2023年12月25日
7千人の移民集団が米国に向けて出発 メキシコ・タパチュラ
Escambray、2023年12月25日、Prensa Latina
クリスマスのさなか、7000人の移民からなる大集団のキャラバンがチアパス州のタパチュラを出発し、すでにきょう月曜日(12月25日)には、遠く離れた、ほぼ到達不可能な米国との国境に向けて進んでいる。
今回の新たなキャラバン出発の数時間前には、アリシア・バルセナス外務大臣と米国のアントニー・ブリンケン国務長官が率いるハイレベル会合がこの問題を取り扱うために27日水曜日に準備されているという公式発表がなされていた。
この会合予定は、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールとジョー・バイデン両大領が先週おこなった電話会談において、まさに両国の国境への移民の集結の激化によって決まったことであった。
メキシコ国旗を正面に掲げ、「貧困からの脱出」というスローガンを横断幕を掲げた外国人たちは24日、グアテマラとの国境にあるタパチュラ市のビセンテナリオ公園を出発し、チアパスの海岸沿いの道路を北に向かって歩いた。
隊列を構成するさまざまな国の外国人たちのスポークスマンは、この行進の目的のなかには、両国の会合がこれまでのように儀礼的なものにならないように、また米国が危機を解決するための信用できる返答をするように、圧力をかけることなどがある、と認めた。
行進参加者たちは、バイデンが、自身の過去の対策に反対している人びとから圧力をかけられたままであり、ウクライナへの軍事および資金援助を増やすという彼の申し出を議会で支持してもらう代わりに、移民やメキシコに対する姿勢を厳しくするよう求められている、と非難している。
タパチュラに集まった外国人たちは、絶望の行動として行進を決意した、と語り、その理由を、移民局や難民支援委員会(COMAR)との移民手続きの返答を待って数か月立ったからである、と述べた。
市民保護局の情報筋は、行進には最大1万人が参加していると報告したが、行進に同行している「人間の尊厳センター」は7千人以上と推定している。
行進には、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、ブラジル、コロンビア、ペルー、ベネズエラ、エクアドル、キューバ、ハイチ、ドミニカ共和国、パキスタン、バングラディシュ、中国、インドなどからの移民がいる、とチアパスのメディアは報じている。
Masiva caravana migratoria inicia marcha desde Tapachula en plena Navidad
https://www.escambray.cu/2023/masiva-caravana-migratoria-inicia-marcha-desde-tapachula-en-plena-navidad/