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2012年09月07日

松島修の投資の考え方

投資は「その時々に一番、美味しいものに投資をする事が大切」だと思っています。

これは個人投資家にとっては、一番理解しやすい投資スタンスですが、意外なことに投資助言をする立場では、ほとんど無い概念です。

それは、日本の場合、証券・債券・為替・商品の扱いが、細分化されていることに一因があります。

全ての相場を横断的に見て判断する本来の投資のプロフェッショナルは極めて少なく、各相場のスペシャリストが多数です。

株のことしか分からない、為替のことしか分からない・・・というスペシャリストは、各相場の連動性が高い今の時代には、ハンディキャップを負っていることになります。

投資の教科書の間違いも問題です。

それは金融機関寄り、つまり投資をさせるための教科書であり、理論も高度成長時代のモデルを使用しています。

1990年のバブル崩壊後も株は長期投資をすれば利益になると投資アドバイザーは言い続けましたが、株は20年以上も下落トレンドを続けました。

20年と言えば充分長期です。

(毎月一定金額を購入するようなドルコスト平均法が良いと言われていましたが、長期下落相場の中では最悪の投資法です。)

その後、株は20年下がり続け、1/5・1/10に資産が減ってしまった方も多いです。

一方、定額貯金に入れておいた資金は10年後に、ほぼ倍になって帰ってきた上に、デフレにより現金価値は上昇していました。

その時は何もせずに固定で高金利の郵便貯金に預けておくだけが、ローリスク・ハイリターンの投資対象だったわけですが、一方、株式運用のプロ達はマーケットの下落率より下落させない事が仕事だったことになります。

10年間でマーケットが1/5の価格になったにもかかわらず自分のファンドは1/3しか下落しなかったとすれば、それは素晴らしい成績のファンドという評価です。

しかし、10年間何もしない方がパフォーマンスが良いのは、最初から分かっていたことです。

「そんなことは誰にも分からない」と反論もあるかもしれませんが、それは理解すべき基本を理解していないという事です。

未来は見える時には見えるものです。


一般的には顧客に投資をさせることが目的になる傾向が強く、現預金が一番良い時に普通預金にすることを勧めることができた投資助言者は、どれだけいたでしょう。

(投資のプロと呼ばれている中には、単なる営業マンも多いですが、これは論外です)

投資について大切なことは、高い視点から見て理解・判断することです。

次に来るもの、そしてその次にくるもの・・・・

相場は交響曲のメロディーが重なりながら美しく流れていくように美味しい相場は入れ替わっていきます。

この流れを理解・把握すると分かりやすいものが見えてきます。

分かりやすいものは美味しいものであり、これだけを追っていけば良いわけです。

私は、この美味しい投資先の中でポートフォリオを組むということはしますが、「あれも・これも」という一般で言うポートフォリオを組むという発想はありません。

「あれも・これも」ではなく、「あれか・これか」を見分けることが大切です。


激動の時代はポートフォリオの全てが下落することにもなりました。

一般的なポートフォリオは基本部分に、

「各相場がどうなるか分からないからポートフォリオを組む」

という事がある上、

「全ての相場が下落することを想定していない」

という重大な欠点があります。

どうなるか分からない相場は手を出さないで、どうなるか分かりやすい相場・分かりやすい時に手を出すことが大切です。

訳が分からないまま投資を続けるというスタンスは投資だけではなく人生においても重大な間違いを、おかすことになります。


一番美味しい投資は、「皆が気が付いていない」・「皆が見放している」投資先の中にあるものです。

皆が気が付いてない投資先と言えば、2001年あたりの金(ゴールド)も非常に美味しいものでした。

私は2001年の年初から世界各国の金鉱山株を仕込み2001年末から2002年頭には全て売却、株価は半年あまりで3倍〜5倍になりました。

金(ゴールド)現物ではなく、金鉱山株を買ったのは産金コスト付近から金(ゴールド)価格が上昇する時に、金鉱山株は金(ゴールド)価格の何倍も上昇することが分かっていたからです。

これも、ローリスク・ハイリターンが見えていた時です。

この時期、金(ゴールド)については投資助言者も含め誰もが見放していた時期であり、金(ゴールド)は終わったと言われていました。

米国での911テロ事件はこの年で、金価格は約20年もの下落相場から反転上昇開始しました。

テロか戦争がおこりそうなことは実は永田町では年初から分かっていたことですし、金が大底にあることも分かっていたことです。


さて、今の時代について簡単に説明します。

私は2007年6月8日から激動の時代が始まったと判断しています。

(念のため、他の方は誰もこのような事は言っていません)

メルマガ読者の方にも事前に「2007年6月8日から激動の時代に入るため、全ての投資をやめること。つまり換金すること。」を、お勧めしました。


しかし、この時点でも、多くの投資助言者は株購入やローンを組んで不動産を購入することを勧めていましたので、その助言の通りに行動した人は大変なことになりました。

全ての投資をやめるように言った投資助言者は他にいません。


2007年6月8日は歴史上重要な6000年という節目であり、今回の金融危機は皆が言っている100年に一度ではなく、人類が始めて遭遇する最初で最後の大きな分岐点だと判断しています。

数年間上げてきた米国債価格のピークは2007年6月8日の2営業日後の2007年6月12日でした。

これは、信用収縮が2007年6月12日から始まったことを示します。


この激動の時代が、歴史上初めてのものであるということは、過去の経験が役に立たたないばかりか過去の経験がアダになる時代であり、過去の延長線上に未来が無い時代だと言えます。

プロは過去の経験を元に予測をする習性が身に付いているため、変化に対応できず、プロが確信を持って間違える時代になったと言って良いでしょう。

この例として2003年にはプロも含めて、ほとんど全投資家が、日本株は大底を打ったと判断しました。

皆は過去の経験によって判断したものですが、私は2003年は底打ちであっても大底は打っていないと、ずっと言い続けてきましたし、メルマガにも書いてきました。

2008年には2003年の安値を更新して、2003年が大底でないことが確認されました。

2003年が大底だと信じ込んでいたファンドマネジャーは、2008年に株価が下落する中、株を買い進み、そのファンドは巨額なダメージを受けることになりましたが、2003年が大底だと信じているファンドが大変なことになることも書いてきました。


激動の時代は悪いことだけではありません。

激動の時代は、短期間で大きく変化することにより、ローリスク・ハイリターンの投資先が出てくる時代であり、一発逆転の時代です。

適切な投資をすることで、大きな利益を生む時です。

この時を生かすには良質な知恵・良質な情報が大切です。

良質な知恵・良質な情報が足りないお金持ちが没落する時代とも言えます。

様々な意味で立場が入れ替わる時代であり、投資も仕事も精神的にも大きく変化する時代です。

皆様も良質な知恵・良質な情報によって激動の時代を勝ち残ってください。


新イーグルフライは激動の時代に勝ち残るためにあります。

毎年新年号の通りに相場が動いているとプロの中でも評判です。

東日本大震災の40日前に、日本に大地震が発生する可能性が高くなったことから、具体的な防災対策を記した緊急メルマガで事前に警告しましたが、これは有り得ないと言われるほどに、絶妙なタイミングでした。

(まぐまぐやブログでも、その内容を確認できます)

日本最大のFX有料情報であり、投資だけではなく、ビジネスに活用されている方、生活防衛に活用されている方など多分野・幅広い読者層となっています。

10日間の無料購読体験期間(クーリングオフ適用期間)がありますので、どうぞお試しください。


松島 修
新イーグルフライ




posted by jacky at 05:18| (カテゴリなし)
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