【読書記事】「甘えさせ」と「甘やかし」は違うんですね「子どもってどこまで甘えさせればいいの？」山崎雅保・著: 「ワクワクと読書で月収up」kazu＠シンガーのブログ

2015年12月24日

【読書記事】「甘えさせ」と「甘やかし」は違うんですね「子どもってどこまで甘えさせればいいの？」山崎雅保・著

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「甘えさせ」と「甘やかし」は別物!?

今回紹介するのは、
子どもって、どこまで甘えさせればいいの？ (二見レインボー文庫)山崎雅保・著

心理カウンセラーとして活躍されている山崎さんの著作です。
2006年発行と若干古めの本ですが、

いやいやどうして！

子育て中の、ママさんの力になってくれるだろうという本だと私は勝手に思ってます。

みなさんは、
「甘えさせ」と「甘やかし」の違いは分かりますか？

「甘えさせ」の度がすぎると「甘やかし」になるという、
いわば、「同一線上のモノ」と考えていませんか？

それが、実は違うんです。
山崎さんも最初は、
「甘えさせすぎると、甘やかしになる。子供を甘やかせば、甘ったれのワガママになる」
と思っていたそうです。

ところが、

「甘えさせ」と「甘やかし」は、実は正反対のことだ、と気づいたのは、だいぶ後になってからのことです。

そう、「甘えさせ」の程度が過ぎると「甘やかし」になる、のではなく、もともとこの二つは別のもの。

「甘えさせ」が子どもの心にとって最良の「栄養」になるのに対し、
「甘やかし」は子どもの心をむしばむ「毒」にさえなるものなのです。(p7)

まさしく、~~「メカラウロコ」~~「目からウロコ」が落ちる思いです。

ただ、これだけではまだ漠然としていますよね。

もう少し具体的に言います。

例えば、子供から何かしらの要求があったとします。

その要求に対して…

①子どもの心に寄り添う・機嫌良く要求に応じる
　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　甘えさせ
になります。
きちんと甘えさせると、

・甘え上手な子どもになる
・自分に自信が生まれる
・必要な我慢ができる

ところが、
②親の都合を押し付ける・その場しのぎの対応でごまかす
　　　　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　甘やかし

になってしまいます。

「甘ったれ」になるのは「甘えさせ」の副作用ではありません。
「ちゃんと甘えさせてもらえず、親の都合で甘やかされ、ごまかされてきた」ためにうずく不満や不安こそが、「甘ったれずにいられない衝動」のエネルギー源です。(p134)

ふむふむ、確かに

大人の都合の「甘やかし」はいけませんが、子どもの要求に答える「甘えさせ」は、どんどんやった方が良いみたいです。

とはいえ、それも難しいのですがね(苦笑)

具体的な事例は、マンガで書かれているので
読みやすいです。

興味のある方は是非ご一読くださいませ(*^^*)

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