2023年12月31日
12月の米国・メキシコ国境での不法移民逮捕者 過去最多の22万5千人に上る
米国とメキシコの国境
Cubadebate、2023年12月31日、Prensa Latina
米国境警備当局は、米国とメキシコの国境において、きょう(12月31日)で終わる今月のみで、22万5千を超える移民を逮捕した。これは2000年以降、30日間での最多の数である。
米国土安全保障省の統計によると、12月1日から28日のあいだ、国境警備隊は、米国領土入国を阻止するために、これらの数の移民を拘束した。
当局は、それらの数が減り始めたここ数日前まで、一日に1万人以上の横断に対応していた。
一方、米移民関税局は、2023会計年度に14万2千人を超える不法移民を強制送還した。この数は前年度のほぼ2倍にあたる。
2022年10月1日から2023年9月30日までの不法移民の送還者数は、14万2580人に上り、これは2022会計年度(7万2177人)のほぼ2倍にあたる、と同局は指摘した。
およそ1万8千人が親と子どもであり、これは家族として移動していた未成年も含むが、2020会計年度にドナルド・トランプ政権のもと送還された1万4400人を上回った。
今回の報告のデータでは、新型コロナウイルスが引き起こした緊急保健事態で導入され、国境からの迅速な本国送還を可能とした措置「タイトル42」における6万2545人の強制送還も取り上げられている。
物議を醸したタイトル42は今年5月に解除されたが、2022会計年度にはこの条項に基づいて6576件の退去命令が出されている。
今回の移民危機のため、ジョー・バイデン大統領により派遣されたアントニー・ブリンケン国務長官を筆頭とする代表団が今週、メキシコに渡航し、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領と会合した。両者は会談を「生産的」と評価した。
国境警備は、2024年のバイデンにとって弱点であり続けているが、今月は、議会共和党の強い要求により、ウクライナへの軍事援助の追加申請への支持と引き換えに移民協定を目指す取引で注目を浴びた。しかし、その交渉は、クリスマスと新年の休会で中断されたが、おそらくは1月8日に議員たちが国会議事堂にもどってから再開される見込みである。
2024年に向けた共和党大統領候補者の世論調査での最有力候補であるドナルド・トランプ前大統領は、その直近の発言で、自身の反移民的言辞を強めた。
移民たちはこの国の「血を汚している」とトランプは直近の会見で発言し、2025年1月にホワイトハウスに戻ったら大規模な強制送還をおこなうことを公約した。
Ascienden a 225 000 las detenciones de migrantes en la frontera EEUU-México en diciembre
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/12/31/ascienden-a-225-000-las-detenciones-de-migrantes-en-frontera-eeuu-mexico-en-diciembre/
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