【心の対話術】
心の対話術をマスターしましょう。
これを修得すれば、
いかなる大嵐にも動じない静寂な心(涅槃寂静の境地)が得られます。
『心の対話術』について、
『ゆだねるということ(下)』(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
の中に、こう書いてあります。
「第三の原理は、
あなたの心がどのように現実を創り出しているか、
心のなかの対話術を身につけると現実がどんなに素晴らしい方向に変わっていくかを説明しています。
このスートラ、
『sat chit ananda:サット・チット・アーナンダ』は、
魂が愛、
知識、
至福の場所であることを教えてくれます。
『sat:サット』とは真実のことで、
あらゆる束縛から解放されることを言います。
『chit:チット』とはまことの知識、
自発的な気づき、
純粋な意識を、
『ananda:アーナンダ』は至福、
完璧な幸福、
完全な願望成就を意味します。
ですからこのフレーズは、
『わたしの魂は束縛から解放され、自発的な意識をもち、完全に充実している』
という意味になります。
(中略)
『すべて』である知性の場に同調すると、
身体、感情、スピリチュアリティのバランスがとれてきます。
このバランスがあなたに強さとしなやかさを同時に与え、
無理せずにどんな課題にも応えられるようにしてくれます。
困難な課題に応えることであなたはより強い力を引き出せるのです。
心のなかの対話が活力となるのは、
それが『すべて』である知性の場で交わされているからです。
宇宙の意識と調和し、
『すべて』である知性の場に同調した瞬間、
この場のもつ無限のパワーを獲得できるのです。
この内面からわきあがる力を手に入れた瞬間、
不可能なことはなくなります。
自己から生まれてくるパワーには二種類あります。
ひとつは、名声、大金、立派な肩書を得ることから生まれる外面のパワーです。
このパワーはモノ、状況、人間関係によって生じるのでおびただしい数にのぼりますが、
いずれ消え去っていくものです。
自分が価値ある存在かどうかも、
すべてこの虚しいパワーを手に入れているかどうかで判断することになります。
もうひとつのパワーは内面から生まれ、
物質ではなくスピリチュアリティに根ざしています。
この真実のパワーはけっして失われることはなく、
肉体が消滅したあとも永遠に生き続けているのです。
あなたの個性は、
本来の自己に耳を傾けることからつくられ、
あなたのパワーはスピリットという内面の基準から生まれてきます。
モノ、状況、地位、金銭などの外面的基準は関係なくなります。
そうなると、あなたの個性は明確になり、
外部の要因には影響を受けなくなります。
自己の意識が外部から影響を受けなくなれば、
批判や賞賛にも平然としていられるようになります。
人はみな『すべて』である知性の流れに連なっているので、
全員が平等であることにも気づきます。
自分が誰かに劣っているわけでも、
すぐれているわけでもないことを理解するのです。
迷いがなくなるので、
人に頼み込んだり、
泣きついたり、
説得したりする必要はありません。
内面の基準を手に入れている人は、
ほんの少ししかいません。
多くの人の心にはエゴが存在していて、
内面の基準から送られてくるメッセージをぼやけさせてしまうのです。
思考が外部のものごと(お金の不安、仕事のストレス、人間関係のトラブル)に影響を受けてしまうと、
スピリチュアリティの進化は妨げられ、
いつの間にかわたしたちの目は、
本来の目的とは反対の方向に向けられてしまうのです。
この状況を克服するのに、
とりわけ効果的な方法がふたつあります。
瞑想することと、
意識的に心のなかの対話を訓練することです。
心のなかの対話を前向きなものにしていけば、
わたしたちは適切な方向に向かうことができるようになり、
シンクロニシティが起こる環境が生まれ、
魂はますます成長していくようになります。
自己のパワーを、築きあげることができるのです。」(55頁〜59頁)
「内面の対話を前向きなものにする訓練を行えば、
あなたのまわりに自然と人が集まり、
力になってくれたり、
そばにいたりしてくれます。
彼らはあなたの瞳の輝きやあらゆる振る舞いににじみ出ている愛情、知識、至福を分かちあいたいと思っているからです。
これこそ真実の内面のパワーです。」(61頁〜62頁)
外面のパワーは、
すべて虚しいものです。
いずれ消え去っていくものです。
一方、内面のパワーは、
永久に不滅です。
なぜなら、
スピリチュアリティに根ざしているからです。
内なる声に耳を傾けましょう。
本当の自分を知り、
スピリチュアリティを進化・向上させましょう。
心の対話術をマスターする鍵は、
本当の自分(真我・ハイヤーセルフ)を発現させることです。
真我を発現させるためには、
瞑想が必須です。
瞑想して、内なる声を聴きましょう。
早朝の瞑想を日課とし、
真我を発現させ、
心の対話術をマスターしましょう。
そうすれば、
私たちは適切な方向に向かうことができるようになります。
魂はますます成長していくようになります。
共に精進して、
本当の自己のパワーを築き上げていきましょう!
『いかなる大嵐にも影響を受けない、深く静かな海があなたの内面にあると思いなさい。
焚き火の輝きのように、あなたは周囲に愛情を振りまいていると思いなさい』(ディーパック・チョプラ)
(推薦図書)
『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
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