2023年09月25日
キューバ共和国外務省声明 在米キューバ大使館へのテロ攻撃を糾弾
Cubadebate、2023年9月25日、キューバ外務省
2023年9月24日夕刻、在米キューバ大使館の施設に対するテロ攻撃が発生した。何者かが歩道から火炎瓶2本を施設の外周フェンス越しに投げ込み、大使館の正面壁に衝突した。大使館館内にいた職員に被害はなかった。キューバ大使館の要請により、米国シークレットサービスの職員が大使館施設に赴き、施設内に立ち入り、行われた暴力行為を確認した。
反キューバグループは、キューバに対する憎悪の道徳的破綻と、自分たちが享受していると信じている刑罰の免除によって、テロリズムに訴える。定期的にキューバ大使館と米国 国務省との間で交わされる公式の意見交換の中で、暴力行為に対する米国の法の執行機関の寛容な振る舞いが、このような性質の行為の実行を奨励する可能性があると警告されてきた。
これは2020年4月以来、ワシントンのキューバ大使館に対する2度目の暴力攻撃である。 当日の夕方、キューバ出身の人物が、米国の首都の通りの真ん中に立ち、アサルトライフ ルを使って、建物に30発の弾丸を撃ち込んだ。幸いなことに、この時も建物内の館員に負傷者は出なかったが、かなりの物的被害が出た。
あれから3年、事件の犯人はまだ裁判を待っており、米国政府はこの事件をテロ行為として断定することを拒否している。
外交関係に関するウィーン条約は、受入国である米国の特別な義務として、外交敷地を侵入や損害から保護し、外交施設の平穏を乱したり、尊厳を侵害したりしないよう、あらゆる適切な措置を講じることを定めている。
キューバ共和国外務省はこのテロ行為を非難し、こうした事件の再発防止のため、米国政府が外交関係に関するウィーン条約に従って行動することを要望する。
また、キューバ大使館やワシントンにある他の国の大使館へのこの種の脅迫に対する米国政府の態度に関して送られているメッセージについて、改めて警告する。
また、米国政府のテロリズム対策へのコミットメントが二重基準を用いていることにも警告を発する。
(キューバ共和国外務省)
キューバTV(2023年9月25日)
Ministerio de Relaciones Exteriores condena ataque terrorista contra la embajada de Cuba en EEUU
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/09/25/ministerio-de-relaciones-exteriores-condena-ataque-terrorista-contra-la-embajada-de-cuba-en-ee-uu/
ブルーノ・ロドリゲス外相 在米キューバ大使館へのテロ攻撃を糾弾
ワシントンのキューバ大使館
Radio Habana Cuba、2023年9月25日、PL
キューバのブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相は自身のXアカウントで、この日曜日の夜、在米キューバ大使館に対して行われたテロ攻撃を糾弾した。
ロドリゲス外相はXで次のように書いた。「9月24日の夜、在米キューバ大使館は、火炎瓶2発を投げつけた人物によるテロの標的となった。職員に被害はなかった。詳細が調査されている。これはワシントンのキューバ大使館に対する2度目の暴力攻撃である。」
この不幸な事件が発生したあと、国際社会はすでにこの事件を非難し始めており、キューバ国民との連帯を表明している。
2020年4月、何者かがワシントンのキューバ大使館に発砲し、建物に物的損害を与えた。
公式データによれば、1959年1月のキューバ革命勝利以来、キューバの外交公館に対して少なくとも581件の国家テロ行為が行われている。
キューバTV(2023年9月25日)
Cuba denuncia ataque terrorista contra su embajada en EEUU
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/334984-cuba-denuncia-ataque-terrorista-contra-su-embajada-en-eeuu