まだまだ続く、ランクル70での林道遠征記。くだらない内容だけど、日記ですから・・・
以下、林道体験記
13:30頃 皇海山入口の看板を左折して小さな橋を渡ると、いよいよ林道初体験スタート。最初のうちは舗装路で、田畑の間を進むような感じだけど、次第に山深い雰囲気になってくる。
すぐに道路脇に物騒な看板。「熊」なんて、冗談でしょ、と思うんだけど、こんな看板作るからには本気らしい。
気をつけたいけど、どうやって?遊び気分で行くなってことだとすると、やろうとしてることを全否定されてることに・・・とにかく気を付けます。
しばらくすると、舗装路が終了。ついにダートがはじまる。
山深い雰囲気がドンドン増して、こんななんちゃって野郎が来ちゃって大丈夫かな?と微妙にドキドキ。
午前中に雨が降ったから?お盆最終日だから?人も車も全然いない、よりによっての貸切林道な感じ。露天風呂なら貸切は気楽でいいけど、どうなんだろ?
13:40頃 しばらく進むと、事前情報で知ってい、チョット楽しみにしていたチェックポイントの鹿除けゲートが現れる。
小雨が降る中で、さぁ、開けようと思ったとき、またしても「熊出没注意」の赤い文字。ゲートの中央に2枚ドーンと貼られている。
ゲート明けに行かなきゃいけないのに、降りたくなくなるなぁ〜。どこかにリモコンないのか?と言っていてもなさそうなので、しぶしぶ降りて開ける。
人気のない小雨降る森のなか、森のくまさんには出会いたくないもんだ。
そして、ゲートを開けて入ったら、ちゃんと閉めておく。
家のトイレのドアのように、少し苦言を呈されれば済む問題ではないから、ここはキッチリやっておいた。
このゲートを閉めて振り返ると、なんかジュラシックパークに入ったような、いよいよ感が盛り上がる。
進み始めると、朝から?前夜から?雨が降ったり止んだりしているため、道の所々に大小の水たまりができていて、通るたびにザパーンという音がして、子供達は大喜び。
乱暴な運転のせいで小さな頭がベッドバンキングしちゃってるのが気になるが、致し方ない。
天気が悪くて薄暗いし、対向車、後続車、バイク、熊も全然来ないので、ちょっと寂しいけど、静かな林道の雰囲気と景色は素晴らしい。目も、肺も綺麗になるような気がする。
13:47頃 今回の林道体験に来る前、林道の全体像が分かりやすい地図やルート図が見つけられず、道に迷わないか少し心配だったけれど、林道上の分岐などのポイントにはちゃんと「皇海山」の方向を示す看板があって、安心して進むことができた。
道の脇はほとんどの部分でガードレールもなく、崖下の沢が見えていたりするので、よそ見なんかもっての他、道に動物が飛び出してきて反射的に崖側に避けたりしたら大変なことになるなぁ、と思うと、お尻がヒュルヒュルっとして何とも言えない緊張感がある。
13:53頃 そんなことを思いながら、未だ誰とも遭遇せずに先に進んでいくと、赤っぽい木を大量に積み上げた材木置場が見えてくる。
林道はまさにこういう仕事の人のための道なんだな、と社会勉強。
そしてさらにひた走る。ここまでまだ誰ともすれ違ったりしていない。貸切と喜ぶべきなのか、こういう雨の日は来ちゃダメなのか、微妙だなぁ、と思い始める。
まぁ、それでもここまで来たら進むしかない。そして進んでいくと、十字路のように林道が左右と直進に分かれていて、左右の林道は進入禁止になっているところに到着。
このあたりでは突然晴れてきて暑くなってきた。
ここで早くも若干のウンザリ感を醸しつつある家族の士気を高めるために、車から降ろして記念撮影。ディズニーシーで大行列の末にダーフィーとかいうドデカい熊と写真を撮るよりは、はるかに素晴らしいと思うんだけど、そのテンションの低いことと言ったら・・・
そして、看板にふと目をやって、恥ずかしい大発見。「コウカイザン」じゃなくて「スカイサン」だったぁ・・・wordでも変換でちゃんと出てくるじゃないか。
まぁ、観光協会の作った冊子によると、昔はコウガイザン、と呼ばれていたのが変化してきたらしいから・・・それにしても「スカイ」ってカッコいい名前だ。
そこにはこんな看板もあって間違いなく「栗原川林道」を走っていることを確認。
さて、暑いから車に戻りたいだの、山の風を満喫なんてのんきなこと言ってないでエアコンかけろとか、文句ばかりの従順な家族たちを車に押し込んで、さらに先へ。
運転席から外を眺めると、沢があり、そのうち、きれいな滝のような景色も出てきたりして、目の保養になる。家族よ、よく目を開けてこういうのを見ときなさい。
さらに細い道を進んでいく。オムツは相変わらず、ピントルフックにぶら下がって異臭を放ち続けている。これがあればクマも寄ってこないか?それとも逆効果か?
14:17頃 この頃になってもまだ雨が降ったりやんだりしていて、崖からも水が流れているし、道路にも水たまりがたくさんできている。
14:30頃 晴れた林道を進み続ける。
ここまでで林道に入ってから約1時間。
相変わらず対向車も全く来ないので降りて写真を撮ったりしながら、のんびり進んでいたとはいえ、1時間ぶっ通しで凸凹道を走り続ける経験なんて、私も初めて。
凸凹もボケッと突っ込むと、結構頭が揺れるくらいのものもあるし、それが延々と続いて、最初はワイワイ喜んでた子供も、一人はチャイルドシートで爆睡モードに突入。もう一人は早く旅館で温泉に入ろうを連呼。ナビゲーターまでもが謎の睡魔(本人曰く高山病)に襲われ始めたため、写真撮影もそっちのけで、凸凹の振動と合わさって頭が取れるんじゃないかと思うような見事なコックリコックリを開始。
まだ折り返し地点の皇海山登山道入口にも到達していないのに、一人旅の様相を呈してきてしまった。(続く・・・)
林道体験記はここまで
張り切ってナビゲーター兼カメラマンを配置して、写真をいっぱい取ってきてしまったので、くだらない解説とともに紹介していると、いつになったら終わることやら、という感じになってきてしまった。
ただ、幸い、このあたりでナビゲーターが昇天、写真が少なくなってくるので、次からはなるべく先を急ぎたいと思う。