2018年09月20日
ヨスバニ・アラルコン 打率・本塁打ほか打撃4部門でトップに立つ
ヨスバニ・アラルコン
Juventud Rebelde、2018年9月20日、Norland Rosendo記者
リーグの二次ラウンド進出を巡る争いに休みがなければ、打撃タイトルを目指す選手たちにも休戦はない。昨日(9月19日)の試合前の段階で.400を超えていたのは4選手で、ラティーノアメリカーノ球場ではそのうちの2人、ヨスバニ・アラルコンとスタイレル・エルナンデスが打ち合った。
ラス・トゥナスのアラルコンは今週水曜日(9月19日)、打率.440、出塁率.533、OPS1.322と打率3部門でトップに立った。さらに本塁打部門でも、寡黙だが滅法打ちまくるマヤベケの若き選手ペドロ・レオンを1本上回る10本を放ちリーダーである。
アラルコンはバッターボックスに向かうと、ときにはやりすぎなぐらいに戦闘的になり、ヒットを目指す。アラルコンは早打ちするキューバ選手の1人である。「野球研究グループ」の調査によると、キューバリーグでは1打席平均3.05球、国際大会では2.78球となっており、ともに平均を下回っており、打席の半分近くで初球を打っている。
しかしラス・トゥナスおよびキューバ代表の正捕手は、それは問題ではないとみなしている。「選手それぞれが試合における動き方を持っている。私は積極的な打者だ。つねに困難さを少し改善するようには努めている。しかしそれがここでも海外でもよい結果を私にもたらした形であり、変えるつもりはない。私はそういう選手で、それが私のスタイルなんだ。私はいつもボールをしっかりミートしにいく。打撃はとても難しいもので、私は本塁打は狙わない。ただよいヒットが生むことだけ考えている」
彼のすぐれた成績は、今季だけでなく、キャリアを通じてのものであり(13シーズンで打率.321、OPS907、本塁打115本)、とても強力なスイングをし、それがボールを強くミートすることを可能にする。しかし注意すべきなことは、すべてが研究され、サイバーメトリックスの分析を受けているこの時代、彼に対するはじめの数球が彼の強大なパワーを削ぐために、変化球になり、ストライクゾーン外に放られる可能性が高いことだ。
アラルコンは今季パナマで契約しプレーしたが、そこではキューバ選手とは異なる投手と対戦した。「向こうの投手陣は変化球をたくさん投げ、制球がすぐれている。大きな経験だった」、と語る。
いまだに昨季プレーオフ決勝第七戦最終回でのプレーが思い起こされる。チームが同点を目指していたとき、アラルコンは盗塁を狙って驚かせた。これは1週間にわたってスポーツ界の話題となった。
あの日曜日の午後に戻ってみよう。「私は王者にならなかったことでは苦しんだが、あのプレーには苦しんでいない。なぜならあれはほかの場合と何も変わらない、うまくいかなかった盗塁だったからだ。多くのひとはあれを別のものと見て、私が間違ったと意見している。しかし私はあれをそのようには見ていない」
このたくましいスラッガーにとって、あれはすでに過去の歴史である。いま彼は言う。ラス・トゥナスがふたたび決勝に進出し、そこで勝つために、日々の試合に集中している、と。
Yo solo salgo a pegarle fuerte a la pelota
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2018-09-20/yo-solo-salgo-a-pegarle-fuerte-a-la-pelota
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