事件通信　〜日々の出来事〜

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　埼玉県北本市の温泉施設「北本温泉　湯楽（ゆら）の里」を利用した県内の６０〜８３歳の男性３人がレジオネラ菌に感染し、６６歳の男性が亡くなっていたことがわかった。
　レジオネラ菌感染の症状からは肺炎を中心とするレジオネラ肺炎と、肺炎にならない自然治癒型のポンティアック熱の2つの病型が存在する。レジオネラ肺炎の場合、2〜10日の潜伏期を経て発病し、悪寒、咳、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などの症状があり、さらに進行すると呼吸困難、胸の痛み、腹痛、水溶性下痢、意識障害、歩行障害を伴う場合がある。病勢の進行が早く、発病から7日以内の死亡例も多い。致死率は15〜30％と言われているが、適切な抗生剤療法が間に合わないと、致死率は60〜70％にもなる。健常者もレジオネラ肺炎にかかる可能性があるが、特に幼児、高齢者、病人などの免疫が低い場合に、感染リスクは特に高くなります。
　また、ポンティアック熱の場合、潜伏期間は1〜2日で、全身の倦怠感、頭痛、咳などの症状を経て、多くは数日で回復する。風邪によく似た症状であるため、感染に気が付かない事が多々ある。
　今回の事件は温泉に行って病にかかるという珍しい事件である。温泉は病を治すためや疲労回復を目的とし行く事もあるくらい、身体に良いものという認識がある。しかし今回の事件で温泉に行って病にかかる可能性がある事を示唆する状態となってしまった。良く効く薬も量を間違えてしまうと毒になってしまう。今回のレジオネラ菌は薬物とは直接、関わっていないが心をリラックスするために菌の感染率を上げる羽目になっていると見れば心の薬の代書なのかもしれない。今回のケースを他の温泉施設関係者達は自分たちの教育とし、これからも日本の温泉は安心してリラックス出来る施設であってほしい。