橋下大阪府知事がよくも悪くも大変な物議を醸し出しています。 選挙前に公約したことがいざ実行しようとすると、反対勢力が黙ってはいません。 これからも理想と現実の狭間でもまれ続けるのは間違いないでしょう。

政治とは「理想と現実の綱引き大会」と言った人がいます。

(誰がいったんじゃい？聞いたことないワイ！）

理想を実現するには多くの現実を破壊しなければなりません。
現実の破壊には当然、多くの反対者・犠牲者も出てきます。
この場合、「現実＝利権」と捉えてもいいかと思います。

大体が、物欲と主張の強い人が利権を抱えているので、これらの人と戦うには一筋縄ではいきません。加えて、一般市民の強力な後押しが不可欠です。少々他人にいい目をされても「まあいいか・・・」と、すぐに自分の不遇に妥協できるおとなしい人のハートを奮い立たせねばなりません。

橋下知事を非難するつもりはさらさらありません。
というより、彼は利権目的で知事になったのでないのは明らかですし、心底「大阪をよくしよう」という決意は十分に感じ取れます。
でも、裁判官とか弁護士というのは「机上の空論」になりやすいため、会社経営とか政治にはどうかな、と思うことが多々あります。

世の中の大多数は普通の人なので、そういった人たちの現実感、価値観をどれだけ理解しているか疑問だからです。とはいっても、その「普通の人の価値観」を逆手にとって自分の利権に結びつける政治家も沢山いそうですが・・・。

「理想マニュフェストのプロ」と「普通の人の心情を理解できるプロ」の合体。
これが実現できた時、ようやく理想の政治へと向かうと思うのですが。

（それが誰なのかをいわんかいっ！）

政治家のレベルを決めるのは国民のレベルです。
国民があくせく働いている間に、あくせくと「自己の利権」を追求するプロの政治家にはだまされないようにしましょう。

平穏か嵐か・・・

改革を求めれば嵐になるのは仕方ないでしょう。
でも、平穏を壊されるのもつらいところです。

(結局、どっちやねん！）
（政治はむつかしいな）
(・・・）
（やっぱり勉強せなあかんで）
(・・・）
（ところで、橋下知事のもとはなんで本やないんや？）
（しるかいっ！）

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