2016年06月17日
金正恩朝鮮労働党委員長が爆弾テロ事件の被害に? 北朝鮮の政治形態
16日、ネットメディアの「イースト・アジア・トリビューン」の北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が爆弾テロで亡くなったとする情報について、韓国軍当局者は17日、「事実ではないと理解している。信ぴょう性は高くないと情報当局はみている」と述べた。
何故、このような情報が流れたのか、非常に疑問である。考えられるとすれば、誤った情報を流すことによって経済の混乱を招くことではないだろうか。実際にソウル外国為替市場で、このうわさが広がった午前10時47分ごろからウォンが対ドルで急落し、前日終値より6.6ウォン安の1ドル=1178ウォンをつけており、デマと伝わると市場は急速に安定を取り戻している。情報は慎重に選ばなければならないと改めて思う。
日本の政治の形態は内閣総理大臣をトップに行政が執り行われているが、北朝鮮はどのような形態をとっているのだろうか。
〜北朝鮮の政治形態〜
1、金正日氏が最高領導者であった期間
憲法上、北朝鮮で行政を取り仕切っているのは「内閣」であり、内閣の中で最高権限を持っているのが内閣総理大臣である。この部分は日本と同じ形をとっている。しかし、全最高領導者であった金正日氏が「軍事を他のすべての活動に確固として優先させる思想である」として、国防委員長に軍事統制の全ての権限を与え、更に「朝鮮民主主義人民共和国の最高領導者である」とした。
2、金正恩氏が最高領導者である期間
金正恩氏の死後は国防委員長は空席となり、2012年4月13日の第12期最高人民会議第5回会議の決議で彼を「永遠の国防委員長」と位置づけることとなった。これにより国防委員長は事実上、廃止となった。そして現在は金正日氏が最高領導者であった時は、ほとんど機能していなかったが、規約にも記されている「中央軍事委員会は、同国の軍事政策についての討論決定,朝鮮人民軍の領導、軍需産業の開発,軍事力の統率を行う。」として朝鮮労働党中央軍事委員会の委員長である金正恩氏が最高領導者となっている。ちなみによく、第一書記と呼ばれているのは役職が第一初期だからである。
この記事を書いて思った事は素直に何でも有りなんだなということである。まだまだ軍事を主力とする北朝鮮の「革命」は終わらないだろう。
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