【頭を空っぽにする練習】
頭を『からっぽ』にする練習をしましょう。
なぜなら、
現代人は、
日常の些事にかまけて、
頭の中が、
雑念・妄念・邪念でいっぱいだからです。
頭を空っぽにすれば、
『ひらめき・インスピレーション・直観』
が得られます。
『頭を空っぽにすること』に関して、
「頭を『からっぽ』にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる」(著者 アンディ・プディコム 訳者 満園真木 辰巳出版)
の中に、こう書いてあります。
「30年以上前に、幾人かの進歩的な西洋の医師が瞑想を医療に取り入れようとしました。
しかし、
彼らの働いていた病院ではまるで相手にしてもらえませんでした。
それでも彼らは諦めず、
『マインドフルネス』に呼び名を変えて研究を続けました。
『マインドフルネス』とは、
『注意する、心を配る』という意味です。
西洋にもち込まれたマインドフルネスは、
ルーツが仏教の瞑想にあるとはいえ、
今では基本的に仏教とはかかわりのないものになっています。
マインドフルネスは、
ただ目を閉じて座るという形を超えた、瞑想のテクニックの中心となる要素です。
マインドフルネスとは、
気をそらさずに『今、ここ』に存在することを意味します。
心を落ち着け、
一切のこだわりも予断も捨てて自然な意識を保つということです。」(22頁)
「マインドフルネスがどこで何をしていても『今、ここ』にいられる能力であり、
10分間瞑想がそのスキルを学ぶベストな方法だとすると、
『からっぽ』とはその結果得られるものと考えられます。
『からっぽ』のかわりに『幸福』という言葉を使いたがる人も多いかもしれません。
『幸福』という言葉の問題は、
幸福という感情と混同されがちなことです。
だだ、勘違いしないでください。
楽しんだり笑ったりすることは人生のすばらしい一面です。
それらをより多く体験したいと思わない人はいません。
でも、いつもそうとは限りません。
人生にはいろいろなことが起こります。
いいことばかりではありません。
人生には困難やストレス、動揺や苦痛がつきものであり、
どれだけ目をそらそうとしてもそれは変わりません。
状況や気分に左右される一過性の幸福は、
短すぎ、不安定すぎて、
持続的な落ち着きや深い理解を与えてはくれません。
だから私は『からっぽ』という言葉を選びます。
これは、
その時の一時的な感情がどうあれ、
つねに心の底にある落ち着きや充実感、
揺るぎない満足感をあらわしています。
『からっぽ』は表面的な感情には左右されません。
たとえ悲しみや怒りの中にあっても、
喜び笑っている時と同じようにはっきりと感じられるものです。
本質的には、
どんな思考が渦まいていても、
どんな感情を抱えていても
『平気でいられる』
ということです。
たとえ瞑想がまったくはじめてでも、
いい気分になれることが多いのはこのためです。
笑いころげたり、
踊りだしたくなることは(普通は)なくても、
心の底にある充実感に、
どんなことも平気だと自然に思える場所に触れた感覚をもたらしてくれるからです。
これには人生を一変させるほどの効果があります。
この
『からっぽ』
と
『幸福という感情』
の区別は重要です。
私たちはなぜか、
幸福こそが人生のあるべき状態であり、
そうでなければ何かが間違っていると思い込んでいます。
この思い込みに基づき、
私たちは肉体的にも精神的にも感情の上でも、
不幸の原因に抵抗しようとします。
ものごとがややこしくなるのはたいていそこからです。
毎日が幸福という感情を追い求め、
それを維持しようとする終わりのないレースのように感じられ、
人生が苦役のように思えてきます。
何か新しい体験がもたらす一時的な高揚感や快感に夢中になり、
やがては四六時中それを自分に与え続けなければならなくなります。
それが食べ物であれ、
酒やドラッグや衣服や車であれ、
人間関係であれ、
仕事であれ、
はたまた田舎の静けさやのどかさであれ、
幸福がそれらに左右されるようになったら、
泥沼にはまったも同然です。
それがもう得られなくなったらどうなりますか?
興奮が冷めてしまったらどうなるのでしょう?
多くの人にとって、
全人生がこの幸福の追求を中心に回っています。
けれども、
本当に幸せな人がどれだけいるでしょう。
つまり、
頭がからっぽになったことをたしかに感じられている人がどれだけいるでしょうか。
次から次へと何かを追い求めるやり方は、
からっぽの状態をもたらしてくれたでしょうか。
私たちは一時的な幸福を追い求めて走り回り、
頭の中でしゃべり続けています。
そのせいで、
いつもそこに存在し、
ただ気づかれるのを待っている自然な
『からっぽ』
がその騒音にかき消されていることにさえ気づきません。」(31頁〜33頁)
私たちは、
『空(くう)の心=純粋意識の場』(ゼロ・ポイント・フィールド)の存在に気づき、
それと一体になり、
至福を味わうことができます。
私は早朝の瞑想を日課にして4年になります。
瞑想は
@ 非常に気持ち良いです。
A 心身の健康に役立ちます。
B 集中力が身に付きます。
今は、瞑想命です。
あなたもぜひ、瞑想を実践してください。
瞑想は、
何も難しいことはありません。
呼吸に意識を集中し、
1、2、3、4で息を吸い、
5、6、7、8で息を吐く。
これだけで、いいんです。
『空の意識』(ゼロ・ポイント・フィールド)と繋がって、
至福を味わってください。
『湯上がりの 気持ちを欲しや常日頃』(曲亭馬琴)
『もの持たぬ たもとは軽し夕涼み』(白隠禅師)
行こう
行こう
覚者の国へ
悟りを開いて
皆んなで一緒に行こう
悟りあれ
幸いあれ
(推薦図書)
「頭を『からっぽ』にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる」
(著者 アンディ・プディコム 訳者 満園真木 辰巳出版)
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