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2016年03月06日

3dプリンターについて FDMの色々 デルタ型

デルタ型
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動きが面白く、メカメカしていてなんだかカッコいいデルタ型

メリット
組みやすい、メンテしやすい。
3つのモーターが連動してXYZ全ての方向にヘッドを動かすため一つのモーターに負荷が集中しにくい。
ヘッドを高速で動かしやすい。
ベッドが固定で造形物を動かすことが無く造形の品質が高さに影響されないため、背の高い造形が得意。
z方向の送り量や移動方向が大きく狂いにくい。


デメリット
3つのモーターが常に連動しているため、不具合の原因特定が難しい場合がある。
ヘッド移動量の計算や調整が直交型ほどシンプルではない。
設置体積に比べて造形できる大きさが小さめ。
エクストルーダーがほぼボーデン式に限られる。
z方向移動の理論上の分解能が低め。

デルタ型は設計や組み立てに問題が無ければ、そこそこ綺麗な造形は割と簡単に実現できると思います。
微細なコントロールをしようとすると、ボーデン式エクストルーダーであることやz方向の分解能の
低さを意識して設定を詰める必要があります。

以前作った ctrl_v test

12748117_10204370061690969_369150057507426063_o.jpg
ノズル0.2*積層0.05mm。
このノズル径、積層厚だとブリッジングの難易度が高いです。
造形できるスピードがかなり限定されます。
ちょこちょこ引きで歪みが出てしまっています。
安い樹脂なので仕方無いですが、造形物のコントラストがはっきりするので
テスト造形にはぴったりです。

3Dプリントの材料、ABSとPLA

個人向けFDMに使える材料はABS、PLAが主流です。 それぞれ一長一短があります。

ABS  ガレージキットの作家やモデラーによく使われている素材のようです。

  長所
  やすりがけなどの仕上げが容易である、塗料のノリが良い、軽い、靭性がある。
  アセトンで造形痕をある程度ごまかせる。

  短所
  融点が高い。ヒーテッドベッドなしでの造形が困難。
  反り易く、大きな造形、肉厚の造形に向かず、細かい分割、均等厚化、薄肉化などの工夫が必要。
  造形中に出る気体が有毒らしい。毒性には詳しくありませんが臭いのは間違いないです。
  温度変化で収縮するため、嵌め合いのある造形など精度が必要な用途には向かない。
 


PLA  最も使われている素材だと思います。

  長所
  融点が低く、造形速度を上げやすい。
  収縮がすくなくそりが少ない。肉厚や大きな造形が可能。
  サイズが割と正確に出るため、治具や部品に向く。
  カーボンニュートラルでエコと言われている。造形中の匂いが少ない。
  
  短所
  ABSに比べると靭性が無く、硬い。60度程度で軟化し始めるので耐熱性が無い。
  やすりがけしにくい。(摩擦熱で軟化し、ちぎれにくくなったり、自己潤滑してしまったり、極微細な糸引きでの毛羽だちなどが主因だと思います。水砥ぎは可能です)
  積層痕消しには水砥ぎ、モデリングコート、プライマーやサフ吹きなどの手間が必要。


  
プロフィール
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ないものづくりエージェント 多夢
今までになかったものや、他にないものをつくる ないものづくりエージェント です。 「工夫」が私のテーマです。 「工夫」とは生きる力であり、奪われることのない自由。 価値を生むプロセスであり、価値のあるプロセス。 できると信じて、想像と創造、思考と試行を続けること。 そんな「工夫」の楽しさや価値を伝える仕事をしたいと思っています。
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