まず、私の体験談を含めたお仕事の見つけ方です。日本国民には衣食住の権利があります！: やさしい統合失調症本人による人生の体験談とこれから生きるノウハウ

2021年03月20日

まず、私の体験談を含めたお仕事の見つけ方です。日本国民には衣食住の権利があります！

皆さま、おはようございます！皆さまが一番知りたいお仕事に関してお話をします。私は27歳の頃に統合失調症が発症しました。仕事をしている中で声が誰もいないのに聞こえて来るのです。音響メーカーのエンジニアだったので無線の様な現在の新しい技術かなと思っておりました。

それから、毎日24時間幻聴が聞こえる様になり、悪口に聞こえる妄想も発生し、数年が経ち、病気であることが分かり、病院に通ったのが4年後となりました。メンタルの病院はかなりたくさん存在しますので、ゆっくり決めることが出来ます。市役所などの行政機関に問い合わせると紹介して貰えます。保健所が紹介している地域もあります。また、行政によるインターネットの病院検索も出来ます。

そして、父の経営する自営業、フィールドエンジニア、を経たところで両目の瞼（まぶた）が開かなくなり、ここで健常者の仕事は無理と断念しました。両目の障害がなかなか治らない現状で（6年間続きました。現在も僅かに残っています。）、アルバイトの仕事も全くできなくなり、収入も年収750万円が3万円となり、クルマのローン等や市民税などの税金が払えなくなり、債務処理の道へ向かって行くのでした。

そこで、保健所の困りごとに関しての窓口に相談し、市役所の意見と共に、自己破産をし、メンタル障がい者になることを決意しました。自己破産の債務処理も司法書士の先生にお願いしましたが、申請に時間がかかり、漸く地方裁判所の裁判が終わったのが1年後でした。

障がい者の道に入り、障がい者用の求人を探したところ、私はエンジニアだったので同じ職種を探しました。しかし、健常者全体の求人と比較して障がい者求人はかなり少なくなっていましたが、エンジニアの仕事は危険性があるため、求人はゼロでした。（現在は漸く、SEすなわちシステムエンジニアの仕事が求人として出てきました）沢山あるのは業務の負担の少ない事務職でした。メンタルの障がい者は精度を要する業務である、銀行・証券・保険会社の求人はありません。

困った時には市役所などの行政機関です！専門家がいますので、必ず相談して下さい！日本国民には衣食住の権利があります。最後の手段は生保すなわち生活保護で暮らすことが出来ます。しかし何も仕事もしないでいることはとても辛く、生活の自由も僅かになり、周りの人は仕事をしているので、何かアクションをすることが必要だと思います。

そこで、市役所の障害福祉課の勧めによってメンタル障がい者が多く通っている職業訓練校である、就労移行支援事業所で1年間事務職のトレーニングをしました。ここの就労移行支援事業所には、何と同じ障がいの仲間が何十人とも在籍しているのです。障がい者同士で病気の症状を話して「こういうこともあるよね！辛いけど頑張ろう！他にも悩みない？一緒に克服しよう！」と励ましあうことも出来るのです。

就労移行支援事業所のトレーニングには、まず、スピーチのトレーニングがあります。最初は緊張して全く話せないのです。それもそのはず、統合失調症の病気の原因は過度の緊張なのです。病院で処方される薬は殆ど緊張を止める薬なのです。

スピーチが出来なくもスタッフの方もニコニコして「いいですよーいいですよ」と優しく接してくれます。皆さん仲間ですから！少しずつ少しづつ治していきましょうね！とサポートして頂けます。履歴書の書き方や面接の練習も全てプログラムがあります。安心して下さいね。

余暇のプログラムもあり、近くのショッピングモールまでウォーキングをして、お店をゆっくりウォッチングしたり、アロマの特別講師を招いて、自分用オリジナルのアロマを作ったり、ダンスのプロを招いて、かっこいいストリートダンスの技を磨いたり、桜まつりに行って、美味しい焼きそばやたこ焼きを食べて楽しんだりします。もちろん費用は全てかかりません。市役所ですべて負担して頂けます。

いちご狩りで甘いイチゴを沢山頬張ったり、醤油の工場で見学後、美味しい醤油ソフトクリームを食べたり、バッティングセンターで仲間と競争したり、ストレッチや卓球のプログラムもあります。その様なリラックスをした中で、就職活動の力をつけていきます。パソコンのタイピングの練習をしたり、マイクロソフトOfficeのWORDやEXCELを勉強してスペシャリストの資格（MOSと言いMicrosoft Office Specialistの略です。）を取得することも出来ます。

次回へ続きます。

最後までお読みいただき有難うございました。
今日も一日を大切に過ごしましょうね！