2017年07月05日
キューバ代表打撃コーチ、ビクトル・メサ インタビュー 野球でいちばん複雑なのが打撃だ
Juventud Rebelde、2017年7月5日、Julieta García Ríos 記者
米国ノースカロライナに向かうキューバ代表チームの選手たちが、カンナム・リーグでもっともすぐれた数字を残したのは、打撃面だった。全21試合で16敗したにもかかわらず、チーム全体では224安打(5二塁打、3三塁打、5本塁打)を放った。
しかし当地ノースカロライナでは状況が変わった。米国大学選抜とのはじめの2試合でチーム全体が放った安打はたったの8本だった。これでは明らかに勝利はない。
この状況の原因を知るために本紙は、キューバ代表チームの打撃コーチであるビクトル・メサに話を聞いた。
「今回の選手たちは大リーグの投手と対戦したことがない。米国代表チームはとても高いレベルの19歳から20歳の若者たちで、すぐれた武器を持っている。すべての選手が90マイル以上で投げ、その速さで打者の弱い危険なコースに投げてくる。」、とインドゥストゥリアレスの新監督でもあるメサは話した。彼は野球は娯楽であり楽しみであると信じている。
「強烈な投球がほとんど顔をかすめる、しかし、いい投球ならデッドボールにならない。打者は気を使い、準備する。顔や頭への死球は避けたい。こうして自身の投球で打者をコントロールし、そのあと外角のスライダーを放る」
‐ そのときどうしますか。
「バッターボックスに入り、来た球を打つ。」
- はじめの2戦では、経験豊かな打者たちが合計8本の安打を打っただけでした。ラウル・ゴンサーレス4本、ヨスバニ・アラルコン、ヨルダニス・サモン、オルベル・ペーニャ、フアン・カルロス・トリエンテ各1本。ビクトル・ビクトル・メサやヨエルキス・セスペデスたち有望な若手選手はどうしたんでしょうか。
「彼らはキューバ国内でこれほど早い投球に慣れていない。ここでは最終回でも90マイルを投げてくる。」
「92マイルの速球をミートするのは非常に難しい。若い打者はさらに手こずる。本来、野球のなかでもっとも複雑なものが打撃なんだ。習得しなければならないことは多いが、心配はいらない、彼らはヒットを打つよ」
「ビクトル・ビクトル・メサ、ヨエルキス・セスペデス、ノレル・ゴンサーレスは、現在のキューバ野球の基準に達している若者たちだ。」
- 18敗という戦績は、勝たないといけないというプレッシャーを増やしますか。影響はありますか。
「われわれは適合しないといけない。しかし現時点では解決できないこともある。今回のカンナム・リーグと米国との対抗戦での経験を活かすために、ハバナでコミッショナーとの会合がある。目的は2020年東京五輪への見通しを立てることだ。われわれが収穫を得るべき場所は東京五輪だ。」
- 米国との対抗戦は経験を得るためですよね・・・
「その通り、五輪シーズンの一環だ。しかしそれはまだ終わっていない。選手たちはまだまだやる気があり、練習を重ねている。」
Víctor Mesa: lo más complicado es batear
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2017-07-05/victor-mesa-lo-mas-complicado-es-batear/
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