人情味とは、
『人としての優しさや情の深さ。
人間らしい心のあたたかみ』
のことです。
『やさしさ』について、
『人生で大切なたったひとつのこと』(著者 ジョージ・ソーンダーズ 訳者 外山滋比古・佐藤由紀 海竜社)
の中に、こう書いてあります。
「わたしが人生でもっとも後悔しているのは、
『やさしさがたりなかった』
ということです。
目の前にだれかがいて、
そのひとが苦しんでいる。
そのときに、
わたしはどんなふうに応えたのか・・・・まあ、ほどほどに?
冷たく?
それとも控えめに?
では、
望遠鏡を反対側からのぞいてみましょう。
あなたの人生で、
いちばんに温かい気持ちで、
もっとも好ましいひととして覚えているのはだれですか?
あなたに対してだれよりもやさしかったひとでしょう、きっと。
簡単そうに見えて、
実践するのは本当に難しいのですが、
『もっとやさしいひとになること』
を、人生の目標のひとつにしてみてはどうでしょう。」(20頁~22頁)
「長い年月、わたしはこのように思っていました。
やさしさ、いいね、
でも、まずはこの学期を済ませてから、
この学位をとってから、
この本を書いてから、
この仕事で成功してから、
この家を買えるようになってから、
この子どもたちを育ててから、
そして最後に、
すべてを達成したら、
やさしさに本腰を入れよう。
ただ、
すべてが達成されることは決してないのです。
次々と目標が生まれ、
永遠に終わりません。
(中略)
わたしの考えでは、
あなたがたの人生はより思いやりにあふれ、
より愛情深くなる道筋をたどっていくのですから、
そのときを待つのでなく、
急いでください。
速度を上げていってください。
いますぐ始めてください。
わたしたちはみな、
自分勝手というややこしい考え、
いや病気をもっています。
でも、
治療法もあります。
善良なひと、
自ら働きかけるひとになってください。
もっといえば、
自分で自分を治療しなくてはならない、
危ない患者のようなものだと思って、
これからの人生で自分勝手を治すもっとも効果のあるクスリを精力的に探してください。
どうすればもっとやさしいひとになれるか、
どうすれば心を開いて、
もっとも愛情があって、
寛容で、
何をも恐れない自分を引き出せるのか、
答えをみつけ、
そういうひとになることにくらべたら、
ほかのことなど意味がない、
とでもいうように、
追い求めてください。
なぜなら、
実際、それ以外のことは意味がないからです。
(中略)
できるだけ、
やさしさから遠ざからないようにしてください。
大きな問題と向きあうようなことをしてください。
あなたを小さな人間やつまらない人間にするようなことを避けてください。
あなたという個性を超えて存在する、
光っている部分、
いうなれば魂は、
過去のどの賢者たちにも負けないほど明るく輝いています。
シェイクスピアのように明るく、
ガンジーのように明るく、
マザー・テレサのように明るく輝いています。
この、ひそかに光り輝く部分をあなたから引き離そうとするものをすべて始末してください。
光り輝く部分は本当に存在するのだ、
と信じてください。
もっとよく知ってください。
育ててください。
手に入れた果実を、
労を惜しまずに分けあってください。」(48頁~56頁)
私は人情味あふれる人になりたい。
人間味豊かな人になりたい。
優しい人、
親切な人になりたい。
『世界中の人が、そうなればいいな』
と思っています。
結局、
私たちは、
愛情豊かな人になるために生きているのではないでしょうか?
(推薦図書)
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