2017年06月07日
私のアイドル
大学時代は、ただ単にやみくもにJazzを聴きまくっていました。
年代的には1940年代後半ビバップ〜1960年代前半頃までのJazzが中心です。
大学時代のJazz仲間は、皆、マニアックな人が多くて、Jazzに関して色々と詳しかったのですが、私は、どちらかというと雰囲気だけで楽しんでいました。
そんなある時に衝撃的な一枚のアルバムに出会いました。
それは、オリバーネルソンの「ブルースの真実」というアルバム。
一曲目のStolen Momentsという曲で演奏されるFreddie Hubbard(Trumpet)のアドリブソロ。
音色、フレーズ、すべてが私の理想とするものでした。
それから私は、彼の演奏スタイルを真似するようになりました。
もちろん、StolenMomentsのアドリブソロもコピーしたのですが、
耳の悪い私は、ある程度までしかコピー出来ません。
私が本格的に、Jazzに、のめり込むきっかけとなったのは、
Freddie Hubbardの演奏を聴いてからです。
それからは、レコードショップに行く度に彼の参加しているアルバムを買いあさりました。
ただ、彼の演奏自体は、彼自身のアルバムのものより、他のミュージシャンのゲスト演奏の方が名演が多いように思います。
Stolen Momentsの他に、彼の名演を一つあげるとすれば、ハービーハンコックの「処女航海」での演奏でしょう。
【Freddie Hubbard】
・1938年4月7日 - 2008年12月29日
・アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス生まれ
・ジャズトランペット奏者。
・1960年代初期にブルーノート・レコードに多くの録音を残しています。
( Blue Noteの代表作)
Open Sesami (1960) Goin' Up"(1960) Ready for Freddie(1961)
Hub-Tones(1962) Blue Spirits(1966)
Open Sesami は彼が22歳の時の初リーダーアルバムです。
・1960年代初期にはImpulseレーベルにも何枚か録音を残してします。
(Impulseの代表作)
The Body and The Soul(1963)
The Artistry of Freddie Hubbard(1962)
ちなみに、オリバーネルソンの「ブルースの真実」もImpulse
◯1961年にリー・モーガンの後釜としてアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズに参加
・1970年代には、CTIよりフュージョン系のアルバムを残す
(CTIの代表作)
Red Clay(1970) Straight Life(1970) First Light(1971)→グラミー賞を受賞
Sky Dive(1973)
・1960年後半〜1970年代にかけて、アトランティックレーベルにも、
ラテンビート、ロックビートを取り入れた名作を残す
(アトランティックの代表作)
THE BLACK ANGEL(1970) Backlash(1967)
Sing Me a Song Of Songmy / ソンミの歌
ベトナム戦争でのソンミ村虐殺事件を真正面から取り上げた異色作。詩の朗読、電子音楽との融合。
このアルバムを持っている人は少ないと思いますが、私は持っています(レコード)
◯1976年、Jazzのトップ・プレイヤーたちが、たった一度のライヴのために集まったV.S.O.P.(Very Special Onetime Performance)というバンドが結成されました。
そのメンバーは、マイルス・デイヴィスの60 年代の“黄金のクインテット”の中でマイルス・デイヴィスがフレディ・ハバードにチェンジしただけのクインテットで、サックスはウエイン・ショーター、ピアノはハービー・ハンコック、ベースはロン・カーター、ドラムスはトニー・ウィリアムスという史上最強のメンバーです。
このV.S.O.P.のライヴ・パフォーマンスが1979年に東京の田園コロシアムで行われました。
実は、このライブの当日、私は当時付き合っていた彼女と一緒にこの場所にいました。
この日は演奏の途中から大雨になり、彼女と二人でズブ濡れになりながら聴きました。
そんな思い出のあるアルバムです。
フレディーハバードは、2008年11月末に心臓発作で倒れ、入院生活を送っていましたが、同年12月29日、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の病院で死去。享年70歳でした。
彼は私の中で永遠のアイドルです。
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タグ:フレディー・ハバード
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