2020年06月03日
コロナウィルスによるFX市場の乱れから思うこと。
4/13に書いた記事『FX市場の乱れ』の中でも述べた、コロナショックに伴う為替市場の混乱と、FX会社のイレギュラー対応(スプレッドの原則固定制の休止、など)が、足元の経済復調の兆しを前に従来通りの姿に戻りつつあろうとしています
色々なところに混乱をきたしたコロナショックですが、今回の騒動で見たFXというシステムに対して思うところを今日は述べようと思います
今回のコロナショックでは、FX会社の多くにて、原則固定スプレッド制を休止したり、スワップスプレッドが通常の何倍にも広がるということが起きました。
(スプレッド、スワップスプレッドの詳細については『スプレッドとは?』もご覧ください。)
このことから、以前より感じていたFXという取引手法に対する疑念が深まった、というのが正直なところです
確かにスプレッドは、流動性の問題などから一定に保つことが難しいことは分かるのですが、2か月以上もの間、スプレッドを保証しないというのは、ちょっとやりすぎなんじゃないかと思います
また、スプレッドが広がるのはまだわかるのですが、スワップスプレッドまで広がる理由が私には理解できません
(誰か理由をご存じの方がいたら教えていただきたいです)
FXを長期投資で運用している私としては、今回の突然のスワップスプレッドの広がりに対して対処することが出来ず(長期保有のため、建玉も長期で調整する前提となっており、スワップスプレッドが広がった瞬間に全て決済ということが出来なかったため)言われるがままに通常の何倍にも広がったスワップスプレッドを受け入れざるを得なくなってしまいました
元々、FXは株式における東証のように皆が共通で利用する場での取引ではなく、基本的にはFX会社がそれぞれ定めるレートでの取引となります。
従ってそれぞれの会社が提示するレートにおいて、大きな差(1円以上の乖離)はないものの、数銭〜十数銭前後での差は各FX会社によってザラにあり、そこに公平性という観点での疑問を以前から抱いていました
(まぁ、長期投資の観点では十数銭のズレというのは大した問題にならないため、それほど気にしてはいませんでしたが・・)
それが、今回のコロナショックによりスプレッドの原則固定休止や突然のスワップスプレッド拡大などの、正直やりたい放題がまかり通ってしまったため、FXに対して疑念を払拭できなくなってしまっているというのが現状です
ちなみに、これはFXだけの問題にとどまらず、株式においても、東証などの公的市場を経由した取引ではなく私設市場を経由した取引においては注意が必要でしょう。
(実際SBI証券の私設市場を経由した取引において、個人投資家に意図的に損失を与えるような取引ロジックが組まれていたことが以前問題になりました。詳しくはゴクウさんのブログ記事『【注文を覗き見】SBI証券のSOR問題の仕組み解説!魔の0.3秒でヘッジファンドが儲けている!』をご覧ください)
このように公的な取引市場を介さない取引については、不当な取引と思われることも、少なからず発生しうることに気をつけなければなりません
そのような
FXを長期運用する方にとって、スワップスプレッドの幅は非常に重要な問題となることや、突然のスワップスプレッド変更に対して中々ポジションをすぐに切り替えにくいことを考えると、みんなのFXは、非常におススメできるFX会社なのではないかと思います。
まぁ、色々書きましたが、FXをやる上では、株式取引とは違った落とし穴が存在すること、それを回避するためには、建玉を少なくするなどで多少のスプレッド誤差などの影響を大きく受けないよう気を付ける必要があるということですね
これからFXを始めてみようと思われる方は、是非注意してください
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