになっている。

馬場差−1.4とたしかに速かったが、レースタイム差−2.4は開幕週を差し引いても速すぎる。砂が浅すぎるんじゃないかと勘繰ってしまうほどの速さである。

これだけ速くなれば、▲ランウェイワルツの独壇場なのも頷ける。▲ランウェイワルツは、芝でも通用するんじゃないかと思うほどのスピードタイプで、この時計で走られたら他馬は手も足も出ない。

それだけに、昇級初戦で2着に入ったサンライズバロンは、今後の活躍が期待できる。

一方、◎フォローハートは、昇級戦の壁の前に9着惨敗。昇級戦のKBC杯が、とんでもないタフなレースとなったので、これが良い経験となってくれれば、次走以降に期待できる。


オープン戦以外で注目したいのが、日曜日の札幌第7R 500万下(芝1800m)である。
馬場差−1.9で、レースタイム差−3.3は、このクラスなら相当に速い。

勝ったネオリアリズムは、2着に3馬身差の圧勝。
長期休養を挟んでキャリアが浅い4歳馬で、取消後の初戦以外は4着以下なしという安定感。
中央場所に戻ってからも十分に勝負になる。



次走の注目馬・ダイワリベラル

土曜 新潟第11R 新潟50周年記念(1600万下・芝2000m)10着ダイワリベラル
新潟50周年記念は馬場差−1.3で、レースタイム差−0.5。

基準タイムより速かったものの、開幕週の準オープンとしては物足りないタイムとなった。この勝ちタイムでは、時計勝負でこそのダイワリベラルにとっては厳しい。

好位からレースを進めるも、直線でまったく伸びず10着敗退。窮屈そうな走りで、明らかにペースに乗れていない感じで、結果は案の定の時計。

そうはいっても、新潟芝2000mでレースタイム差−0.5は速いタイムといえ、これ以上速くなるとオープンクラスになってしまう。
ダイワリベラルは、早いうちに準オープンを卒業して、オープンで走った方が良い結果を出しそう。



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タグ:アイビスSD

2015年07月28日

時計面からは評価できない中京記念【先週のタイム分析】

各開催場の馬場差

7月25日(土)
福島 芝  −0.4
福島ダート −1.1
中京 芝  −2.4
中京ダート −2.0
函館 芝  −0.2
函館ダート −2.4



7月26日(日)
福島 芝  −0.6
福島ダート −0.6
中京 芝  −2.3
中京ダート −2.0
函館 芝  +0.7
函館ダート −2.0

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。


中京は最終週にも関わらず、時計は相変わらず速いまま。
福島は、多少は時計がかかってきたが、それでも最終週の割には芝もダートも速かった。
函館は、ダートは土日とも速かったが、日曜日の芝はかなり時計がかかった。



時計面からは評価できない中京記念

日曜日の中京で行われた中京記念から振り返ってみる。

馬場差−2.3で、レースタイム差が−1.7。中京記念の1.33.4の勝ちタイムは、中京芝1600mにしては速い時計といえるが、馬場差が−2.3なので、それほど評価はできない。

それでも時計が速かったため、時計がかかって出番がある◎カオスモスにとっては厳しかった。最終週なだけに、ある程度時計がかかると踏んでいたが、想定以上に時計は速くなった。

時計が速くなった恩恵を受けたのが、勝ったスマートオリオンと、2着アルマディヴァンである。
この2頭は時計勝負でこそのタイプで、本質的に中京マイルは向かないはずである。それがワンツーフィニッシュなのだから、今週の中京芝はかなり時計が速かったといえる。
時計面では評価はできないが、それでも初マイルをこなしたスマートオリオンには、今後の可能性を感じさせる結果となった。

1番人気で7着に敗れたカレンブラックヒルにとっても、この時計は想定外だった。戦績が示す通り、この時計ではいかにも速すぎる。



今年は期待を抱かせる函館2歳S

次は、函館で行われた函館2歳Sを見てみよう。

馬場差+0.7で、レースタイム差が−1.1。勝ちタイム自体は、昨年よりコンマ4秒遅いので、見た目はそれほど評価されそうもないが、馬場差+0.7のコースで、−1.1のレースタイム差は、かなり速い決着だったといえる。
函館2歳Sの勝馬で出世した馬はフィフスペトルくらいだが、今年の勝ち馬◎ブランボヌールは、今後も期待したい。

◎ブランボヌールから3馬身半差をつけられた2着以下の馬たちは、基本的にはまだまだ買いづらい。
その中でも、強いて言えば、前半600m通過34.1秒のハイペースを先行して、3着に粘った▲ヒルダは、次走にも注目したい。



評価しにくいシルバーテーストのレコードタイム

今週で注目したいレースは、日曜日の函館第9R 500万下平場戦(ダ1700m)

馬場差−2.0で、レースタイム差−2.8。たしかに馬場差も速かったが、勝ちタイムも基準以上で評価できる。
勝ったミキノノボリリュウは、時計が速い馬場であれば、昇級しても通用する。
ただ、今回は減量騎手を起用しての結果なだけに、斤量が増えてどうかは次走を見てから。

このレースの2着馬デモニオは、ミキノノボリリュウから3馬身離されており、次走確勝級とはいえない。


今週で注目を集めそうなのが、土曜・中京1Rだろう。
勝ったシルバーテーストの勝ちタイムは、従来のレコードを1.1秒更新する1.34.7。

勝ちタイムだけを見れば、たしかに評価したくなるのも仕方ない。しかし、この日の馬場差は−2.4。時計が速いのは当たり前のトラックバイアスで、実際のレースタイム差は−2.8である。
馬場差の時点でレコードタイムなのだから、シルバーテーストの勝ちタイムはそれほど評価に値しない。



次走の注目馬・サトノプレジデント

日曜 函館第10R 松前特別(1000万下・芝2000m)7着サトノプレジデント
松前特別は馬場差+0.7、レースタイム差+1.6。そもそも時計がかかる函館芝2000mで、レースタイム差+1.6は相当に時計がかかっている。

松前特別のメンバーで、もっとも時計勝負に向くタイムだったのがサトノプレジデントである。この時計は、いかにも遅すぎた。
次走、時計の速い馬場に替われば狙いの立つ1頭だと言える。今回の負けで、少しでも人気が落ちてくれるようなら絶好の買い場となるはず。



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タグ:中京記念

2015年07月21日

やけにタフなレースとなった函館記念【今週のタイム分析】

各開催場の馬場差

7月18日(土)
福島 芝  −0.8
福島ダート −0.0
中京 芝  −0.6
中京ダート −2.0
函館 芝  −1.6
函館ダート −0.8



7月19日(日)
福島 芝  −0.3
福島ダート −0.7
中京 芝  −1.6
中京ダート −1.9
函館 芝  −0.9
函館ダート −1.0

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。


台風の影響で芝が重くなるのかと思ったら、そんなことはなく、とくに日曜の中京芝の速さはとんでもない。
福島は、芝は土曜の方が速く、ダートは日曜の方が速かった。
函館は土日ともに、芝もダートも速く、とくに土曜の芝は尋常じゃない速さだった。



やけにタフなレースとなった函館記念

日曜日の函館で行われた函館記念から振り返ってみる。
馬場差−0.9で、レースタイム差が−1.4。想定以上に時計が速くなり、時計がかかる馬場でこその◎マイネルミラノにはキツかった。

時計がかかって逆に良かったのが、1着ダービーフィズと2着ハギノハイブリッドである。
この2頭は、東京や京都のように時計が速すぎると走れないが、今回のように、本質的には時計が遅い馬場でタイムが速くなったときには強い。

それにしても、◎マイネルミラノの逃げは、2F目で10.8秒、1000m通過が58.6秒のハイペースで、後半もまったくラップが緩まずタフなレースとなった。

〇リベルタス(12着)にとっては、初めてのタフなレースとなり、経験の浅さを露呈してしまった。この経験が次走に生きればいいのだが、ストレスになる場合もあるので、次走で見極めたいところ。

1番人気で4着に負けたエアソミュールは、トップハンデ云々よりも、基準より速かったとはいえ、この時計ではまだまだ遅すぎる。コンマ7秒差なら、むしろ頑張っている。



勝ったバーバラは次走以降も期待

次は、福島で行われたバーデンバーデンCを見てみよう。
△ニザエモンの逃げは、前半600m通過が33.9秒の平均ペース。逃げ宣言をしていた×カハラビスティーが退いた理由はわからないが、△ニザエモンにとっては絶好の展開となった。

ただ、レースタイム差−0.2では、△ニザエモンにとっては若干タイムが遅い。5着ならまずまずの結果で、逃げられさえすれば重賞も見えてくる。

◎アミカブルナンバーは、いつも通りの位置から33.1秒の末脚でコンマ6秒差の7着。内田博騎手なら、もう一列前から競馬ができるかと思ったが、これからも展開待ちとなりそう。

勝ったバーバラは、不利枠を克服しての勝利は誉めていい。本質的には時計の速い馬場に向くタイプなので、この時計で勝ち切れたのは、バーバラにとって選択肢が増えた結果となった。



破格の時計で勝ち上がったタニセンビクトリー

今週で注目したいレースは、土曜日の福島第1R 2歳未勝利戦(芝1800m)。

馬場差−0.8で、レースタイム差−2.2は、1歳の未勝利戦では破格の時計。
勝ったタニセンビクトリーは、今後も時計の速い馬場での好走が期待できる。

タニセンビクトリーだけでなく、2着ビービーバーレル、3着ビレッジシャトルの2頭も、タイム的には非常に優秀で、次走は確勝級。
未勝利クラスなら、多少は時計がかかっても大丈夫だろう。



次走の注目馬・ベルニーニ

土曜 中京第11R マレーシアC(1600万下・芝2000m)8着ベルニーニ
マレーシアCは馬場差−0.6、レースタイム差+0.2。降級馬が多いこの時期の準オープンにしては、時計がかなり遅い。
そもそも時計のかかる中京芝2000mで、さらに時計がかかったマレーシアCでは、時計勝負に強い馬たちが揃って馬群に沈んだ。
ベルニーニは、速い馬場に向くタイプで、今回は明らかにコースが合ってない。
次走、小倉などの時計が速い馬場に替われば一変していい。


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タグ:函館記念

2015年05月19日

騎手のコースキャリアの差が出たヴィクトリアマイル【先週のタイム分析】

各開催場の馬場差
タイム分析
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の特別レースのタイム差
タイム分析

京都は一雨きたというのに、芝の時計は速いまま。日曜日には雨の影響もなんのその、馬場差−1.1だから相当に速い。土曜日のダートはべらぼうな速さで、時計勝負に対応できない馬たちには苦い雨となった。

東京の芝は、土日ともに速い馬場だった。今週辺りから時計がかかりだすと思ったが、その気配はまったくなく、来週の馬場が読みづらくなった。

新潟は、雨の影響で芝の時計はかかっており、ダートの時計は速くなった。


騎手のコースキャリアの差が出たヴィクトリアマイル

ヌーヴォレコルトが負けたヴィクトリアマイルを振り返ってみよう。
馬場差−0.4で、レースタイム差が−0.9。そもそも時計が速い東京マイルだから、勝った△ストレイトガールの時計はかなり速い。

ミナレットが、半マイル45.5秒のハイペースで飛ばしたが、ケイアイエレガントら2番手以降は平均やや速めといったところ。

今年のヴィクトリアマイルは、騎手のコースキャリアの差が歴然だった。△ストレイトガールは、普段より1列以上前の競馬で、鞍上戸崎騎手の好判断。
ケイアイエレガントは、本来は時計勝負に向いていないはずなのに、3番手以降を牽制しながらミナレットのペースについていかなかった吉田豊騎手の好騎乗。

逆にコースキャリアの浅さを露呈したのが、8着敗退の◎ショウナンパンドラである。たしかに不利枠だったためレースはしづらかったのだが、同じ不利枠のミナレットが3着に頑張っているのだから、浜中騎手ももう少し頑張ってほしかった。

1番人気で6着に敗けたヌーヴォレコルトは、不安が的中した。
この馬は、時計勝負には向いていないので、今回の時計では負けて納得。むしろ、コンマ6秒差に踏みとどまっているのだから、ヌーヴォとしては頑張っている。

2番人気7着のディアデラマドレは、G1だと相当に展開が向かないと厳しい。
今回も上がりは32.8秒の最速。おそらく今後も、上がりは最速だけど届かないというレースが増えてくるだろう。

今回の速い時計に向いているはずのカフェブリリアント(5着)と◯ウエスタンメルシー(18着)は、それぞれの着順が現状の立ち位置。

今年のヴィクトリアマイルは、スプリント性能が要求されたと言われているが、個人的にはそうは思わない。
ケイアイエレガントミナレットも、本質的には時計が速くなるスプリント戦には向かないタイプである。

勝った△ストレイトガールも、言うほど時計勝負に強いわけではない。

今回の結果は、騎手のコースキャリアの差だと思う。


安田記念を難しくさせた京王杯SC

土曜日に行われた京王杯SCを見てみよう。

馬場差−0.6、レースタイム差+0.7。東京芝1400mは、もともと時計が速くなりにくいコースではあるが、これは遅すぎる。
前半4F通過が47.9秒で、ダンスアミーガが超がつくスローペースで逃げる。そのため、直線に入っても先行集団の脚が残っており、内を狙った馬たちは前が開かずに撃沈。

外を回したサクラゴスペル△ヴァンセンヌが1着、2着。

1番人気で10着に敗れたダイワマッジョーレは、この展開で出遅れが致命傷となった。もう少し時計が速くなれば、まだまだ巻き返す余地はある。

◯ダンスアミーガは5着に踏ん張ったが、時計のかかる良馬場が得意なタイプで、今回の京王杯SCはおあつらえ向き。
コンマ1秒差だから、G1では厳しいかもしれないがG2までは射程圏内に入った。

マイラーズCに続き、京王杯SCも超スローペースの競馬となってしまい、これで安田記念の前哨戦2鞍が本番に直結しにくいことになった。
これで安田記念の予想は、かなり難しいものとなる。


マイラーズCのタイム分析はこちら→


今週で注目したいレースは、日曜日の新潟第5R 3歳未勝利戦(芝1400m)
馬場差+0.2で、レースタイム差−1.2は、未勝利クラスでは破格の時計。
勝ったジューンロディは、これまで時計がかかりやすい阪神マイルや中京マイルで惜敗を続けてきたが、時計が速い新潟芝1400mで一変した。
距離の融通がきかなそうだが、1400mまでなら昇級しても即通用する。
2着ベツァオバーンは、不利枠を克服しての2着だから評価していい。次走は確勝級。


次走の注目馬・ヴァンヌーヴォー

日曜 京都第11R 栗東S(OP・ダ1400m)8着ヴァンヌーヴォー

栗東Sは馬場差−1.1、レースタイム差−0.6。本質的には時計がかかりやすい京都ダ1400mで、栗東Sの時計は速くなりすぎた。
タイム項目にプラスがあった馬たちは、軒並み馬群に沈んでしまった。

ヴァンヌーヴォーは、この時計だと速すぎてついていけない。
それでもコンマ9秒差だから、相性の良いコースに戻れば一変していい。



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2015年05月12日

皐月賞のレベルの高さを証明したマイルC

各開催場の馬場差
5月9日(土)
タイム分析

5月10日(日)
タイム分析
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の特別レースのタイム差
タイム分析

京都の芝が相変わらず速い。土曜日は-2.3秒という開幕週なみの馬場差となっている。京都は、ダートもそこそこ速かった。
東京の芝は、土日ともにそこそこ速い馬場だったが、徐々に時計がかかってきており、来週からのG1ウィークは若干タイムが遅くなるかもしれない。
新潟は、2週目にして早くも時計がかかりだした。ダートは若干速い。


皐月賞のレベルの高さを証明したマイルC

日曜東京で行われたNHKマイルCを振り返ってみよう。

馬場差+−0.0で、レースタイム差が−0.8。思った以上に速い決着となり、時計勝負に免疫のないメンバーは揃って討ち死にとなった。

レイングランドの逃げは、半マイル47.2秒のスローペースで、勝った〇クラリティスカイの上りが33.9秒。見た目以上にタフなレースで、先行勢で残った〇クラリティスカイと、アルビアーノは、前途洋洋なレースっぷりとなった。

◎ミュゼスルタンは、33.8秒で猛然と追い込んだが、もっと時計が速ければ着順は変わっていたはずで、これからの活躍に期待を持てる一線とはいえる。

1番人気×グランシルクは、時計勝負に対応できるとはいえ、今回の時計では速すぎた。それでもコンマ4秒差なら、頑張っている。

今回、もっとも時計の速い馬場に向いていると思って期待していた▲ナイトフォックスは、やはりバクシンオー産駒らしく、距離が長かったということだろう。

負けた馬たちの中で、次走が面白そうなのは、4着の△アヴニールマルシェである。それほど時計勝負に向いていないタイプでありながら、直線だけの競馬でコンマ4秒差なら、重賞戦線でやれる力は見せられた。

皐月賞5着の〇クラリティスカイが勝ったことで、異次元の時計をいまいち信用できなかった皐月賞の評価は、字面のままで良い。皐月賞馬のドゥラメンテは、とんでもなく強いということになる。
NHKマイルCの結果を受けて、ダービーが楽しみになってきた。


ドゥラメンテの逆転候補

そのダービーのトライアルが、今週は東京と京都で行われた。まず、プリンシパルSから見てみよう。

馬場差−0.6で、レースタイム差-0.5で、悪くはないが強調できるレースでもない。

1000m通過59.3秒でややハイペースだったが、最速の上りが勝った▲アンビシャスの34.1秒では、ドゥラメンテの逆転候補に推すにはレベルが低い。

京都新聞杯は、馬場差−0.6、レースタイム差−2.6。むちゃくちゃ速い。

勝ったサトノラーゼンはもとより、5着×ダノンリバティあたりまでは、ダービーでも勝負になる時計である。

この時期の3歳馬の2200m以上のレースなら、道中に13秒台のラップがあって当たり前だが、京都新聞杯のもっとも遅いラップは12.6秒。時計もさることながら、このタフなレースを勝ちきったサトノラーゼンは、ダービーで上位を賑わしそうだ。

また、このペースで逃げてコンマ4秒差に踏みとどまったスピリッツミノルも良かった。
まだまだG1では足りないが、G3くらいならすぐ勝てそう。


今週で注目したいレースは、日曜日の東京第1R 3歳未勝利戦(ダ1600m)。
馬場差+−0.0で、レースタイム差−0.8は、昇級しても通用するレベル。
勝ったジーガールージュは、時計の速い馬場に向くタイプなので馬場が合ったとはいえ、馬場差+−0.0なのだから褒めていい。ここでは力が違った。

2着ショウナンマラークも、3着場には5馬身の差をつけており、時計面では優秀。次走は確勝級。


次走の注目馬・マテンロウボス

日曜 新潟第11R 新潟大賞典(G3・芝2000m)16着マテンロウボス

新潟大賞典は、馬場差+0.2で、レースタイム差+1.0。

馬場差がプラスとはいえ、重賞のタイムとしてはかなり遅い。
△マテンロウボスは、出遅れたうえにこの時計では、まったくレースにならなかった。
今回の敗戦で人気がなくなるようなら、時計の速い馬場で狙ってみたい。



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タグ:NHKマイルC

2015年04月28日

マイラーズCは安田記念には直結しない【先週のタイム分析】

各開催場の馬場差
4月25日(土)
タイム分析

4月26日(日)
タイム分析
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の特別レースのタイム差
タイム分析

東京の芝は、開幕週のわりには思ったより速くならなかった。ダートは若干速いくらいで、ほぼ標準だった。
京都は一転、芝もダートも抜群に速かった。とくに芝は土日ともに、馬場差−2.0秒以上という、まさに開幕週らしい時計になっている。
福島は最終週とは思えないほど、芝の時計が速かった。ダートはほぼ標準。


マイラーズCは安田記念には直結しない

日曜京都で行われたマイラーズCを振り返ってみよう。

馬場差−2.6で、レースタイム差が−0.9。タイム自体は標準より速かったが、馬場差が−2.6と抜群に速いコンディションの中で、レースタイム差−0.9は物足りない。

レースは、◎サンライズメジャーがまさかの逃げ。4F通過47.7秒はかなりスローペース。◎サンライズメジャー鞍上の四位騎手の好判断で、他の騎手たちは動くに動けなくなってしまった。

その◎サンライズメジャーが、開幕の馬場とペースを生かして33.2秒で上がってしまっては、後方の馬たちに出番はない。1番人気▲フィエロは、力は足りているが展開待ちの脚質は、これからも弱点となるだろう。

勝った×レッドアリオンは、展開に助けられた面は大きいが、この時計勝負を制したのは同馬にとっては非常にメリットとなるだろう。

2番人気で5着の×フルーキーは、もっと時計が速くないとダメなのかもしれない。しかし、この時計でも遅いとなると、活躍の場は限られてしまう。

3番人気で7着のディアデラマドレは、31.9秒という強烈な末脚を繰り出したものの、▲フィエロ同様に展開待ち。
中京芝2000m(愛知杯1着)のような、とにかく差し馬優勢のコースでないと、一線級の牡馬相手では今後も取りこぼしが増えそう。


マイラーズCの結果は、安田記念には直結しそうもない。
安田記念といえば、例年1000m通過が57秒台が当たり前のタフなレースである。今回のマイラーズCは、いかにもラクなペース。

本番で面白そうなのは、10着に負けたクラレントである。この馬は、京都マイルにはまったく向かないタイプなので、今回の敗戦は気にしなくてもいい。これで人気はますます落ちるだろうから、妙味はたっぷりだ。


大凡戦に終わったフローラS

日曜東京で行われたオークストライアルのフローラSを見てみよう。

馬場差−0.9で、レースタイム差+1.1。ペースやメンツにもよるが、この時計はいくらなんでも遅すぎる。
グリシーヌシチーの逃げは、1000m通過62.6秒の超スローペース。この流れで動けなかった中団勢は、オープンではまだ力不足。

◎アスカビレンにとっては、時計が遅すぎた。開幕週を見越してタイムは速くなると読んだのだが、まるっきり見当はずれとなってしまった。


いずれにせよ、フローラSでオークス出走権利を確保したシングウィズジョイ〇ディアマイダーリンマキシマムドパリの3頭は、本番オークスではいらないだろう。


今週で注目したいレースは、日曜日の東京第4R 3歳未勝利戦(芝1600m)。

馬場差−0.9で、レースタイム差−2.9は、開幕週を考慮してもかなり速いタイムである。
勝ったアンタラジーは、時計勝負に強いタイプで、今回は絶好の舞台で勝ち上がった。今後も、時計が速くなる馬場なら昇級しても通用する。
2着コスモカンプも、昇級しても通用するレベル。次走は確勝級。


次走の注目馬・アクションバイオ

土曜 福島第12R 米沢特別(1000万下・ダ1700m)4着アクションバイオ

米沢特別Sは、馬場差+0.1で、レースタイム差+1.1。
そこそこ時計のかかる福島ダ1700mで、レースタイム差+1.1は、かなり遅い。この時計では、時計勝負が得意なアクションバイオには厳しかった。
それをコンマ6秒差なら、よく頑張っている。
時計が速くなる馬場に替われば、当然巻き返してくるはず。



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2015年04月14日

桜の結果はオークスに直結するか!?【先週のタイム分析】

各開催場の馬場差
4月11日(土)
タイム分析

4月5日(日)
タイム分析
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の特別レースのタイム差
タイム分析
タイム分析

中山はダートは速いままだったが、先週までの高速馬場から一転し、土曜日の芝は時計がかかった。日曜はやや回復したが、それでも標準の時計。とにかく今の中山は馬場が読みにくく、予想の方も散々な結果となってしまった。

阪神は、雨の影響が顕著で、芝は土日ともに時計がかかり、ダートは両日ともに時計が速くなっている。

福島は、雨が降って稍重まで馬場は悪化したが、開幕週らしく芝の時計はそれほど遅くはなっていない。日曜日の芝は速かった。ダートは、土日ともに速かった。


桜の結果はオークスに直結するか!?

圧倒的な1番人気ルージュバックが馬群に沈んだ桜花賞から。

馬場差+1.2で、レースタイム差が+1.5。走破タイムは遅かったが、馬場差が+1.2なので、時計的にはほぼ標準。速くはないので評価はできないが、見た目が遅くても評価が落ちるわけではない。

レースは、1000m通過62.5秒という未勝利戦なみの超スローペース。断然人気の△ルージュバックを意識しすぎたのか、どの馬も身動きできず、◎レッツゴードンキにラスト33.5秒で上がられたら手も足も出ない。◎レッツゴードンキは展開に恵まれた面があるのは確かだが、このスローペースで、2着▲クルミナル以下に4馬身差をつけたのは、力があってこそ。

9着に負けた△ルージュバックは、時計勝負に強いタイプなので、この勝ちタイムでは遅すぎる。◎レッツゴードンキには1秒差をつけられたが、2着からはコンマ3秒差。時計の速いオークスに舞台が変われば、巻き返せる余地は十分ある。

ほかの人気どころでは、アンドリエッテが物足りなかった。最速の上りで6着まで差を詰めたが、勝ってもおかしくない時計。2着以下となら良い勝負になるだろうが、少なくとも勝った◎レッツゴードンキとは、現時点では力差がある。

この結果がオークスに直結するかというと、上位陣も安穏とはしていられない。オークスで面白いのは、7着×キャットコイン。本質的に時計が速い方が良いので、桜花賞のタイムは遅かった。△ルージュバックより食指が動く。


阪神牝馬Sを勝ったカフェブリリアントの可能性

土曜日に行われた2つの重賞のうち、見所があったの阪神牝馬Sである。
馬場差+1.9で、レースタイム差+0.4なら、及第点以上の評価を与えられる。レースは、バーバラが逃げて600m通過34.8秒のスローペース。

勝ったカフェブリリアントは、展開と少し時計がかかった馬場が味方したが、準オープンを勝ち上がったばかりとは思えないパフォーマンス。ヴィクトリアマイルでは、もう一段階、時計を詰めないといけないため、すぐさま飛びつくわけにはいかない。

1番人気で4着に負けた▲スマートレイアーは、もうちょっとタイムが速くならないとこんなもの。それだけに、時計が速い馬場に替われば見直せる。

今週で注目したいレースは、日曜日の阪神第4R 3歳500万下戦(ダ1800m)。

馬場差−1.6で、レースタイム差−3.1なので、時計的には及第点以上。
勝ったタガノクレイオスは、不利枠を覆しての勝利で、時計面でも優秀。ただ、雨が降って時計が速くなったのがアドバンテージだったのは確かなので、パサパサに乾いた馬場で走れるかどうかは未知数。


次走の注目馬・ミッキークイーン

日曜 阪神第9R 忘れな草賞(OP・芝2000m)1着ミッキークイーン

忘れな草賞は、馬場差+1.2で、レースタイム差+2.0。時計面ではまったく評価に値しないが、勝ったのが時計勝負に強いタイプのミッキークイーンだから驚いた。
これは、格が違ったということ。桜花賞を除外になって回った忘れな草賞だったが、ラクな勝ち方で賞金を加算できたのは嬉しい誤算だった。オークスに出走できれば注目したい。



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競馬をはじめたのは、トウカイテイオーがダービーを勝った年です。
コースごとにデータを取って、コースごとに相性の良い馬を軸にします。
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