2017年01月09日
小学生の女児にLINE(ライン)の有料スタンプを贈り、見返りに裸画像入手したとして、男が検挙される。
小学生の女児に無料通信アプリ「LINE」(ライン)の有料スタンプを贈り、見返りに裸の画像を送らせたとして、トラック運転手の男(47)=埼玉県草加市=が昨年11月末、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑で大阪府警に検挙された。
男は「小学生にとって有料スタンプをたくさん持っているのはステータスになると思った」と供述。専門家は「子どもの心理につけ込む手口だ」と警鐘を鳴らす。
男は2015年10月〜昨年10月、大阪府の小学4年の女児(当時10歳)と、千葉県の小学6年の女児(同11歳)に対し、自分の裸の画像など計19点を送らせたとして逮捕、追送検され、罰金50万円の略式命令を受けた。
捜査関係者によると、大阪の女児は同級生から「パンツの画像を送ればスタンプをくれる人がいる」と聞き、男とLINEで直接連絡を取るようになった。千葉の女児は、不特定多数の人が参加するLINEのグループ機能で男と知り合った。
男は世間話から徐々にみだらなやりとりに移行し、わいせつな画像を要求。「画像を送ってくれたら有料スタンプを10個あげる」と持ち掛けていた。
男のLINEの友人登録数は約2700人。「小遣いが少なく、正常な判断ができない小学生を狙った。他にも女児5、6人に有料スタンプをプレゼントし、裸の画像を送らせた」と供述しているという。
子どものスマートフォン利用に詳しい千葉大教育学部の藤川大祐教授(教育方法学)によると、小中学生の間では、LINEのグループで特定の児童・生徒を中傷したり無視したりするいじめが問題になっている。スタンプについても、無料のものばかり使っていると周りから否定的に見られるケースがあるという。
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