2016年08月23日
ホセ・アドリス・ガルシア フランスで亡命か 日本からの帰国途中
El Nuevo Herald 2016年8月21日付 Jorge Ebro記者
近年最高のキューバ野球選手のひとり、フランスで亡命
このシエゴ・デ・アビラの野球選手は、もっともすぐれた選手のひとりである。
多くの人たちにとってYulieski Gurrielが去ったあとの最重要のキューバ野球選手だったJosé Adolis Garcíaは、母国には戻らず、米国を目指すための確実な第三国に滞在すると思われる。
情報によると、José Adolis Garcíaは、日本を発ち、キューバへの帰国の途についたが、フランスでのトランジットのあいだに姿を消し、ハバナに土曜日(8月21日)の午後3時に到着予定の飛行機に搭乗しなかった。
このシエゴ・デ・アビラの外野手の行き先は不明である。彼は読売巨人の二軍で28試合に出場し、打率.234の成績を残したあと、思いがけない形で解雇されていた。
この23歳の有望選手は、一軍では6回しか打席にたてなかった。
(*ブログ子注:実際は7回)
Garcíaが今年4月20日に読売と9万1千ドルを超える契約をした際、専門家たちは、Garcíaがすぐに成長し、Alfredo Despaigne(現在日本リーグのスペイン語圏出身選手で最高の選手とみなされている)やGurrielといったその自らの才能でのしあがってきた同国人選手たちの後に続くだろうと考えていた。
ただし、Frederich Cepedaのように、物足りない成績で終わった選手たちもいた。
Garcíaのそのささやかな成績にもかかわらず、読売による解雇という措置は、その真意について大きな反響を巻き起こした。読売のGMは「彼にはポテンシャルを感じない」とためらいなく発言したのだった。
大リーグ・アトランタのAdonis Garcíaの実弟であるJosé Adolisは、今年3月22日のタンパベイレイズとの試合では2安打を放ち、また国内リーグ5年のキャリアで通算3割以上をマークしている。昨シーズン第55期には、シーズンMVPに選ばれている。
本紙が取材した複数のスカウト陣の評価は、日本での成績がどうであれ、彼が大リーグを目指す決断をするのであれば、将来における重要性は失っていない、という点で一致している。
- 成功するためのさまざまな要素を併せ持った野球選手である。- と匿名の代理人は語った。 - 確かに素材を確固なものに磨く必要はある。しかしマイナーで良い指導にあえば問題ない。間違いなくメジャーリーガーの素質だ。-
一般にヨーロッパは、亡命キューバ人野球選手にとって最良の行き場所ではない。しかし数年前には、Odrisamer DespaigneやAroldis Chapmanなどがオランダ・ロッテルダムでのトーナメント参加時に亡命したケースがある。
失踪が確認されれば、Garcíaの次の展開は、何の制約のない自由契約選手となるよう手助けをし契約交渉をする代理人業者と接触することだろう。
Desaparece en Francia uno de los mejores peloteros cubanos de los últimos años
http://www.elnuevoherald.com/deportes/beisbol/article97083732.html
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