2021年10月17日
トラック運転手の退職理由
![プレゼンテーション1.jpg](/tetuburogu/file/E38397E383ACE382BCE383B3E38386E383BCE382B7E383A7E383B31-thumbnail2.jpg)
トラック運転手の中には様々な理由で退職する人がいます。
運送会社を退職した人はどんな理由で退職したのか、なぜ退職しようと思ったのか
これから運送業界に入ろうと考えている方、現在トラック運転手をしていて転職を考えて
いる方は参考にしてみて下さい。!(^^)!
運送会社に勤めていて退職を考えている方のなかには辞めたくても辞める事が出来ない人もいます。
また退職した人の再就職先は運送業界が多い傾向があります。
目次
主な退職理由
◆長時間労働とそれに対する賃金の安さ
◆体力的に続かない
◆仕事での事故
◆人間関係
◆条件のいい転職先を見つけた
トラック運転手を辞められない理由
◆人手不足で辞めると会社の業務が回らないので退職出来ない
◆会社に事故の修理代や賠償金の支払いが残っていて返金している
転職する時は社員満足度が高い会社に就職しよう
◆社員の満足度が高い会社
◆社員の満足度が低い会社
まとめ
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3H7MD9+8V4D0Y+2HOM+BS629)
長時間労働とそれに対する賃金の安さ
トラック運転手の一日の労働時間は13時間です。 延長しても最大16時間迄です(1ヶ月 293時間以内)
トラック運転手の労働時間は 月平均210時間 残業時間 34時間
一般業種の労働時間は 月平均160〜170時間 残業時間 11時間 とされています。
(厚生労働省 調べ)
一般の業種と比べるとトラック運転手の労働時間は長めになっています。
長距離輸送等の業務の場合はさらに長時間の労働が考えられます。(長距離トラック運転手などです・・)
トラック運転手の給与は業種別で比較した場合 他の業種より給与水準は低くなっていて、トラック運転手
は長時間労働なのに給料が低いという過酷な仕事だという事になります。 (≧◇≦)
(残業・休日手当を含む)
残業や休日出勤をすると長時間労働の原因になり、過労にも繋がります。
会社によって給与明細の内訳は様々で支給項目も会社ごとに違い、残業時間を残業手当
と書かずに他の書き方をしている場合があります。
残業代や休日出勤を 歩合給制 固定残業制(みなし残業)などとして 一定金額のみ
支給して残業代や休日手当が正確に支払われていない会社もあります。
歩合給制
個人の売り上げや成果によって給料が決まってきます。 トラック運転手の場合は歩合給制を
採用している事が多いです。
固定残業制(みなし残業)
残業代に変わる手当を一定額で支給する制度です。
一定時間分の残業代をあらかじめ給与の中に含めて支給します。
歩合給制 固定残業制の場合でも 法定労働時間を超えて働いた部分については残業代が発生します。
(待機時間や休憩時間も労働時間に含まれます)
運送会社の中には待機時間や休憩時間は労働時間に含まれない という認識の所もありますが・・
業務の拘束時間から待機時間 休憩時間を差し引いた時間を労働時間として計算している会社
もあります。(実際には残業代が発生している場合があります)
待機時間や休憩時間も労働時間です!
運送会社は歩合給制の会社が多く 基本給が低く設定されている事が多い為 長く勤めていても
給料がほとんど上がらない傾向があります。
(その分仕事をたくさんすれば給与に反映される仕組みになっています)
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3H7MD9+8V4D0Y+2HOM+BS629)
体力的に続かない
トラック運転手は長時間労働に加え 不規則な勤務シフトや 荷物の積み込み・荷下ろしと
いった作業もあるので 体への負担や疲労も大きく 体力的に続かない
人もいます。(運転手をするにはある程度の体力は必要です)(≧◇≦)
トラックへの荷物の積み込み・荷下ろしといった作業は、積み荷が多かったり
重い荷物の場合だと体への負担や疲労も大きくなります。
業務内容によっては長時間労働・人手不足による休日出勤 変則勤務や深夜労働の勤務シ
フトの場合もあるので十分な休憩や休みが取れずに 疲労がたまり 体調を崩す人もいます。
(腰痛・ヘルニア・睡眠障害・精神的ストレス・・・)
仕事での事故
仕事中にトラックを運転していて事故をしてしまった 作業中に荷物を破損させてしまった
やってしまった〜 と頭を抱える人もいるんじゃないでしょうか・・(>_<)
運転手が業務中に事故を起こしてしまった場合の損害額を一定の割合で運転手に自己負担
をさせる運送会社もあります。
負担する金額の割合にもよりますが、それが原因で会社側ともめてしまったり
繰り返し事故を起こしてしまうと自己嫌悪になり精神的に参ってしまってやめてい
くケースもあります。
事故が発生した時に備えて運送会社の多くは自動車保険に入っています。
しかし事故の際 保険を使うと保険料が上がってしまうので保険を使う事を会社は嫌がる場合が多いです。
出来るだけ保険料を安く抑えたいので 事故の賠償金が低額なら示談ですました方が安く
経費を抑える事が出来ると いう理由で 示談で掛かった車両の修理費や賠償金の一部
を運転手に支払いを求める事があります。
会社側から全額負担するよう言われたり 高額な賠償金を給料から天引きで分割して返す
様にとか その時の事故の賠償金の負担割合の事でもめる事もあります。
運転手の過失の内容にもよりますが運転手が全額負担して賠償金を支払う事はありません。
通常は賠償に掛かった費用の5%〜30%程度を負担する場合が多いです。
負担する金額は会社との話し合いになりますが、過度の負担金を請求される場合は労働基準
監督署に相談するといいでしょう。
人間関係(運送業界 だけではない)
トラックを運転する事が仕事の中心になるので比較的 人と接する事が少ないのですが、
とは言えある程度のコミュニケーションは必要です。
(長距離の運転手だと人と接する機会はさらに少なくなります)
会社への連絡や その他 積み込み先・荷下ろし先でのお客さんとの仕事の会話は
必ずあります。
![電話1(プッシュホン)](/_images_e/e/F0B3.gif)
取引先や社内の先輩や同僚へのコミュニケーションは大切です。
たいていは気のいいひと達が多いのですが、一部なかには気難しい人もいて コミュニケーション
がとりにくい事もあります。
(合う 合わない というのは必ずあります)
入社したての頃は 先輩社員に仕事の事を 教わる事も多いかと思いますが・・
仕事の手順や作業内容 分からない事は ある程度の事は教えてはくれますが、 自分で 見て
聞いて 実際に行動して覚える というのが業界の傾向として多いようです。
条件のいい転職先を見つけた
求人誌等で給与条件の良い求人を見つけると転職する運転手がいます。
同じ内容の仕事であれば条件の良い所で働くほうが良いと考えるからです。
他人の庭は良く見える・・のかも (。´・ω・)?
運送会社によって多少の違いはあるかもしれませんが、基本 長く勤めても 基本給等の
賃金ベースは上がらない傾向があるので 同じ内容の仕事ならより良い所で働きたいからです。
トラック運転手は比較的転職が容易で何処の会社でも運転手は不足しているので
経験・資格さえあれば 転職は用意に出来ます。
経験豊富な人材は優遇されます。
トラック運転手を辞められない理由
トラック運転手以外の仕事の経験がないので辞めたくても不安で辞められない
他に資格や経験がないので他の業種に転職した時に仕事が出来るか心配
今までに運転手の仕事しか経験をした事のない人は今勤めている運送会社を退職後も
運送会社へ就職する事が多いようです。
その他 タクシーの運転手 路線・観光バスの運転手 クレーン運転手・・・などが転職
先として多いようです。
コミュニケーションを取る事や会話が得意なら営業系の職種も選択肢の一つになるのではないでしょうか?
人手不足で辞めると会社の業務が回らないので退職出来ない
会社側の理由で社員を辞めさせないというのは違法です。
民法上は退職届をだして14日たてば会社の事情を問わずに労働者は退職する事が出来ますし
退職届の提出は雇用期間の定めがない労働契約の場合 いつでも出来ると定められています。
会社に事故の修理代や賠償金の支払いが残っていて返金している
運転手が修理代 などの賠償金を全額支払う義務はありません。
車両の修理代や荷物の破損金など給料から天引きで全額運転手に負担させるのは労働基準監督署
によって禁止されています。
負担はあくまで運転手の過失分のみとなっており 故意や重大な過失なら未だしも
全額を負担させる事は禁止です。
どの程度の負担が妥当かは専門家や労働基準監督署に相談するといいでしょう。
転職する時は社員満足度が高い会社に就職しましょう
社員の満足度が高い会社ほど
給与が高い 社員の待遇がいい 退職者が少ない
傾向があります。 !(^^)!
社員の満足度が高い会社
社員それぞれが主体的に行動し 積極的に仕事に取り組んでくれます。
どうしたら会社に貢献できるか 良い環境にする為にはどうしたらいいかを
考えながら仕事をしてくれます。
結果的に生産性の向上に大きく貢献してくれます。
従業員同士のコミュニケーションが積極的になります。
なぜなら自分たちの待遇が恵まれていると感じているのでオープンに話しやすいからです。
社員の満足度が低い会社
自分の事しかしない考えない従業員が多いです
なぜなら当事者意識が低いので 自分には関係のない仕事まで取り組む必要が無い
と考えてしまうからです。
また他の仕事に対する興味もないので社員同士のコミュニケーションも必然的に少なくなってしまいます。
まとめ
運送会社の退職理由の中には 長時間労働や 休みが取れない 賃金が安いといった
理由等があります。
会社側も労働条件を変えられない会社もたくさんあるので 自分に合わない 体力が続かない
と感じたら 転職する事も検討してみましょう。
運送業界は経験や資格によって給与が優遇される傾向が強いのでより待遇が良い所へ
転職する事も可能です。
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