2024年03月08日
イベッテ・セペダ キューバ人女性へのメッセージ
イベッテ・セペダ
Radio Rebelde、2024年3月8日
国際女性デーを記念して、その唯一の声と、その溢れるばかりの情熱とで、聴衆の心をつかんできた、一人の才能あるアーティストによるキューバ音楽の活気ある世界に触れていこう。
その比類なき才能と、芸術的表現との使命により、著名なキューバ人女性歌手であるイベッテ・セペダは、音楽産業における女性の役割についての見方や、情熱的歌手としての自身の体験を、われわれに話してくれた。
イベッテ、女性の日にどういうメッセージをキューバ人女性に伝えたいですか。
そうね、とても大きく、とても素敵な問いね。キューバ人女性へのメッセージ・・・善きことをなすことは、とても大きな満足をわれわれに与えてくれ、役に立っていると感じさせてくれるわ、たとえそれがわずかなことであってもね。だからそれが伝えたいことかな、善きことをなすこと、悪に染まらないこと。女性というものは、実際は優しさの創造物だけど、とても強くなれるでしょ。それがわたしたちに刻まれて、自分たちを傷つける形で使われてしまう。でもわれわれが善きことをなすなら、女性は咲いた花のようになれるのよ。
イベッテ、あなたはキューバ音楽の指標として、現在の音楽界における女性の活躍の発展や、自身の役割についてどのように見ていますか。
そうね、とても興味ある歌い手はつねにいたし、最近は私のようにさまざまなジャンルを横断する多くの歌い手に出会うことができるわ。私はある特定のいかなるジャンルにもとらわれたくなかった歌手なの、つまり伝えたいメッセージとしては、ドレスを着替えるということね。きょうはたとえばボレロ、明日はダンソン、あさってはポップなバラードかもしれないし、サルサかも、あるいはグアグアンコーやコンガかもしれない。歌い手がまだまだ必要なの。いま私たちに本当に求められている責任を持って歌い続けること。なにか大事なことがあるとしたらそれね。文化を使って、作り出し、見本を示し、改善していくこと。それが重要だわ。
失敗はあなたの人生をどのように形成しましたか。あなたが学んだもっとも重要な教訓は何ですか。
失敗の道を歩んできたけれども、とても大事な何かを学んでもきたわ。神のことば、それは光です。神はこう言われた。「あらゆることが私たちを正しく助ける」。あなたが失敗に向かっているとき、大きな勝利に出会える。たとえば私は17年間授業をしてきたあと、もう学校に向かうための声も、力も、元気も、モチベーションも見つからないという、とんでもないどん底にいると感じたの。というのは声がかすれてしまい、この距離では学生が私の声を聞こえなかったから。2〜3年の沈黙のあと、おかげさまで、私の声は回復し、決して外に出たがらなかった歌手のドアをある友人がノックしたの、「ねえ、コンサートに一緒に行こうよ」。それで今日まで私は歌っているわ。
「ラ・ロサ・デ・ヘリコ」は、キリスト教の歌のレコードですか。
キリスト教のレコードとは思っていないけれど、実を言うと、この歌にあるひとつひとつの言葉が神の言葉にインスパイアされているということを確信することなしには、このレコード制作に足を踏み出さなかったの。
現在取り組んでいるプロジェクトは何ですか。
頭のなかでは3つぐらいのレコーディングについて考えてるわ。でも少しずつ進むわ、もし何かあればね。わたしはある世代に向けては歌わないし、複数の聴衆を望んでいないし、キリスト教徒の人びとのためだけにも歌わない。わたしはすべての人に向けて歌うの。愛は人のえり好みはしないし選ばない、愛はすべての人に向けたものだから。
このインタビューのラジオ音声は下記より。
La Rosa de Jericó - Ivette Cepeda (Official Audio)
Ivette Cepeda: voz de la mujer cubana
https://www.radiorebelde.cu/ivette-cepeda-voz-de-la-mujer-cubana-08032024/
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