2024年03月23日
アルフレド・デスパイネ キューバ野球のレジェンド
アルフレド・デスパイネ
Prensa Latina、2024年3月23日、Boris Luis Cabrera Acosta記者
グランマの強打者アルフレド・デスパイネは、世界のあらゆるリーグにおける現役のキューバ出身の選手として、最多の本塁打数を誇っている。
先の木曜日のオルギン戦で走者2人を置いて本塁打を放ち、チームの12対2でのコールド勝ちに貢献した愛称「カバージョ・デ・ロス・カバジェーロス」(馬のなかの馬)は、これで自身キャリア通算461本目に到達した。
これはまたキューバ野球リーグでの16シーズンにおける269本目にあたり、今季はホームランダービートップに立つ6本を放っている。キューバリーグでは2012年に36本塁打という歴史的記録を達成している。
デスパイネは日本リーグでの10シーズンでは、千葉ロッテマリーンズで54本塁打、ソフトバンクホークスで130本塁打を記録し、ソフトバンクではリーグ4連覇を果たし、本塁打王と打点王を獲得している。
日本リーグに行く前には、メキシカンリーグのピラータス・デ・カンペチェと契約し、2013-2014年シーズンに13本塁打を記録している。
デスパイネは、公式シーズンで放った通算本塁打数では史上4位のキューバ出身選手であり、元大リーガーのラファエル・パルメイロ(569本)、オレステス・キンデラン(487本)、引退した元大リーガーのホセ・カンセコ(462本)に続く。
37歳のデスパイネは、本塁打率14.92のほか、2112安打、1468打点、28シーズンでの通算打率.307という数字を誇っている。
これらの数字はキューバ代表チームでの国際舞台の活躍は含めておらず、国際大会では、2015年のカリビアンシリーズ、2014年の中米カリブ選手権、2010年のインターコンチネンタルカップを制している。
また、2008年の北京五輪銀メダル、2007年と2009年のワールドカップ2個の銀メダル、2011年と2015年の大陸大会2個の銅メダル、2023年WBCでの4位を獲得しており、WBCには4回出場し、10本塁打を放っている。
打席に立つアルフレド・デスパイネは、もしかしたら170cmの身長と肥満によって印象に残らないかもしれないが、野球における彼の歴史と伝説的立ち位置をわかっている人間であれば、ストライクゾーンに球を投げるまえにそのことをよくよく考えることであろう。
アルフレド・デスパイネ、今季初の本塁打(2024年3月9日)
Una leyenda del béisbol cubano llamada Alfredo Despaigne
https://www.prensa-latina.cu/2024/03/23/una-leyenda-del-beisbol-cubano-llamado-alfredo-despaigne/
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