2018年01月06日
ブライダルでの演奏
2001年の12月、
松本にあるブライトガーデンという
結婚式場でトランペットの演奏をしている
友人から連絡があり、
どうしても都合が悪くて演奏できないので、
代わりに演奏して欲しいとの
連絡がありました。
結婚式場での演奏なんてやったことないし、
ましてやお金を貰って
演奏なんて絶対に無理だ・・・と、
もちろん断りました・・が、
いつものことながら、
今回一度きりだから・・と、
強引にやらされることになりました。
数日後に楽譜が送られてきて、
また、憂鬱になりました。
自分としては苦手なクラシックの曲ばかり。
お客様入場はヘンデルのオンブラマイフ、
新郎新婦入場はJ.S.BachのG線上のアリア、
新郎新婦はクラークの
トランペットヴォランタリー、
お客様退場はグノーのアヴェマリア、
ライスシャワーは
トランペットチューン(作曲者?)。
ヤバい!!ヤバい!!ヤバい!!・・
絶対にヤバいし無理!!・・
でも、もう遅い。
引き受けたからには断れない。
仕方なく本番を迎えることになりました。
ちなみに、ギャラは20分の挙式で、
何と1万円(交通費込みですが)。
今から考えても破格のギャラ・・
なだけに、なおさらプレッシャー。
本番の当日結婚式場に到着すると
ロビーで待たされました。
何だか、とっても緊張・・
式場の教会に入ると、余計に緊張。
演奏のメンバーは、
オルガンと声楽の3人で、
全員音大卒・・いや、よけいに参った・・
私はど素人のラッパ吹き、
しかも、クラシックなんてほとんど経験無し。
メンバーの写真です↓
マイケル牧師と私↓17年前なので、まだ、髪の毛は真っ白にはなっていない中年ラッパ吹き。
中年ラッパ吹き↓
緊張200パーセントでしたが、
何とか大きな失敗もなく、
本番終了しました。
その後、何度も演奏依頼があり、
結局2001年12月〜2006年の6月まで
ブライトガーデンの
専属トランペッターとして演奏しました。
この頃のブライダルはバブリーで、
かなりの頻度で仕事がありましたが、
だんだん結婚する人数が減ってきて、
2006年の6月でこの企画は無くなりました。
1日8本演奏すると
ギャラは8万円という日もありました。
今から考えると信じられないアルバイトです。
何回挙式をやったかは数えていないので
分かりませんが、失敗も数々あります。
何人の夫婦を
不幸にしてしまったことでしょう・・
この時のプレッシャーがもとで、
緊張すると音が震えるようになってしましました。
ビブラートではなくて、単なる震えです。
若い頃は緊張なんて、
あまりしなかったように思うのですが・・
そういえば、
N響の主席トランペット奏者でも、
引退後の演奏を聴くと
音が震えていることが多いです。
やはり年齢の問題もあるのかな?
最近では、この震えをどうやって抑えるか
試行錯誤しているところです。
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タグ:ブライダルで演奏
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