期間限定!10万で投資をはじめる方法
資金10万円で何か投資をはじめてみよう!
と思ったら、少額の資金からはじめられるFXが最適です。
この方法は、期間限定(理由は後ほど)であり、
初めてFXをはじめる方に向けての記事であります。
まず、方法は下記の7つになります。
【方法】
・ 少額取引きができる口座を開設する
・ 通貨はドル円
・ 取引きは「買い」のみ
・ 1回の取引きで使う建玉は0.1枚
(建玉を増やす場合のロスカット値は90円未満まで)
・ 損切りはしない
・ 利食いは好きなタイミングで成行で行う
(利食い予約を設定しない)
・ チャートを見る時間を決める
では、
それぞれ理由を説明していきます。
・ 少額取引きができる口座を開設する
通常、FXは1万通貨が最小単位であり、
これを1枚(建玉数)といいます。少額取引きができる
口座でないと、1枚より小さい単位は使用できません。
少額取引きを扱っているFX業者は、
少額単位1,000通貨から取引き可能なところにまとめて
あります。(この方法は一般的な少額取引きの単位で
ある1,000通貨で説明しています。)
・ 通貨はドル円
スプレッドも狭いですし、情報も入ってきやすく、
動きも比較的安定しているので初心者向きとしました。
・ 取引きは「買い」のみ
やり始めは、売りか買いのどちらか一方に絞ったほうが
利益になりやすいですし、学びやすいです。
FXは売りからでも普通にできるのに
なぜ、買いのみなのかは【根拠】で説明します。
(両建ては、そもそも初心者向きではありません。)
・ 1回の取引きで使う建玉は0.1枚
(建玉を増やす場合のロスカット値は90円未満まで)
下のロスカットシミュレーターを使ってもらうとわかりますが、
資金10万円で、0.1枚が強制的にロスカットになるレートは
約2円です。
それではあまにもビビリ過ぎているので、もっと建玉を
増やせますが、増やしたときのロスカット値が90円以上に
ならないことが建玉を増やせる条件です。
ロスカット値を90円未満としたのは【根拠】で説明します。
※ 有効資産とは、
FXの口座資金から、未決済の含み益や
含み損も合計した金額です。
※ 【現在のレート】をクリックして
対象の通貨を選択すれば、自動入力されます。
・ 損切りはしない
『損切りしなくて大丈夫?』と思われるかもしれませんが、
相場に絶対はないので、絶対大丈夫とは言えませんが
ほぼ安全な建玉しかないので、問題ないと思います。
【根拠】で詳しく説明します。
・ 利食いは好きなタイミングで手動で行う
(利食い予約を設定しない)
利食いは含み益が出ている状態です。
自分がある程度、納得のいく利益が出ているのなら
利食いして問題ありません。
コツは目標とした利益の7、8割の含み益があれば、
利食いする目安です。
9割、10割を狙っているともっていかれます。
また、
利食い予約を設定しないというのは、含み益を伸ばすため
です。経験がない段階での設定は利益を削るだけです。
・ チャートを見る時間を決める(ちょくちょく見ないため)
利食いを伸ばすためです。
はじめのうちは、チャートをちょくちょく見ることによる弊害の
ほうが大きいです。見ると含み益が出てれば利食いを
したくなりますし、含み損が出てれば、取り戻そうと、
すぐにエントリーを増やしてしまいがちです。
では、各根拠を説明します。
【根拠】
なぜ、期間限定なのか?
また、「買い」のみとしたのは?
理由は、2014年現在の政府の考え、日銀の考えを
考慮した上でのものだからです。
政府も日銀も円高をなんとしてでも防ぎ円安にしようという
考えです。当然と言えば当然です。円高が進めば、
アベノミクスは事実上失敗したことが確定しますし、
日本経済も衰退します。
5/25のツイッターでもつぶやいたことですが、
5/17のウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで
日銀の黒田総裁は円高が日本経済回復の足を引っ張る
懸念を示す一方で、投資家に対し「今後も円高が続くと
考えるのは筋違い」との発言がありました。
このことから、円高が進めば追加緩和が発動されます。
追加緩和をチラつかせるだけで、かなりの円安効果が
ありますので、実際に追加緩和が決定されるとなると、
黒田総裁の性格上、中途半端なことはやらないと思います。
かなり大胆な追加緩和を実施してくると考えられるので、
かなりの円安に方向に進むはずです。となると、売りを
仕掛けるのはリスクとなりますので、買いのみにしています。
買いであれば、円高に進んでも追加緩和という最後の砦が
ありますが、売りの場合、最後の砦が今のところありません。
また、買いであれば、少しですがスワップがつきます。
あくまで、政府と日銀が許容できる範囲までの円安が
進むまでの期間という意味で期間限定としました。
インフレ懸念が出てきたら使える方法ではありません。
ロスカットの限界レートを90円未満としたのは?
今のところ、90円を割ることは考えにくいです。
90円を割るという予測を出しているアナリストも
ほぼ見当たりません。
しかも、月足の基準線が91円台にあります。強力な
サポートラインであり突き抜けるのは容易ではありません。
なので、よほどのことがない限りロスカットになりません。
なぜ、損切りしないのか?
損切りは難しいのです。どんな経験者でも難しいのです。
それを、初心者の方が適正なレートで損切りできるとは
思いませんので、無駄な損失を防ぐためであります。
利食いは利益が出たら行えばいいので、簡単に実行しやすい
ですが、損切りは自ら損失を確定させる行為です。
いろいろ迷いますし、迷っている間に含み損が膨らむのです。
そして、ある程度大きな含み損になると、とても実行
できません。ならあえて、損切りは実行しないと決めて、
いろいろと判断するものを省き、メンタルに負担を
かけないためでもあります。
この方法の最大の目的は、「待つこと」の練習です。
何を待つのか?
エントリーしたポジションが、含み益になるまでです。
FXで一番難しいのが、エントリーです。
一番難しいので、完璧にはできません。そのエントリーの
ミスをリカバリーするのが、「損切り」と「待つこと」ですが、
この方法で損切りを省いたのは、損切りをすると気分的にも
スッキリし、精神的にも楽になるからです。
楽な気分でスッキリしているので、エントリーのミスもすぐに
忘れてしまうかミスにすら気づけません。それでは、ダメなのです。
損切りした後に、また簡単にエントリーしてしまうんです。
で、また損切りです。損切りするためにポジションを作って
いるようなものです。
これが、”損切り貧乏” と言われるものです。
損切りの数をこなしているので、損切りがうまくなった気で
いる状態でもあります。
でも、FXでうまくならなきゃいけないのは、
損切りではなくエントリーです。
エントリーして、含み損になると誰でも最初は
『あんなところで、エントリーしなければよかった』 と
後悔します。
さらに、含み損が膨れれば、本当に反省して、
次のエントリーは慎重になりよく考えるようになるのです。
自分なりに熟慮してエントリーしたポジションであれば、
含み損になっても仕方がないと納得できるはずです。
後悔するのであれば、エントリーする前に考えが
足りなかった証拠です。
この方法では、含み損になったとしても損失が確定するまで
には、かなりの時間がかかるはずです。
1つ目をエントリーしてなかなか、含み益にならないときは、
しばらく様子を見てから、2つ目のエントリーをすることを
おすすめします。2つ目、3つ目・・・と増やしていきくなかで
いろいろ学べると思います。
この方法は、「塩漬け」と「ナンピン」と言われる一般的には
嫌われている方法を組み合わせたものですが、
たった10万円の資金で、FXにおける重要な考え方や
メンタルコントロールが学べる機会が作れるのです。
しかも、
90円を割らない限りは、損失は発生しない方法です。
もし、仮に90円を割り込みロスカットになったとしても、
それまで時間で、「待つこと」と「様子を見ること」の
重要性は学べるはずです。
それに気がつく勉強代としては、安いものです。
FXをはじめて、すぐに資金のほとんどをたった1回のミスで
一瞬にして失う人もいるのです。それでは勉強代としては
高過ぎるし、何も学べません。
最後に、
この方法は、10万で投資をはじめる方法です。
投資とは、余剰資金でやるものです。
投資をやる余剰資金があり、はじめたいから、
まずは試しに10万円で、という方に向けての記事です。
生活が少しでも楽になるために、生活費から10万円を
もってきて行う方法ではありません。
つまり、稼ぐ方法ではなく、はじめる方法です。
10万で投資をはじめるにあたって、それをいかに有効的に
学べるように使うのかというのが目的です。
また、ある程度慣れてきたら自分なりに、
この方法をアレンジしてみてもいいと思いますが、
少額で出来ていたトレードが、金額が大きくなっても
同じように出来ると考えているのなら、
それは大間違いです。
金額が大きくなれば、それに比例してプレッシャーも
大きくなります。メンタルコントロールがより難しくなる
ということを念頭に置いてトレードすることをおすすめします。
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