新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2016年09月04日
両さん役をしていたのラサール石井「つらい(/ω\)」・・・8月上旬にはこち亀の連載終了知っていた!!
今年で連載40周年を迎えた人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、17日発売の「週刊少年ジャンプ42号」(集英社)で最終回を迎えることが3日、分かった。
作者の漫画家・秋本治氏(63)が東京・神田明神で、絵巻奉納式後に会見して発表。
タレントのラサール石井(60)は同日、都内で、主演舞台「舞台版 こちら葛飾区亀有公園前派出所」(9〜19日、アイア2・5シアタートーキョー)の稽古の合間にデイリースポーツなどの取材に応じ、連載終了に「つらいですね」と思いを語った。
最終回を電撃発表の「こち亀」 作者の秋本氏、決断理由明かす
1996年にフジテレビ系アニメで両津の声を務め、99年から舞台でも演じてきた。
8月上旬には連載終了を知っていたといい、「びっくりしました。
終わらないと思っていた。まだまだ続けてほしかった」と、寂しさを募らせている。
舞台も最後の気持ちで臨んでいるという。自身とは正反対という両津を演じ、「分身のようなもの。
活力が沸き、夢を見ている時期」と出会いに感謝。秋本氏には「ご苦労さまでした。
新作に期待しています。一度食事したいです」とメッセージを送った。
2016年08月21日
リオ五輪で笑ったTV局と泣いたTV局・・・オリンピック中継の視聴率争い・・・TV局も大変である。
日本時間で20日(土)、陸上男子400メートルリレーの決勝で、日本は37秒60の日本新&アジア新記録で銀メダルを獲得した。これで日本のメダル数は金が12・銀8・銅21・合計41となり、前回のロンドン大会の38を超えた。国別の順位も、前回の11位から21日時点では6位と大幅に躍進している。
日本選手団にとって好調な大会だが、それを中継するテレビ局は必ずしも順風満帆とはなっていない。NHKは視聴率的に順調だが、民放の数字は必ずしも芳しくないからだ。
NHKと民放の視聴率の違い
オリンピックの放送は、何といっても生中継が花形だ。
今回も6日に開会式を放送したNHKが、午前中の時間帯にも関わらず23.6%と、17日までで最高の数字をあげている。続いてTBSも、女子マラソンを中継した14日の夜間帯で22.6%をとった。やはり熱戦が繰り広げられるオリンピックの醍醐味は生中継にある。
ところが今大会はブラジルが開催国だ。時差がちょうど12時間。日本のゴールデン・プライムタイム帯(GP帯:夜7〜11時)は、現地の午前中になってしまい、多くの日本人がテレビを見られる時間帯は、大半の競技で予選が行われている。
このためNHKも民放も、GP帯の中継番組は平均で10%ほどしか視聴率をとれていない。放映権料が前回のロンドン大会より1割以上高騰していることを考えると、この数字は厳しいと言わざるを得ない。
大半の競技で決勝が行われる現地の午後から夜は、日本時間では深夜から朝。その結果、この時間帯に多くの中継をしているNHKに高視聴率番組が続出した。
例えば7日朝9時56分からの競泳男子400m個人メドレー決勝は22.0%を記録した。
18日朝6時半からのレスリング女子58kg級決勝は20.7%。
同日朝8時15分からの卓球男子団体決勝も19.1%となった。
15日朝8時15分からの卓球女子団体準決勝も20.6%。
他にも15%を超える中継が幾つもあったが、大半がNHKの放送だったのである。
満足度からみるオリンピック中継
視聴率だけではない。生中継を見た人々の満足度も、日本人が活躍した放送で評価は高くなった。データニュース社は毎日3000人のテレビ視聴動向を調査しているが、これによると視聴率が22.0%だった7日朝の競泳男子400m個人メドレー決勝は、5段階評価で示される満足度も4.21となった。平均値は3.0台半ばなのでかなり高いと言えよう。
9日朝の体操男子団体決勝は、視聴率も18.0%と高いが、満足度は4.29と際立った。
16日夜の卓球女子団体3位決定戦も、視聴率17.7%・満足度4.17と絶好調。
極めつけは18日早朝のレスリング女子58kg級の決勝。伊調馨が残り数秒で逆転して優勝し、五輪全競技を通じ個人女子で初の4連覇を達成した。その生中継は視聴率も20.7%と高かったが、満足度は4.61とあり得ない高さとなった。いずれもNHKによる中継だった。
民放の番組でも、日本人が活躍した場面では同じように満足度は高かった。
12日深夜にテレビ東京が放送した陸上男子20km競歩では、4.67と生中継の満足度では最高記録が出た。ただし深夜の時間帯で、かつマイナー競技ということもあり、視聴率はそれほど高くならなかった。
テレ東は他にも16日早朝から午前に、卓球男子団体準決勝で高い満足度を出していた。ところがこちらも、平日だったこともあり視聴率はいまひとつだった。
他にフジテレビやTBSに、4.0を超えた中継番組が幾つかあった。しかし時間帯がよくないために、これらも視聴率の盛り上がりには欠けた。視聴率も満足度も高い中継では、NHKが民放を圧倒した格好だった。
ハイライトが威力を発揮!
時差の関係で生中継の視聴率が厳しくなったリオ五輪だが、その時差のために追い風を受けた番組もある。ハイライトやニュース番組だ。
NHKは五輪期間中、『ニュース7』終了後の7時半以降に、日本人が活躍した各競技のハイライトをほぼ毎日放送した。日によって放送時間が多少異なるが、17日まででは平均で13%を超えてきた。今年4月以降の同時間帯より平均で2〜3%数字を上げている。
現代人は以前と比べて忙しくなっていると言われる。ネットやスマホが普及し、自分の欲しい情報を効率的にとる風潮も高まっている。これらが相まって、膨大にあるオリンピック各競技の中から、日本人が活躍したシーンを手際よく伝えるハイライト番組のニーズが高まっているのかも知れない。
ニュースでもその傾向は見て取れる。
NHKはニュース番組の前半あるいはそれ以上で、オリンピックの情報を伝えていた。中には昼のニュースが『ニュース&オリンピック』、朝が『NHKニュースおはよう日本&オリンピック』となっているように、リオ五輪を前面に押し出したタイトルの番組まである。これらオリンピックを主体にした放送が、視聴率を押し上げていたのである。
例えば朝7時台ニュースは、リオ五輪が始まって17日までの平均で16%を超えている。今年4月以降の同時間帯より3%ほど高い。
お昼のニュースも12%台後半。それまでより3%ほど高い。
夜の『ニュース7』も平均17%台半ばと、2%ほどかさ上げされている。
そして『ニュースウオッチ9』も1%強高くなっている。
日本のテレビは、朝・昼・夜と3回視聴率の山がある。その全てにNHKはニュース番組を多く編成し、いずれも五輪期間中に数%ほど視聴率を上げている。民放にとっては、明らかに逆風となっていたのである。
事実、日テレの『ZIP』(朝5時50分〜8時)は、今年4〜7月で平均が9%台だが、五輪期間は7%に落ちている。フジの『めざましテレビ第2部』(朝6時10分〜8時)も、平均8%台が6%台に下がってしまった。8時台のフジ『特ダネ!』も、平均が8%だったが6%台に後退している。
夜の一般番組にも影響は及んでいる。日テレの日曜夜はテッパンで、7時台『ザ!鉄腕!DASH!』は平均で18%近くある。ところが五輪期間中の二回は、13.8%と11.8%。平均で5%ほども下がってしまった。
8時台の『世界の果てまでイッテQ!』も通常は17%台だが、五輪期間中の二回は12.9%と13.3%。やはり平均で4%ほど下落していた。
放送局はどう対応すべきか?
以上のように今回のリオ五輪では、視聴率や満足度の面でNHKが好成績となり、民放キー5局にはマイナス面が目立つ。まだ閉会式まで放送したわけではないので、成否を断定するのは差し控えるが、放映権料が上がっているのに逆に視聴率が下がると、民放にとって状況は厳しくなっていると言わざるを得ない。
実は過去数回のオリンピックは、全て似たような状況にある。前回のロンドン大会の際には、当時の豊田フジ社長が、「うちと日本テレビは五輪をやっても赤字。レギュラー番組の方が収入がある」と発言していたくらいだ。その前回より放映権料が1割ほど高騰している今回は、視聴率が低調なだけに状況はより厳しいと言わざるを得ない。当時日テレの大久保社長は、「これ以上(放映権料が)高くなると、五輪の放送に参加できない局が出てきても不思議でない」と認めていたが、オリンピック放送のあり方を根本から見直す時期が近付いているのかも知れない。
一方NHKは、今大会の視聴率だけ取り上げると好調に見える。しかし放映権料の高騰に見合うプラスがオリンピックにあるのかと問えば、NHKといえども評価は単純ではない。
1972年のミュンヘン大会の時、NHKの視聴率は平均で30%を超えていたが、放映権料は4億円未満で済んでいた。以降、オリンピックの平均視聴率は徐々に下がり始め、遂に10%前後になってしまった。ところが放映権料は毎回膨らんでいる。
今回のリオ大会は2年前のソチ冬季五輪と合わせて360億円だった。そのうち7割がNHK負担と言われているが、44年で二桁も高騰したことになる。放映権料が上がり続けるオリンピックと、受信料で賄う公共放送は果たしてどこまで付き合い続けるべきか、一度きちんと議論する時期に来ているだろう。
しかも18年の平昌冬季大会と20年の東京大会は、日本の放映権料が660億円と1.8倍に高騰する。NHKの負担は7割ゆえ、460億円を超える。この額は公共放送として妥当なのか否か、きちんとした説明が必要だろう。
プラスよりマイナスが目立ち始めたオリンピック放送にどう対応するかは、民放にとっては待ったなしの問題になってきた。また一見順調に見えるNHKも、費用対効果の説明が難しくなってきたのがオリンピックだ。放送の枠組みだけには収まらなくなってきた巨大イベント。その放送体制の見直しは、もはや避けられない。