2016年10月24日
エレコム ハイレゾ対応 ステレオヘッドホン EHP-F/OH1000MSV が送料無料の4,980円!
NTT-X Storeにて、「エレコム ハイレゾ対応 ステレオヘッドホン EHP-F/OH1000MSV シルバー」がナイトセール割引されて4,980円で販売されています。このところ、立て続けにヘッドホンやイヤホンのネタばかり続いていますが、基本的に値段を考えるとすこぶる性能や使い勝手がいいものだけをピックアップしているつもりで、今回のヘッドホンは音質重視のモデルでワイヤレス接続などはないスタンダードタイプです。このヘッドホンは以前紹介した EHP-F/OH2000M の下に位置するグレードで、定価(リンク先には17,280円とありますが、)13,435円のハイレゾ対応ヘッドホンです。数年前ならエレコムのヘッドホンには見向きもしなかった私ですが、量販店で試聴してから馬鹿に出来るレベルではないと確信してしまってから、積極的にチェックするようにしています。
本ヘッドホンの特徴は、大口径43mmのドライバーの振動板にチタンコート振動板を採用したことで、レスポンスの向上と中域から高域の音響効果向上を狙っています。振動板のベース素材自体はPETボトルと同様の樹脂素材、一般的なPETで、その上にチタンをコーティングしています。振動板口径は43mmと少し大きめに確保それているので、中低域の再生能力に余裕を持たせています。ケーブルの導体素材は高純度無酸素銅に銀コーティングを施したもので、高純度銅や全体が純銀の導体に比べてコストパフォーマンスに優れ、ケーブル内部で左右の信号のみならず、グラウンドも左右が別々に分離した4線構造となっていて、チャンネルセパレーションの改善とステレオ空間表現の向上を狙っています。この辺りの絶妙なパーツ選び、単に高級パーツを組み合わせるような安直な方法でなく、性能を落とさずコストをしっかり重視して選択してくるバランス感覚はエレコムらしいところです。
肝心の音質は、メリハリがしっかり効いたサウンドで、低域、中域、高域のバランスは絶妙で下手な色づけは一切なく、音源を忠実に再現出来ていると思います。特に、低音は大口径ドライバーのおかげが、全体の空間性にも余裕があって、緩まない、抜けがよいという感じのすっきりとした音色に仕上がっています。ハイレゾに対応していないヘッドホンでは感じることができない解像感や空間性がしっかり演出されています。特に低音の空気感はその音の抜けとともに絶妙で、アコースティクギターの透明感ときらびやかさまでしっかり再現するのは、ちょっとした驚きでした。
使い勝手の面ですが、ハウジング部を内側に折り畳めるようになっていて、コンパクトに持ち運びができます。ヘッドバンドはステンレス製で、耐久性や適度な側圧を確保、イヤーパッドは低反発クッションをプロテインレザーの立体縫製で包み、肌触りよく耳周りを優しく覆うようになっていて、装着感は良好です。ハウジングをわざわざ金属製にしなかったのは正解で、おかげで軽量(約180g)化できてつけていて疲れるということが軽減できています。
5,000円しないヘッドホンとしては、イチオシのアイテムで、音質重視のモデルですのでワイヤレスタイプに比べて便利さ等では後塵を拝しますが、その分ハイレゾ音源が存分に味わえますので、ハイレゾに興味がある方にはオススメですよ。
タグ:NTT-X
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