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2015年01月11日

糖尿病とアルツハイマー病

糖尿病とアルツハイマー病

昨日の記事を見直し見て
認知症患者の数に関してより詳しいデータを探してみました。
2013年6月の厚生労働省の研究班から
レポートを見つけました。

高齢者人口(65歳以上)は日本全国で3079万人。
そのうち15%にあたる462万人が認知症と推定されている。
この中にはアルツハイマー病だけでなく、
脳血管性の認知症やレビー小体型認知症なども含まれるが、
予想以上に多いのでびっくりしました。
さらに、予備軍の人が450万人ほどいるので
その数約900万人。

糖尿病はこれ以上の患者数です。(推定2000万人)
さらに悪いことに糖尿病の人は普通の人より、
認知症に4.6倍なりやすいのです。
有名な糖尿病の大規模疫学研究
ロッテルダム研究によると
1.9倍なりやすいとのこと。
値は少し異なりますが、
どちらにせよ
糖尿病が認知症のリスク因子であることには変わりありません。


なぜ糖尿病は認知症になりやすいのでしょう?


糖尿病とは尿に糖があふれ出ている病態です。
さらに詳しく見ていくと
糖尿病の中のメタボの人がなりやすい2型糖尿病の方では、
たいていインシュリンは分泌されているのですが、
効き目が弱っています。
(なぜ弱くなるのかは、現在世界中で研究されています。)

つまりインシュリンが血液中にあふれ出ている状態です。
インシュリンを分解する酵素があるのですが、
この酵素、なんと別の物質も分解することにかかわっています。
それがアルツハイマー病でも病因と言われている物質(アミロイドベータ)です。
一人二役インシュリン分解酵素えらい。(^-^)

でも糖尿病になるとインシュリン分解に忙しくなり、
一方の作業が追い付かなくなります。
そうアミロイドベータがたまってくるのです。

アミロイドベータの蓄積は
アルツハイマー病発症の10‐20年前から始まっています。
つまり今30−40代の人の脳内では徐々に蓄積し始めているのです。
「メタボ」から「メタボケ」の始まりです。

ということで メタボを簡単に克服した
私の方法を次回紹介します。





posted by Baby brain at 21:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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