OBオールスターゲームでもビクトル･メサはつねに全開
Cubadebate、2017年10月21日、José Raúl Concepción記者（文）、 Ismael Francisco記者（写真）
ある同僚が私にこう言っていた。OBオールスターゲームは、通常のオールスターやリーグの試合よりも楽しめると。この試合が毎年おこなわれることで、リーグの一次ラウンドが終了したこの時期が、より楽しくなっているのは確かなことだ。
グラウンドに集まる往年の名選手たちにとっては、これは皆が集い、交流し、回想する唯一の機会である。昔ながらのファンは過去のすぐれた時代を思い起こし、経験の浅いファンは過去の歴史を少しずつ学んでいく。
試合は和気あいあいの雰囲気のなかで5イニングまでおこなわれた。平行しておこなわれていたアルテミサとシエゴ・デ・アビラの試合の経過に注目しなければならない選手たちもいた。当日決める補強選手について検討するためである。
東軍のカルロス・ゴメス監督とノルヘ・ルイス・ベラ（コーチ）が起用した8投手が西軍に許したのは2安打のみだった。東軍の投手陣は、先発のオマール・ルイス（カマグエイ）から抑えのマイケル・フォルシュ（シエゴ・デ・アビラ）まで、締まりのある投球を見せた。
カピタン・サン・ルイス球場でおこなわれたこの試合で、西軍は、マタンサスのウィルフレド・サンチェス（67歳）が中堅への安打を放ち、ビジャ･クララのビクトル･メサが残りの1安打を放った。
西軍先発のペドロ・ルイス・ラソは、序盤の3回まで投げ、87マイルを記録した直球でエベネセル・ゴディネスを三振にとり、西軍は好調なスタートを切った。ラソを継いだアディエル・パルマは、すぐれたフォームを見せたものの、2四球を与え、自責点1を喫した。そのあとはラサロ・ガーロも、マキリミリアーノ・グティエレスも、エリベルト・コジャーソも、オマール・アヘテも、東軍打撃陣を抑えることができなかった。東軍打撃陣ではルイス・ウラシアが2打数1安打、ゴディネスが4打数2安打、マヌエル・ベネビデスが二塁打、単打、打点を記録した。
東軍は3回に1点、4回に3点、5回にさらに2点を追加し、西軍を打ち破った。西軍は後続投手陣と、適時打のない打撃の不足で敗れたといえる。
東軍では投手陣がいい働きをした。オルマリ・ロメロ（2/3を投げ1三振）、ルイス・カンピージョ（三振で2死をとる）、オレビス・アビラ（2/3を投げ1三振）。
6対0という最終得点は大きな問題ではなかった。レイ・ビセンテ・アングラーダ監督は「わがチームは勝ちにいったが、それは達成できなかった。でも勝者と敗者が笑い合って終えることができた」、と語った。
先発したペドロ・ルイス・ラソ
ファウル・フライを捕るフアン・マンリケ
往年の名選手ふたり、レイ・ビセンテ・アングラーダとアルフォンソ・ウルキオラ
Veteranos de Oriente se lucen en el Capitán San Luis
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