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2019年12月12日

フレデリク・セペダ キューバリーグで健在を示し続ける 本塁打・出塁率でトップ

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フレデリク・セペダ

CUBAHORA、2019年12月12日、Norland Rosendo記者

あと数か月で40歳となる彼は、キューバ野球が依然自身のレベルより下にあることを示し続けている...

39歳のフレデリク・セペダはキューバ投手陣に敬意あるいは恐れを抱かせる選手であり続けている。利き腕の左打席に、あるいは右打席に立つ彼に対して、投手陣は非常に慎重に投げ、繊細な制球を心がけようとするが、彼は鷲のような選球眼で見極める。キューバ野球史上、セペダほど四球で出塁した者は誰もいない(1710四球)。ムニョスも、リナレスも、キンデランも、エンリケ・ディアスも、パレも、誰もかなわない。

現在もこれは例外ではなく、二次ラウンドでは獲得した四球数が一番多い選手ではないとしても、シーズン全体で最も四球数が多い(78四球に加えて23敬遠)選手であり、最高の出塁率(.536)を誇っている。これは自身の打率のほぼ倍である。この数字は長年の彼の打席での忍耐力と規律をはっきり物語っている。

今季出塁率が5割を超えているのは2選手のみである。セペダと、シエンフエゴスのパベル・ケサダ(.505)だ。彼らは自身のヒッティングゾーンで打ちやすい投球を待つ術を知っている。しかしまた彼らは、キューバリーグがコントロールに乏しいリーグであり(コマンドについてはどういうべきか)、投球のひじょうに多くの割合がストライクではなく、投手陣は多くの場合打者の弱点を知らないためその苦手なゾーンをあまり攻めない、ということがわかっている。

いまは情報の時代で、データを分析し、野球の試合はプレーボールの前に多くのことが始まっているということを理解すべき時代である。それはコンピュータの前で始まる。もしかしたらセペダとパベルはこのテクノロジーに頼っていないかもしれない。なぜならキューバリーグは予測可能なリーグだから。何も新しくなく、誰も新しくない。

打率を見ているだけの人たちがいる一方で、ヨルダニス・サモンが規定打席数に到達しキャリア初の打撃タイトルを獲得することが期待されている。詳しい人たちは出塁率にも注目している。むしろ打席に立つ選手の状態をよりよく明らかにするこの指標により注目している。この指標は選手に期待できることや頼めることを教えてくれる。

セペダはキューバでは投手陣に打ち勝っている。そして、今のところ、キューバ野球が本質的に同じものである限り、これを止める気配はない。セペダは22年前にデビューして以降、.470を超える出塁率を示しており、これを上回っているのはオマール・リナレス(.487)しかいない。

しかしセペダは四球を受けるためだけに打席に立っているわけではない。彼は本塁打部門のリーダーでもある。最終試合まで続くかもしれない争いにおいて、二次ラウンドでインドゥストゥリアレスのユニフォームを着ているセペダは15本塁打を放ち、エディルセ・シルバとホルヘ・ルイス・ペニャを1本リードしている。

それはすごい数字というわけではない。おそらく誰も20本に達しないかもしれない。このあとを、ユスニエル・イバニェス(シエンフエゴス)が13本、エリスベル・アルエバルエナ(マタンサス)、ヤスニエル・ゴンサーレス(マヤベケ-シエンフエゴス)、ルデンス・サンチェス(サンティアゴ・デ・クーバ)の3選手が12本で続いており、ヨルダニス・シモン(インドゥストゥリアレス)、ヤシエル・サントーヤ(マタンサス)、ヨルダニス・アラルコン(ラス・トゥナス)が11本、ルイス・ゴンサーレス(カマグエイ)、ダネル・カストロ(ラス・トゥナス)が10本で続いている。彼らのうち、ヤスニエル・ゴンサーレス(.444)とサントーヤ(.430)だけが出塁率のトップテンにも位置している。

セペダはキューバリーグでのキャリアで312本塁打を記録しており、もう1本打てばリーグ史上6位のルイス・ヒラルド・カサノバに並ぶことになる。

まともに考えれば誰も、セペダのような、そこに投げなければスイングをせず、そこに投げれば頻繁に打ち勝つ選手と対決したいわけがない。

2020年の3月か4月に五輪出場権を目指す次期キューバ代表チームにあなたは彼を選ばないだろうか。

キューバリーグ今季出塁率ベスト5

1、フレデリク・セペダ、.536

2、パベル・ケサダ、 .505

3、セサル・プリエト、 .456

4、ジョスバニ・ペルニャルベル、 .454

5、アレクサンデル・アヤラ、 .454

キューバリーグ通算出塁率ベスト5

1、オマール・リナレス、 .487

2、フレデリク・セペダ、 .478

3、ホセ・D・アブレウ、.457

4、ミチェル・エンリケス、 .456

5、アルフレド・デスパイネ、 .454

キューバリーグ通算四球数ベスト5

1、フレデリク・セペダ、1710

2、アントニオ・パチェコ、1556

3、エンリケ・ディアス、1441

4、オマール・リナレス、1327

5、ハビエル・メンデス、1244

*セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル(キューバ野球リーグ):キューバでの野球の一軍アマチュア大会。キューバ革命勝利の際、プロリーグのリガ・クバーナ・デ・ベイスボルを廃止して創設された。各県およびイスラ・デ・ラ・フベントゥ特別区を代表する16チームが参加。毎年おこなわれている。

*フレデリク・セペダ・クルース:サンクティ・スピリトゥス出身、1980年4月8日生、スイッチヒッターの外野手、キューバリーグのサンクティ・スピリトゥスチームおよび国際大会でキューバ代表チームメンバーとしてプレー。2004年アテネ五輪王者。キューバスポーツ殿堂選手。


インドゥストゥリアレス対ラス・トゥナス(2019年12月9日)*セペダ本塁打打席で開始設定済み

Frederich Cepeda: El talismán Azul que canta como un gallo
https://www.cubahora.cu/deporte/frederich-cepeda-el-talisman-azul-que-canta-como-un-gallo




posted by vivacuba at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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