2017年12月11日
「ミズノを泣かせる男」 ラサロ・セデーニョ グランマを牽引しキューバ代表を目指す
ラサロ・セデーニョ(グランマ)
Radio Rebelde、2017年12月11日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
わが国のもっとも強力な打者のひとりがグランマのラサロ・セデーニョ・ゴンサーレスだ。今季は17本の本塁打を放っている。
野球界には、「打者は残念ながら常に成功するわけではないがプレーを続けなければならない」という言葉があるとはいえ、セデーニョがいつもは守備についていないことがキューバ代表候補に選ばれる際の障壁となったのは間違いない。この守備につく可能性について、カウト・クリスト市生まれのセデーニョは次のように話した。「グランマでは打撃だけを要求され、いつも指名打者に起用されているが、私は守備も好きで、特に外野と三塁、一塁が好きだ」。
バットでつねに成果をあげてきた30歳のセデーニョは、キューバ代表に選ばれる可能性をこれまで持ったことがない。もともと手首の力が強い選手だったが、ウェイトトレーニングによってさらに強力な打者になったことは、セデーニョ自身が認めている。
ラサロ・セデーニョ(グランマ)
「もともと小さいころから力があったが、ここ数年は何度もジムに行って鍛えた。」、と身長1.83cmで体重110kgのたくましいセデーニョは話した。
セデーニョは、アルフレド・デスパイネのポストシーズンでの加入について、これでグランマは簡単には負けないチームになるだろうと語った。
「相手チームの投手陣はデスパイネにひじょうに気を使うようになる。そこでスイング力のある選手が出てくれば試合の様相を変えることができる」
デスパイネがバッターボックスに出てきたらその多くの場合、相手チームの監督は真向対決を避け、一塁に歩かせることになるのは、間違いない。これに対してグランマのカルロス・マルティ監督はベストな打者セデーニョを据えて対抗するだろう。その意味でグランマのベテラン監督が第56期準決勝で話したことが思い出される。「アルフレド・デスパイネをカバーするには、もう一人のアルフレド・デスパイネが必要になるが、それはほとんど不可能なことだ。」。
ラサロ・セデーニョ(グランマ)
この役割を担うことができる選手のひとりがセデーニョだ。「これは大きな責任を伴うが、私は首脳陣が起用する打順に立つ用意ができている」。
今季の終了時にこのたくましい強打者が何らかの国際大会に向けて代表候補選手として召集されるかどうかチェックしていこう。「もう何年も好成績をあげてきている。今季こそはキューバ代表チームのトレーニングに参加する幸運を持てるよう期待している。その座を獲得するようトライする。」、とセデーニョは語った。彼は、ボールをミートするときに多くがマネできない特長を持つ。「ミズノを泣かせる」のだ。
Lázaro Cedeño: Un hombre que hace llorar la Mizuno
http://www.radiorebelde.cu/noticia/lazaro-cedeno-hombre-hace-llorar-mizuno-20171211/
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7084579
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック