2018年05月24日
アングラーダとタバーレスの二頭体制を インドゥストゥリアレス新監督人事
左より、ビセンテ・アングラーダとカルロス・タバーレス
Juventud Rebelde、2018年5月24日、Norland Rosendo記者
インドゥストゥリアレスの監督を退く発表をしたビクトル・メサの後継をめぐる当初の候補者リストが少しずつ整理されてきた。はじめは多くの名前が挙がったが、いまはもう少ない。というより、戦略的プレーにおいて2人、将来を考えれば1人だけだ。
正式にはまだ何も発表されていないし、このほかにも名前が挙がっている者もいるが、本紙は、信頼できる複数の情報源から、インドゥストゥリアレスの次期監督はレイ・ビセンテ・アングラーダ、または、カルロス・タバーレスの可能性があることを知らされた。2人のうちの1人、ということになるが、私は、今回の監督選考の解決は、多数の意見を尊重した上でのちょっとした変更にあるのではと思っている。つまり、「または」を「と」に変更する形だ。
数時間前に私はこの両者と直接話した。かつて3度のリーグ制覇とファンの熱狂的拍手という可能な限りの栄誉を得て退任した席への復帰は望まないと公式に発言したことのあるレイは、球団幹部との対話を待っているところだ。
チームのファンがこれほど望んでいる監督復帰を引きうける予定は計画になかった、と私に語ったレイだったが、他でのインタビューのようにそれを否定もしなかった。「もし引き受けるなら1年限りになるだろう」、と彼は言った。私はタバーレスとの可能な連携について彼に質問した。かつて彼がチームを率いていたとき主将だったタバーレスが今度は彼の後を継ぐ準備をするために。すると彼は躊躇せず答えた。「とてもいいアイデアだ。気に入った。」
もう一度インドゥストゥリアレスのユニフォームを着るという考えはその家族にとっては身の毛がよだち神経が逆なでされることだが、レイ・アングラーダは、合意形成が得られる候補者だ。彼が検討しているという噂が流れただけで、巷では確認のために走りまわる人びとがいる。
昨日までの同志たちを率いる意欲を示し続けているタバーレスは、もしアングラーダが選ばれるなら躊躇することなくコーチ陣に加えてもらうよう彼に電話する、と私に語ってくれた。「彼と私は表情を見るだけですぐに理解しあえるんだ。彼となら私は手伝えるし多くのことを学べる。」
それなら待とう。沈黙が適切なものになり、「交渉」がただインドゥストゥリアレスにとってだけでなく、キューバ野球にとってさえ、最良のものに基づくように。
キューバ野球リーグ史上最高の監督の一人であるアングラーダが復帰し、指導者としてもすぐれた結果を残す能力を十分に持つ男と二頭体制を組むことは、賢明な選択だ。学習の段階を絶ってしまうと望ましくない跡を残すものであるし、スター選手が適切に形成されないと、その能力にもかかわらず、その後指導者として輝かない、という過ちを確認する例はままある。全員がロヘル・マチャドではないのだ。
キューバ野球に必要なことはたくさんあるが、このチームの指導部におけるベテランと若手の混合もそのひとつである。アングラーダとタバーレスの連携は、来季ビジャ・クララのエドゥアルド・パレ監督デビューとともに、希望を生み出すだろう。いつの日かアルフォンソ・ウルキオラの復帰もあるかもわからない。
Anglada y Tabares aceptarían trabajar juntos
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2018-05-24/anglada-y-tabares-aceptarian-trabajar-juntos
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