2017年10月27日
フレデリク・セペダとミチェル・エンリケス ピナール・デル・リオ優勝の鍵
フレデリク・セペダとミチェル・エンリケス、今季ピナール・デル・リオの勝利の鍵
Granma、2017年10月27日、Aliet Arzola Lima 記者
ピナール・デル・リオへの補強加入初日、ミチェル・エンリケスもフレデリク・セペダも、それまでのいつもの背番号は付けていなかった。ピナールのメンバーの中にすでに12番と24番を付けている選手がいるため、このキューバ野球屈指の強打者二人は別の番号を選ばなければならなかったが、このことは彼らにとって実際のところさほど重要ではない。
「私はいま1番をつけているが、番号が人間を作るのではない。大事なのは、グラウンドで何を見せるかだ。大事なのは、ファンや試合を通じて、すべてを提供することだ。」、とイスラ・デ・ラ・フベントゥ出身の三塁手は語った。ミチェルはピナールの初戦をあまり慣れない場所である観客席から見ていた。
しかしミチェルはピナール・デル・リオのチーム規律に合致し、長期的に、ペドロ・ルイス・ラソ率いるチームのために貢献していくつもりである。「ラソ監督のもとに参加できてとても誇らしく思っている。彼は投手として最高の座にいて、いまは若い選手たちの模範だ。特に、私に安心感を与えてくれる。私はこれまで積み上げた経験を伝え、奉仕したい。」、とミチェルは述べ、自分を信頼して選んでくれたピナール・デル・リオの選手全員、とりわけ主将のドナル・ドゥアルテに感謝した。
イスラ・デ・ラ・フベントゥのスーパー12(ミチェルの愛称)にとって、ラソ監督のもとでプレーするということは、特別な喜びがあることだが、それは「摩天楼」(ラソ監督)にキューバ野球のスター選手として認識されているフレデリク・セペダにとっても同様である。「私たちは代表チームで同僚としてともに戦った仲だ。そのことだけですでに今回の新たな挑戦には大きな責任がある。」
「ピナールを率いて大きな犠牲を払ってきているラソ監督との、また、多くの野心をもった若い選手たちが多くいるチームのファンたちとの、果たすべき約束がある。私たちはともに、タイトルを争える若い選手とベテラン選手の混合チームを作っていく。」、とセペダは語った。いま37歳のセペダは今季、夢の多いシーズンを送っている。
「私の力について懐疑的な人がたとえいようとも、私はプレーを続けるつもりだ。私はファンやジャーナリストやラジオやテレビの意見を尊重する。それらの意見はつねに存在するものだ。なぜならすべての人は思っていることを表現する権利があるからだ。私自身の最良の方法は、グラウンドで表現することだ。そこで私は日々自分の力を発揮する。グラウンドに出ていく元気がある限り、それは変わらないだろう。」、とサンクティ・スピリトゥス出身の強打者は話した。
一方、ミチェル・エンリケスはいま特別なときをすごしている。もし最終的に引退を決断すれば、自身最後のシーズンの試合になるかもしれないからだ。いずれにしても、イスラ・デ・ラ・フベントゥのチーム史上もっとも偉大な野球選手であり、今世紀を通じてもっとも尊敬されているキューバ野球選手のひとりであるミチェルにとって、グラウンドにいるというシンプルな事実は、すでに大きな価値を持っている。
「たとえ機会をもらったとしてももうプレーはしないという思いが数ヶ月前に頭をよぎったが、そのあと母が亡くなるという出来事があった。母がいまのこのときを喜んでいてほしいという思いがあったのだろう。それで母のことを思い、私の家族のために、復帰を決意したんだ。」
Del 12 al 24: dos leyendas
http://www.granma.cu/deportes/2017-10-27/del-12-al-24-dos-leyendas-27-10-2017-23-10-38
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