「サンテレビ」というローカル局が神戸にあります。 週末以外は毎日のように30分のゴルフレッスン番組を放映していて、私もちょくちょく観ておりました。

何年か前、その番組の一つにななっなんと、あの上田桃子が出演していたのです。確か、江連忠が師範役で、元阪神の真弓明信選手と共に、研修生の桃子がお手本ショットを打つといった内容でした。

もちろんその頃はまだ無名選手で、私の第一印象は「この子、かなり気が強そうやなぁ・・・」てな感じでした。見た目はなかなかカワイイのですが、ミスショットしても照れ笑いすることもなく、目をキリッとさせたまま解説していましたね。また、ショットする時にためらいがなく、目的意識がはっきりとしている印象でした。

しかし正直なところ、このゴルフ研修生はどうせ、そのうちに消えていくのだろうな、くらいにしか思っていませんでした。ちょっと勝気なカワイ子ちゃんゴルファーで、TV番組の花添え役くらいにしか・・・。ローカル局ですし・・・

（ほんま、見る目がないな）
（スルメやったらあるで）
（あほっ！）
（そやけど、江連忠いうたらペラペラよう喋るなぁ）
（ほんまや）

それが、昨年。 これも何気なしに観た女子ゴルフツァーで何と、あの桃子が優勝争いをしているではないですか！そりぁーやっぱり親近感を感じましたね。はっきりと決意したショット、目をキリッとさせ背筋を伸ばして歩く姿・・・。ピンクが好きな女の子プロはあのTV番組のまま。それからというもの、常に上位争いをし、5度も優勝してしまったのです。さらにこの間のアメリカツアーではいきなり、あわや優勝かという大活躍。いまや米国でも「女タイガー」といわれる程の注目選手・・・

恐れ入りました。

上田桃子に横峰さくら。桃とさくらでとってつけたような二人ですが、何とこの二人が昨年の賞金獲得1位と2位。いやー、事実は小説より黄なりですね。

（何で色が出てくるねん！）

ところで、宮里藍ちゃん。今はマンガマンガですね。

（ガマンガマンやろっ！）

私の予想では、6月頃から上位争いをしだし、しかし、いいところまでいくもなかなか勝てず、夏が終わる頃、もう勝つだろうと思いつつ、逆に調子を落とし、私の、「藍ちゃん、ガンバレー！」という声援が太平洋の真ん中で力なく落下し、たまたまそこを泳いでいた太平洋ミニサンマ（サンマの一種）に呑み込まれ、その太平洋ミニサンマの鼻の穴にプランクトンが入り込み、思わず太平洋ミニサンマが大きなくしゃみをし、私の声援がその口からはじき出されて気泡と化す頃、思いもかけず優勝するような気がします。

（話が長いんじゃ、ワレー！）

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