2024年01月02日
リバン・モイネロとエルリィ・カサノバ キューバ野球エリートリーグ準決勝に準備万端
リバン・モイネロ(左)とコーチのコルティーナ
Cubadebate、2024年1月2日、Angélica Arce Montero記者
ピナール・デル・リオのリバン・モイネロとエルリィ・カサノバ両投手は、1月6日から始まる第二回キューバ野球エリートリーグの準決勝でのアルテミサチームの補強として準備ができている。
日本でのシーズン中に利き腕の肘の負傷により手術を受けたあと、モイネロは16週間、ホセ・マヌエル・コルティーナ投手コーチとともに自身のリハビリに取り組んだ。
「完璧な状態にあると感じている。すでに70%か80%くらいの状態にある。ここ数か月の間、カピタン・サンルイス球場球場でコルティーナ先生と厳しいトレーニングをおこなってきた。」、とモイネロは説明した。
ピナール・デル・リオ出身の28歳モイネロは、クーバデバテに対して、アルテミサでプレーすることの理由を語った。「日本での負傷のため1か月以上ここでリハビリをおこなっていたとき、アルテミサの選手たちに言ったんだ。このままうまくいけばキューバで4〜5試合、彼らと一緒に投げたいとね。これは私の状態の進捗をあらわすだろうし、今年は彼らを王者にするために全力を出す」。
投手コーチのホセ・マヌエル・コルティーナはモイネロの屈筋と伸筋の強化に取り組んだ、「なぜなら長い期間投げていなかったから。そして大いに我慢しながら少しずつ腕の瞬発力を増やしていった」、と73歳のコーチは述べた。
コリティーナはクーバデバテに対し、肉体面だけでなく、「もっとも重要で難しい」精神面も重視した、と説明した。リバンはブルペンで80球投げられるようになった。プレーオフではおよそ25球を投げる予定である。これは日本プロリーグでいつも投げていた投球数の30%である。
「しかしこうやって1日か2日か休養しながら投げることができる。安定性を失うことはない」、とピナール・デル・リオのコルティーナ投手コーチは強調した。コルティーナは腕の回復の取り組みで著名であり、最近もAFIDE国際大会で生涯業績賞を受賞した。
コーチはさらに、モイネロは今、かつてのスピード(94〜96マイル/時)は持っていないが、それは「当たり前のことだ。5か月間投げていなかったのだから。トレーニングし、打者と対戦するにつれて伸びてくるだろう」、とつけくわえた。
コルティーナコーチによると、モイネロは25球でユリエスキ・ゴンサーレス監督率いるチームが彼を必要とする8〜9イニング目に投げることができる。「われわれは彼を点検したが、とてもよい状態だ。アルテミサチームの大きな助けとなるためのすべてを備えている」、とコルティーナは締めくくった。
一方右腕エルリィ・カサノバは、年末のあいだもコルティーナとリハビリに取り組んでいたが、同様にプレーオフに向けて順調な状態にある、と語った。
「別のインタビューでも話したとおり、アルテミサではとてもよく歓迎され、キューバリーグでの100勝も達成できた。とても気分がいい。ファンのみんなには、われわれの最高の姿を期待するよう伝えたい」。
「モイネロの加入によりスタッフが一丸となり、これがアルテミサチームの勝利に向けたプラスになるだろう」、と語ったカサノバは、今回のリーグでホームチームとしてのみ活動し、防御率1.25、whip1.08、22奪三振、10四球という成績で、キューバ投手陣最高の投手の一人として認められている。
エルリィ・カサノバ
キューバTV(2023年12月)
クーバデバテ リバン・モイネロ インタビュー(2024年1月4日)
クーバデバテ エルリィ・カサノバ インタビュー(2024年1月4日)
Listos lanzadores pinareños Liván Moinelo y Erly Casanova para semifinal de Liga Élite (+Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/01/02/listos-lanzadores-pinarenos-livan-moinelo-y-erly-casanova-para-semifinal-de-liga-elite-video/
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