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2023年08月31日

梅毒について知ろう−8.梅毒血液検査による偽陽性反応−

【生物学的偽陽性反応とは】

梅毒血清学検査のSTS検査(Serologic Test for Syphilis)は、抗カルジオリピン抗体を抗原として検査をすることから、 梅毒トレポネーマに感染していなくても陽性反応が起こることがあります、 このような現象を生物学的偽陽性反応(BFP:Biological False Positive)と呼びます。

【生物学的偽陽性反応の発生機序】

STS検査で偽陽性反応が起きる原因としては、STS検査はカルジオリピンと言うリン脂質に対する抗体を検出する為に、 リン脂質は細胞質などの成分として生物界に広く分布していることから、梅毒以外の疾患でもリン脂質に対する抗体が 産生され、反応が陽性となることがあります。

【生物学的偽陽性反応の起こる原因とは】

生物学的偽陽性反応を呈する代表的な疾患としては、膠原病、慢性肝疾患、結核やHIV感染症などがありますが、 妊婦や高齢者などでも偽陽性となることがあります。

また健康人でも常にSTS検査が偽陽性反応を引き起こす人がいますが、この場合特に何が生物学的偽陽性反応を引き起こすか ははっきりわかっていません。

【生物学的偽陽性反応を防止するには】

したがって生物学的偽陽性反応を未然に防ぐには、梅毒の確定診断にはTP(Treponema pallidum)を抗原としたTPHA法( 梅毒血球凝集反応)とFTA-ABS法(梅毒蛍光抗体吸収法)を用います。

STS検査が陽性となっても、生物学的偽陽性反応を否定しない限り直ぐには梅毒トレポネーマに感染しているとは言えません。

TP検査を実施して陽性となって初めて生物学的偽陽性反応を否定でき、梅毒トレポネーマに感染していると判断できる訳です。

要するにSTS検査が陽性となり、TP検査であるTPHAやFTA-absを実して、TP検査が陰性となる場合は生物学的偽陽性反応 ということになります。


※TP検査でも偽陽性反応はありますが、その出現頻度は非常に低いです※





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【生物学的偽陽性の発生頻度】

生物学的偽陽性の発生頻度ははっきりと分かっていません。

3年間に人間ドックで受診した14,337名中26名(0.18%)にBFPが認められたという研究報告が1993年に発表されていますが、 この数値も参考値と受け止めるべきでしょう。

血液の鉄人も16〜18歳の女性85人を検査して、性経験もなく先天性梅毒でもないにもかかわらず、STS検査が絶えず陽性となる 女性を6人(16歳2人・17歳1人・18歳3人)経験しています。

この女性達を5年間追跡調査しましたが、特に何の問題もなくBFPの起こる原因はわかりませんでした。

梅毒STS検査は、いつ何時生物学的偽陽性反応が起きても不思議はないということです。


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