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2012年10月17日

中国市場におけるP&Gの浮き沈み(11)

中国市場におけるP&Gの浮き沈み








慶応大学
商学部4年フ組
13期生
李 梅
 朱 琲クン



4.企業公民として義務を果たす
  
  中国進出して以来20年、P&Gは中国で優秀な企業公民の役を演じた。中国の各公益事業への寄付金の総額は6000万元を超えて、中国の教育、衛生、救済に使われてきた。1996−2005年、P&Gは「希望プロジェクト」に累計2400万元を寄付して、全国27カ省、自治区で100の「希望小学校」を建てた。中国にある多国籍企業の中で、最も多い「希望小学校」を建てた企業である。1998年4月、P&G元CEOが中国に訪問したときに、清華大学に1070万元を寄付して、最も先進的な実験器械を導入して、学校の実験施設を完備させた。同時に中・小学校の青春期健康教育の為に、中国教育部に700万元を寄付した。公益活動を通して、P&Gは企業の利潤を高めようとする同時に相応の社会的責任をも履行して、利益関係者の満足度に注意を払うことによって、より高い賞賛と知名度を得ることができた。




終わりに

 1988年8月18日、当時の広州石鹸工場と合資して、広州宝潔有限会社を設立して以来、P&Gは中国と一緒に成長しながら、世界に注目される著しい業績を遂げた。2008年時点では、中国におけるP&Gの投資総額は10億ドルとなって、年間売上高は30億ドルに達している。中国に進出して以来の20年間で、P&Gは日用品の帝国を築き上げた。その中、1998年−2001年のピンチ期を経験したが、後の戦略調整によって、ユニリーバなどの強いライバルに奪われた失地をすぐに回復した。P&Gは中国市場において成功したと言えるのであろう。
 P&Gの中国市場における成功は、売上の成長、市場占有率の拡大、事業の発展などに表されているだけではなく、最も重要なのは、中国の公益事業に力を尽くすことや、中国の国内日用品企業の模範となったことなどであろう。P&Gの中国進出は我々にそれまでのない高品質の製品をもたらしただけではなく、中国民族企業に成功の経験や模範の力をももってきたのであろう。激しい競争の中に、中国民族企業も日増しに強くなりつつある。
 一方、より多くの外国企業は中国市場に関心をもつようになることにつれて、P&Gにとって中国市場における成果を保つことはより難しくなるのであろう。P&Gの中国市場での歩みはまだまだ続くのであろう。





参考文献:

1. P&G中国ホームページ、http://www.pg.com.cn/
2. P&Gホームページ、http://www.pg.com/
3. P&G日本ホームページ、http://jp.pg.com/
4. 王分棉(中国対外経済貿易大学国際商学院)、《宝洁:日用品帝国的沉与浮》(「宝潔:日用品帝国の浮き沈み」、http://business.sohu.com/20050926/n240455956.shtml
5. 中国计量学院零点调查协会(中国計量学院零点調査協会)、《案例分析:宝洁 日用品帝国的沉与浮》(「ケーススダディー:宝潔 日用品帝国の浮き沈み」)、http://www.lddc2003.com/html/data/report/20061221/349.html
6. ウィキペディア、「プロクター・アンド・ギャンブル」、http://ja.wikipedia.org/
7. ウィキペディア、「中華人民共和国の経済」、http://ja.wikipedia.org/
8. ウィキペディア、「改革開放」、http://ja.wikipedia.org/
9. 周涛、中国管理传播网(中国管理メディアネット)、《宝洁的方向在哪里?解读和黄卖掉宝洁》(「宝潔の方向はどこにあるか、和記黄埔は宝潔を売るのを解読する」)、http://www.mie168.com/manage/2005-04/74299.htm
10. ショーチャイナネット、中国経済チャンネル、《百姓经济生活的十大变化》(「国民経済生活の十大変化」)、http://www.showchina.org/ zgjbqkxl/zgjj/200709/t126078.htm
11. 中国化妆品网(中国化粧品ネット)、《宝洁:海飞丝如何打入早期中国市场》(「宝潔:Head & Shoulderは如何に早期の中国市場に入ったのか」)、
http://news.c2cc.cn/market/data/200811/406150.htm
12. 呉敬l(中国社会科学院大学院教授、国務院発展研究センター研究員)、「改革の成果をもたらした経済学の進歩」、
http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/021224gakusya.htm
13. 「中華人民共和国商業年鑑」
14. 中華人民共和国国家統計局ホームページ、「統計知識」、「中国統計年鑑」

posted by jacky at 01:14| (カテゴリなし)
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