2019年12月31日
オッサンのブラリ一人旅(播州一宮 庭田神社)
これは、2018年10月に他サイトで公開したものです。
伊和神社から、帰路に付き走っていると、「日本酒発祥の地、庭田神社」という看板が目に飛び込んできました。早速立ち寄る事にします。
庭田神社は、田んぼの真ん中に鎮座しています。童謡の村祭りの歌詞「村の鎮守の神様の〜♪」がぴったりと来るような神社です。
神社の前は駐車場になっており、数台の営業車両が休んでいました。
早速、参拝へと向かいます。庭田神社は伊和神社の摂末社の一つです。造もよく似ています。
神門をくぐると境内が広がります。
庭田神社は、社伝では成務天皇の時代145年創建されたようです。のちに神功皇后のときに本殿など差殿が創られたそうです。御祭神は事代主命です。
神社は、幕末に一度焼失し、明治4年再建され、明治7年村社になりました。そして明寺9年伊和神社の末社となりました。
拝殿です。
社殿の創りは伊和神社にそっくりです。1968年の改築の時にこういった作りになったのでしょう(憶測ですが・・・。)
社殿の横を通って神社の裏に出ます。
「播磨国風土記」によると、大国主命と天乃日槍が国土経営を争っていた頃、伊和の地で最後の交渉が行われました。交渉終了後この地で酒宴が行われたと言う事です。
神社の裏には、「ぬくゐ川」と呼ばれる場所があり、そこから湧き出る泉で米を発酵させ酒を造ったと言う事です。それが日本酒発祥の地とされる由縁でしょうか?
ここがぬくゐの泉(川)
風土記では、庭田神社のある地域は、庭音(にわと)村と言われていた様です。元は庭酒(にわき)と言います。
伊和大神の食糧の米が濡れてカビが生えてしまい、それを醸造し庭酒(お神酒)として献上したと言う事です。そこで使われていた水がぬくゐの泉だったと言う事です。この記載により麹を使った酒を始めて作ったといわれています。
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