2019年08月25日
もっと熱くなれ
これだけ暑い日が続くと大変である。
最近は土建の寮を出て西成に宿を借り、現金の仕事でなんとかやり過ごしている。
あんまり暑いので仕事も毎日は出ていない状況である。
飲み物代にも金がかかるし、冷房がしっかりとした宿を借りなければならないし、何かと金がかかるこの頃である。
金は増えはしないがいちおう5万円はキープしている、相変わらずパチンコには行っていないからそれなりに生活はできている。
お盆はほとんど仕事が無く、出費が多い今でもパチンコにさえ行かなければ、マイナスになる事はない。普通に生活できている。
この5万円を持ってバジリスク絆を打ちに行けば、あっという間にスッカラカンになり、このクソ暑い夏にあっという間にやられてしまうだろう。
もう私の中でパチンコで勝つ事など考えてもいない。パチンコ店に通えば破産する事などもうわかりきっている。
仕事で勝てばいいのだ、基本的な社会人のスタイルである。
という事で今日も私は仕事へと出る。
最近は繁忙期なので早起きする必要はない、6時前くらいでも十分声がかかる。
男)兄ちゃん現金行くか?
私)現場どんなとこですか?
男)簡単な土木や、今日も暑いからな、先に渡しとくな、お茶でも買うてや。
私)あっ、ありがとうございます。
500円先にくれたので、とりあえず行くことにした。簡単な土木?かどうかは知らないが、今日も炎天下の作業になりそうである。
現場は泉南で採石を撒いて高さを調整する仕事である。
ユンボが土を削っていって、測量器で測って杭を打っていくのだが、簡単な土木ではない。
私にとっては難しい土木である。
もう一人の西成から来た男もまだ若く、あまりわからないといった感じである。
とりあえず言われた事をやっていたら、ユンボの男がいきなりキレてきた。
ユンボ)おいおい違うだろ、高さ全部一緒ちゃうで、10mおきに高さ100づつ変えてかな
私)すいません
ユンボ)ちゃんとやれ!
勾配がついてるかどうかなど、仕上がりの全体像がわかってない私達にちゃんと説明しないとわかる訳もない。
まあ1日ずっとこの調子で我慢するしかないだろう。
クソ暑い中どやされながら作業すれのは苦痛である。
しかし、今日も本当に暑い。
ていうか、いつ休憩とるのだ?時計を見ると既に11時を回っている。
西成の男)あいつ、いつ休憩とんねん?冷房きいたユンボ座って
私)取るつもりないのと違います?
西成男)言うてきてや
私)ムリでしょ、言うてきてや
西成男)ああー、しゃあないな
このクソ暑い中休憩も取らないでやることにシビレを切らし、西成の男が言いに行ってくれた。
何かもめている。まあ、そうなるだろうとは思っていたが。
3分くらい何か話して西成の男は日陰へと座った。
たぶん休憩をくれたのだろう、私も行ってみることにした。
西成男)半日で帰るわ、あいつアホや。
私)帰るの?まあ何があったか知らんけど。
と雑談してたらまたユンボの男がキレてきた。
ユンボ)なんでおまえまで座ってんねん!おまえも熱中症か?!
私)休憩でしょ?
ユンボ)勝手に休憩すんな、ボケ!
私)熱中症っすね、金いらないから帰るわ
ユンボ)勝手な事言うな、そんな事許さへんぞ
私)熱中症やボケ。死んだらどうすんねん。
ユンボ)わかったもう休めや。飯にしろ、午後からちゃんとやれ!
あまりに非常識なことばかり言うので、私も帰ろうと思ったが、午後もおれと言われたので、とりあえずいることにした。
西成男)とりあえず休憩もらえたな。一緒に帰るか?
私)まあ、とりあえずやりますわ。金欲しいし。
西成男)あんなやつとあと半日しんどいやろ(笑)帰ろうや。
私)まあ居ますわ。
西成男)ほんまに、まあええわ。
現場にいる以上、言わなければいけない時はあるが、必要以上に熱くなっても損なだけである。
熱くなるのは金への思いだけで十分である。
午後からは私一人でユンボの男の手元である。
ユンボの男の機嫌の悪さはピークに達していて、仕事などまともに出来る状態ではない。
それでもクソ暑い中、なんとか17時までやりきった。
もうこんな現場二度と来ることはないだろう。
やっと解放されると思ったら、ユンボの男が話しかけてきた。
ユンボ)ガラ捨てに行かなあかんから。駅まで送れんわ。
そもそも送ってもらうつもりなどない。こっちからお断りである。
私)はいはい、わかりました。
男)タクシー代や、足りるやろ。
私)あー、いいんすか?
意外であったが仕事が終わったら1000円くれた。
午前中はすまなかったなという事だろうと私の中で勝手に解釈した。
せっかく1000円貰ったので駅の近くにあったローソンでビールとからあげくんを買った。
この時期仕事終わりのビールは果てしなくうまい。
わりと田舎の駅で人も来なかったせいか、一時間くらい物思いにふけっていた。
なんでこんな仕事してるんだろうかとか、金のことについてとか。
まあ、とりあえず今日一日金を貰って帰って良かったと、妙な納得をし帰ることにした。
ああ、明日も暑くなるのかな、勘弁してほしいのである。
熱くなっていいのはパチンコに行かないという決意と金への思いである。
フフフ、もっともっと熱くなれ。
もっと熱くなれ。
最近は土建の寮を出て西成に宿を借り、現金の仕事でなんとかやり過ごしている。
あんまり暑いので仕事も毎日は出ていない状況である。
飲み物代にも金がかかるし、冷房がしっかりとした宿を借りなければならないし、何かと金がかかるこの頃である。
金は増えはしないがいちおう5万円はキープしている、相変わらずパチンコには行っていないからそれなりに生活はできている。
お盆はほとんど仕事が無く、出費が多い今でもパチンコにさえ行かなければ、マイナスになる事はない。普通に生活できている。
この5万円を持ってバジリスク絆を打ちに行けば、あっという間にスッカラカンになり、このクソ暑い夏にあっという間にやられてしまうだろう。
もう私の中でパチンコで勝つ事など考えてもいない。パチンコ店に通えば破産する事などもうわかりきっている。
仕事で勝てばいいのだ、基本的な社会人のスタイルである。
という事で今日も私は仕事へと出る。
最近は繁忙期なので早起きする必要はない、6時前くらいでも十分声がかかる。
男)兄ちゃん現金行くか?
私)現場どんなとこですか?
男)簡単な土木や、今日も暑いからな、先に渡しとくな、お茶でも買うてや。
私)あっ、ありがとうございます。
500円先にくれたので、とりあえず行くことにした。簡単な土木?かどうかは知らないが、今日も炎天下の作業になりそうである。
現場は泉南で採石を撒いて高さを調整する仕事である。
ユンボが土を削っていって、測量器で測って杭を打っていくのだが、簡単な土木ではない。
私にとっては難しい土木である。
もう一人の西成から来た男もまだ若く、あまりわからないといった感じである。
とりあえず言われた事をやっていたら、ユンボの男がいきなりキレてきた。
ユンボ)おいおい違うだろ、高さ全部一緒ちゃうで、10mおきに高さ100づつ変えてかな
私)すいません
ユンボ)ちゃんとやれ!
勾配がついてるかどうかなど、仕上がりの全体像がわかってない私達にちゃんと説明しないとわかる訳もない。
まあ1日ずっとこの調子で我慢するしかないだろう。
クソ暑い中どやされながら作業すれのは苦痛である。
しかし、今日も本当に暑い。
ていうか、いつ休憩とるのだ?時計を見ると既に11時を回っている。
西成の男)あいつ、いつ休憩とんねん?冷房きいたユンボ座って
私)取るつもりないのと違います?
西成男)言うてきてや
私)ムリでしょ、言うてきてや
西成男)ああー、しゃあないな
このクソ暑い中休憩も取らないでやることにシビレを切らし、西成の男が言いに行ってくれた。
何かもめている。まあ、そうなるだろうとは思っていたが。
3分くらい何か話して西成の男は日陰へと座った。
たぶん休憩をくれたのだろう、私も行ってみることにした。
西成男)半日で帰るわ、あいつアホや。
私)帰るの?まあ何があったか知らんけど。
と雑談してたらまたユンボの男がキレてきた。
ユンボ)なんでおまえまで座ってんねん!おまえも熱中症か?!
私)休憩でしょ?
ユンボ)勝手に休憩すんな、ボケ!
私)熱中症っすね、金いらないから帰るわ
ユンボ)勝手な事言うな、そんな事許さへんぞ
私)熱中症やボケ。死んだらどうすんねん。
ユンボ)わかったもう休めや。飯にしろ、午後からちゃんとやれ!
あまりに非常識なことばかり言うので、私も帰ろうと思ったが、午後もおれと言われたので、とりあえずいることにした。
西成男)とりあえず休憩もらえたな。一緒に帰るか?
私)まあ、とりあえずやりますわ。金欲しいし。
西成男)あんなやつとあと半日しんどいやろ(笑)帰ろうや。
私)まあ居ますわ。
西成男)ほんまに、まあええわ。
現場にいる以上、言わなければいけない時はあるが、必要以上に熱くなっても損なだけである。
熱くなるのは金への思いだけで十分である。
午後からは私一人でユンボの男の手元である。
ユンボの男の機嫌の悪さはピークに達していて、仕事などまともに出来る状態ではない。
それでもクソ暑い中、なんとか17時までやりきった。
もうこんな現場二度と来ることはないだろう。
やっと解放されると思ったら、ユンボの男が話しかけてきた。
ユンボ)ガラ捨てに行かなあかんから。駅まで送れんわ。
そもそも送ってもらうつもりなどない。こっちからお断りである。
私)はいはい、わかりました。
男)タクシー代や、足りるやろ。
私)あー、いいんすか?
意外であったが仕事が終わったら1000円くれた。
午前中はすまなかったなという事だろうと私の中で勝手に解釈した。
せっかく1000円貰ったので駅の近くにあったローソンでビールとからあげくんを買った。
この時期仕事終わりのビールは果てしなくうまい。
わりと田舎の駅で人も来なかったせいか、一時間くらい物思いにふけっていた。
なんでこんな仕事してるんだろうかとか、金のことについてとか。
まあ、とりあえず今日一日金を貰って帰って良かったと、妙な納得をし帰ることにした。
ああ、明日も暑くなるのかな、勘弁してほしいのである。
熱くなっていいのはパチンコに行かないという決意と金への思いである。
フフフ、もっともっと熱くなれ。
もっと熱くなれ。
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この記事へのコメント
毎年予想くれますよね。
普通に考えれば石野からですよね。
せっかくグランプリですので、しぶとく残った白井なんてどうでしょう?
攻める毒島を2着にして、4-3なんて
まあ来ないですけどね(笑)
でもなぜか今年はインから買う気になれなくて。
ちなみに石野モーターはめっちゃいいと思います。
コメントありがとうございます。
相変わらず面白いわ
ヒロさん本当によく見てくれてますよね。
久しぶりに更新してすぐコメントが来てくれてありがたいです。
オレがどうしようもなくなって、人生やり直そうとしてからもう十年位経つかな。
最低賃金で手取り12万円だから、実家に戻った今でもきつきつの生活です。
たー坊さんが言っているように、少しづつでいいのでお金を増やしていきましょう。