2020年03月18日
キューバ 国内で初の死者 イタリア人男性旅行者61歳が合併症で死亡 感染確認は10人に 新型コロナウイルス感染
Radio Rebelde、2020年3月18日
3月18日未明、ペドロ・コウリ熱帯医学研究所の集中治療室に入院中で危篤状態にあった、61歳のイタリア人男性患者が死亡した。
直接治療にあたっていた集中治療室チームや、フォローアップを続けていた公衆保健省の専門家グループによる努力にもかかわらず、今回の感染症から生じた合併症によって死亡した。起きたことに深い哀悼の意を表し、ご遺族やご友人に謹んでお悔やみを申し上げる。
他方、3月17日の夜、ビジャ・クララ県衛生疫学センターの分子生物学研究所によって、3件の新型コロナウイルス感染があらたに確認された。これで国内10件目となる。
今回の3件の一例目は、ビジャ・クララ県サンタ・クララ市居住のキューバ人男性25歳である。今年3月8日にスペインのマドリードからキューバに入国した。3月14日に症状が始まり、その翌日にファミリードクター診療所に通院し、サンタ・クララ市のマヌエル・ピティ・ファハルド病院に搬送され入院した。同院では隔離が維持され、現在まで良好な回復を見せている。実施された集中コントロールで検出された5人の接触者は、全員隔離され、無発症である。
二例目はビジャ・クララ県サンタ・クララ市居住のキューバ人女性67歳である。今年3月11日に、米国ニュージャージーからキューバに入国した。3月12日に症状が始まり、3月16日にファミリードクター診療所に通院した。感染の疑いがあると診断され、同県のマヌエル・ピティ・ファハルド病院に搬送され入院した。隔離が維持され、現在まで良好な回復を見せている。実施された集中コントロールで検出された5人の接触者は、全員隔離され、無発症である。
三例目は、今年の3月8日に米国カリフォルニアからキューバに入国した、米国人男性77歳である。サンクティ・スピリトゥス県トリニダに滞在中の3月14日に呼吸器症状が始まり、ツアーグループの運送業者とガイドによって特定された。3月15日未明に同市の国際クリニックに移送され、感染が疑わしいと診断され、ビジャ・クララ県の隔離センターに移送され入院した。実施された集中コントロールで検出された10人の接触者は、全員隔離され、無発症である。現在まで良好な回復を続けている。
(公衆保健省 )
キューバでの新型コロナウイルス感染状況2020年3月18日午前8時現在
感染者10人、感染の疑い389人(入院中の患者)
キューバTV(2020年3月18日)
Se confirman nuevos casos de COVID-19, fallece paciente italiano en estado crítico
http://www.radiorebelde.cu/noticia/se-confirman-nuevos-casos-covid-19-fallece-paciente-italiano-estado-criti-20200318/
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