2013年10月23日
比律賓事始 れ
オイラの事始も終幕です。
ここまで長々とオイラが何故フィリピンにハマっていったのかを書いてきました。
今こうして考えると、30才にも近くなり、
新たな経験に出合う事もまれで、
刺激のない日々だったのが、
フィリピンという完全なる別世界の扉を開けてみたら、
刺激的な非日常があった。という所でしょうか?
なんちって^^;
韓国クラブにも、中国クラブにも行きました。
韓国クラブでは、そりゃ〜もうモテました。
(なんでも韓国の俳優さんに激似だそうです?)
背中にマジックで「サランヘヨ(사랑해요)」と書かれたこともありました。
(その後ちゃんとホテルで消してくれました。)
でも、でも、全くハマりませんでした!
何故にフィリピンなのか?
何故フィリピンだけにハマったのか?
大きな声では言えませんが、
フィリピンって、
間抜けなんです。
スペインの植民地、
アメリカの植民地、
日本の統治を経て、
今や中国の経済的植民地・・・
シーさんもタンさんも、フィリピン長者番付上位10人中8人が中国系。
(残る2人も米系・欧系)
12位にフィリピン人がやっと出てきますが、彼もシーさんの傘下。
完全に中国にしてやられちゃってる。
でもそんなことに気付いて無いっていうか、
よその国の誰かに支配されることに慣れ過ぎてしまっているというか、
落し蓋を取ってしまうと煮崩れてしまうのか・・・
そして今、日本企業が、押し寄せてきています。
スペインは、血で支配し、
アメリカは、武力で支配し、
中国は、経済で支配し、
日本は、衣と食とインフラで支配しつつあります。
それを、喜んで受け入れてるんです。
甘んじて享受しているのでは有りません。
喜んで受け入れているんです。
ここにフィリピンの悲哀と滑稽があるのです。
そして、その悲哀と滑稽さに、得も言われぬ愛着がわくのです。
別の言い方をすれば、「ちぐはぐ」とでも言いましょうか、
社会全体が、アンバランスで明日にでも倒れてしまいそうな不安定さなのに、
妙にパワフルで、活気にあふれ、おまけに気楽なのです。
こんな間抜けなフィリピンが大好きです。
玄冬の日本と、青春のフィリピン。
この両国の絆がもっともっと深くなることを祈り、
「比律賓事始」は終稿とさせていただきます。
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