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2019年10月05日

ラッパが無い


前回のオケの練習の時の出来事です。

午前中は色々とやることがあってゴタゴタしていたので、
練習時間に間に合うように急いで出かけました。

練習場に到着して、チューニングをやろうと楽器のケースを
開けたら・・な、な、何と!!箱だけ〜〜



ケースだけで中身の楽器が無い!!





現在、オケでは来年の定演に向けて、
ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」
を練習しているのですが、この曲のラッパの譜面は
inCになったりinEになったりinEbになったりと、
ラッパ吹きを虐めているとしか思えない譜面です。

2度の移調読みであれば書き換えなくても
何とか吹けますが、3度の移調となると、
もともと移調読みが得意でない私としては、
しどろもどろになります。

そんな理由から、ドヴォルザークの9番を
演奏するときにはD管を使っていました。

D管だったらinCもinEも2度の移調読みで済む
という単純な理由からです(inEbは一箇所のみだし)。

本来であれば、管の種類によって音の鳴り方が
違うので、作曲家の時代(バロック、古典派、
ロマン派、近現代)によって、管の種類を
変更するのでしょうが、私の所属しているオケでは、
そこまで拘っていません。

私自身も全く拘っていません。

確か、ドヴォルザークの8番の時もD管で吹きました。

本来ならば、全部Bb管で吹きたいって感じです。

今回忘れたのは、このドヴォルザークで使っていた
D管です。

このD管、実は借り物なんです。しかも、中国製。

この楽器のメーカー名は「福楽」・・ダサ・・

しかし、中国製にもかかわらずけっこう使えます。

ただ、全体的にチューニングが低めで音痴なので
替え指が必要です。

意外に吹きやすいのですが、録音してみると
明らかにチープな音色。

しかも、半田付けが甘い上に、メッキも弱くて
すでにボロボロに近い・・

fukuraku.jpg


ベルの部分が妙に長くて(写真では曲がって見えますが
実際には真っ直ぐです)、旗をつければ
ファンファーレラッパみたいですね。

借りた時はピカピカだったのですが・・

一応、買い取ることになっているんですけど、
ある時払いの催促無し。

元値が幾らかも定かでは無いし、
持ち主に聞いてみたら、買取の値段は
私が思った値段でいいとのことです。

とは言っても、いくら中国製でも
D /Es管となればそんなに安くはないですよね。

以前はバックとヤマハのD /Es管を持っていた
のですが、金欠の為、二束三文で売却してしまいました。

この日は、C管しか持っていなくて、
ドヴォルザークはマジでやばい!!と思いましたが、
練習の一曲目がラフマニノフのピアノコンチェルト第二番
で、出番が少なかったので(特に二楽章は
8分音符一発しか無い)、その間に音を確認しておきました。

ラフマニノフの後に休憩もあったので、
この日の練習はことなきを得ました。

というか、C管で吹いても全然OKだったので、
最初からC管で吹けばよかったです。

Jazzやっている時はBb管一本で良かったのに、
クラシックの場合は面倒ですよね。




もっとも、私が中学や高校の頃はプロのオケでも
Bb管が主流だったように思います。

最近では、アマチュアオケでも
ロータリートランペットを使っている人
が多くなりましたが、私の場合は今後も
購入予定がありません・・というより、
買う為のお金もありません。

何れにしても、練習に出かける前は、
楽器ケースの中身をしっかりと確認した方がいいですね。

っつーか、楽器忘れる人なんて、いませんよね。

・・アホ!!




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Morifuku

中学時代、友人にそそのかされて入部した吹奏楽部。 もともと、吹奏楽なんてものには興味がなかった。 入部したものの、楽器の種類すら分からない。 とりあえずトランペットという楽器は知っていたので、やってみた。 これが私の音楽人生の第一歩。 今では、68歳になる老年ラッパ吹き。 トランペットは人生のパートナー。

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