2017年11月23日
ライデル・マルティネス インタビュー 日本の頭脳を備えたキューバの大器
ライデル・マルティネスは、U23パンアメリカン大会で、もっともプロ経験豊かな投手のひとりであろう。
ピナールの若き投手ライデル・マルティネスにとって名声は念頭にない。キューバ野球界のペドロ・ルイス・ラソ二世と呼ばれようと、日本リーグで中日ドラゴンズと契約しようとも。生まれ故郷のサン・フアン・イ・マルティネスのガラフレでの習慣をいまだ捨てることはない。
彼は、パナマできょう開始されるU23パンアメリカン大会でアリエル・ペスターノ監督が率いるメンバーのなかで最大の大黒柱のひとりである。この大会では、来年予定されている同カテゴリーのワールドカップへの出場権4枠が争われる。
おそらく彼はリリーフとして起用されるだろう。なぜなら数か月もの長い間、キューバと日本とで野球をプレーし続け、疲労を感じているからだ。キューバリーグで彼のアイドルが率いるピナール・デル・リオに加入してからも、彼はリリーフとして起用されている。
日本から彼は2つの新たな球種レパートリーを持ってやってきた。スプリットとカーブだ。スライダーと時速94マイルの直球(これは変化球と大きな対比をなす)にこれらが加わる。
「そして私は投球メカニズムを完成させた。試合が終わるごとに私のよくなかったところを言ってくれ、実戦でそれを修正する手助けをしてくれた。」、とパンアメリカン大会に向けて出発する数日前に、本紙に説明した。
- 向こうの野球とわれわれの野球とではトレーニングにとても違いがありますか。
似たところもあれば違うところもある。ただ向こうではもっと走りこむし、投げ込む。それで投球の位置と制御を改善する。
- 練習では何球ぐらい投げてましたか。
一日200球ぐらい。キューバでは多いときで60球から80球くらいだ。
- 何を求められましたか。球速ですか、制球ですか。
ストライクを多く投げることをとりわけ求められる。彼らが関心があるのは、球を正確に配置し、物事をうまくすすめることだ。重要なことは球速ではなく、低目に制球をコントロールすることだ、とよく言われた。
- 投球についてはベンチからも指示が出ますか。
それはない。基本的に投手と捕手のあいだでおこなわれる。投手には決定する自由があるが、そのためにはしっかり考え、試合のあいだ中ずっと集中を続けなければならない。
- 日本の打者はキューバの打者よりも、バッターボックスでの修練を積んでいますよね・・・。
うん、彼らはボール球にはついてこない。鍛えられており、我慢強い。彼らを抑えるには低めに球を集めることがほぼ必須といっていい。
- 契約更新について何か言われていますか。
今回私は二軍にいたが、その趣旨は、先発として一軍でプレーするために、1月に戻って、初めからトレーニングに参加するということだ。
- でもピナール・デル・リオではリリーフをしてますよね。
それは肉体的疲労がたまっているからで、ラソ監督にも伝えたんだ。2〜3イニングならOKだがそれ以上は無理だと。疲れていて、いま私はコンディションの最高潮にない。だからいまは抑えのほうがいいんだ。
- U23のパンアメリカン大会はどうですか。
われわれのチームは強力だ。日本で学んだすべてを提供して、キューバを勝たせる。
Mente japonesa en cuerpo cubano
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2017-11-23/mente-japonesa-en-cuerpo-cubano
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7005922
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック