2016年08月24日
寄生獣(2014)
岩明均の名作コミックスの実写映画化「寄生獣」をご紹介いたします。
ハリウッドが映画化権を10年ほど所持していたのですが、結局映画化されることなく、
契約切れとなりまして、権利争奪戦を勝利した東宝により映画化されました。
映画化にあたり、時代設定を原作の80〜90年代初頭から現在に変更して制作されました。
それにより原作からの変更点がいくつかありましたが、おっさん的には実写化する際の
「完全映画化」って言葉が苦手なので、シナリオや時代を変えるのはアリだと思っております。
本作の監督はいつの間にか邦画の大作ばかり撮る監督になっていた山ア貴。
演出、脚本など苦手な方が多いと思いますが、おっさんと同じ「長野県出身」なので、
それだけで応援しております。
山ア監督は後の奥さん佐藤嗣麻子が監督した「エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS」
から知っていたので、自然と彼が関わった映画作品は全て観ておりました!
応援ってだけでファンではないと思っていたのですが・・・ちょっとビックリです。
話が脱線しましたが、本作の「寄生獣」ですが、結論から申しますと・・・良かったです!
原作はもちろん読んでおりますし、「映画は無理じゃないかな?」と期待していなかったのですが、
シナリオやパラサイトのCGなど合格点を突破しておりました。
俳優陣も若手陣は少しだけ違和感がありましたが、深津絵里さんにはビックリしましたよ!
予想以上に田宮良子になっていたのでw初見は笑いそうになってしまいました。
あと一番大事だと思っていた主人公、新一と相棒ミギーの描き方ですが、これも悪くないです。
声を担当した阿部サダヲのコミカルな感じが現代を舞台した本作には合っていた気がします。
お互いは根本的に違う存在だったはずなのに、少しずつお互いに影響を与えあう関係って良いですね。
おっさんの好きなバディ感があるので、それだけでも観る価値があります。
主演の染谷将太の演技はいつもの「冷めていて、世の中を斜めに見てる子」ではなく、
珍しく普通の高校生だったのでwそれは安心した要素です。そこは変更されると大変ですからね。
「シン・ゴジラ」を観た後だったので、母親役の余貴美子さんへの感情移入が半端なかったですw
原作とは違い、主人公一家を母と息子の二人だけにしているんですが、おっさんはこれは
良い変更だと感じましたね。不覚にもうるっときましたよ・・・だって、ねぇ?
もちろん変更理由は上映時間の都合が大きいと思うのですが、きちんと映画内で母と息子の絆を
描いていたので、中盤の悲しい展開にも活かされておりましたし。アリではないでしょうか?
原作未見の方も、原作ファンの方もまだ映画版「寄生獣」をご覧になっていないのであれば、
なかなかおススメでございますので、ぜひご覧になっていただきたいです。
コミックはそれほど長くはないのですが、頻繁に文庫版、完全版などが発売されている
イメージがありますw
10点中・・・7点!!
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