吹奏楽おすすめ練習アイテム

ちょうど桜が見頃の今日この頃。4月に入り、新生活が始まった方も多いのではないでしょうか
中学校または高校で、吹奏楽部に入部される予定の方もいるのではないかと思います。

今日は、そんな新しく管打楽器を始められる方へオススメの教則本を紹介します。
「中学生高校生のための管打楽器入門 日本吹奏楽学会編」（音楽之友社）です。


楽器をはじめて、何が一番大変かと言いますと、正しい奏法で楽器を鳴らせるようになることかと思います。

一番良いのは、プロ奏者（やそうでなくても実際に吹ける方）に教えていただくのが一番いいのですが、悲しきかな、上級生は夏のコンクールにむけて練習に勤しんでいるため、新入部員がほったらかしになっている場合もあります。
そこで新入部員は、五里霧中の中、手探りで練習を行うのですが、ここで落とし穴がよくあります。
それは、
間違った奏法で練習し、その奏法で慣れてしまうことです。
一度間違った奏法で慣れてしまうと、後になって直すために多くの時間と努力が必要になります。直さずにそのまま行くと、その時はその奏法が一番吹きやすくても、高音を出すのに苦労したり、速いパッセージが吹けなくなったり、ある程度のレベルになった時に高い壁にぶち当たってしまいます。

それはすごく無駄だし、残念なことです。できることなら、最初から正しい奏法で演奏して、順序よく技術を身につけていくことが重要かと思います。
もちろん、プロから教わるのが一番の近道ですが、レッスン代もなかなかかの額で、おうちの財布とよく相談しないといけなくなりますので、この本を読んで勉強していただくと良いかなと思います。
パート毎に分かれており、1冊2000円ちょっとなので、レッスン代と比べれば安いもんかなと思います。


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内容としましては、サックスの例で紹介しますと、
１、楽器の簡単な歴史と役割
２、楽器の取り扱い（組み立て方・置き方・手入れの仕方）
３、呼吸法と姿勢、楽器の持ち方
４、アンブシュア
５、運指、音域を広げよう
６、いろいろな奏法を身につけよう（レガート、タンギング、スタッカート、ビブラート）
７、よりテクニックを高めよう（良い響き、半音階、スケール、アルペジオ）

と言う風に、楽器の組み立て方といった基本中の基本から、応用のテクニックまで、なかなか詳しく記載されています。
この通りの順序で、正しいアンブシュアを身につけ、音域を広げ、基礎奏法をマスターすれば、十分すばらしい演奏ができるのではないかと思います。

もちろん、新しく楽器を始められた方だけでなく、きちんと奏法を教わったことがなく基本奏法を確認したいなという方にもおすすめですし、学校に各パート1冊ずつあってもいいんじゃないでしょうか。
それほどの価値がある本だと思います。

よろしければこちらからどうぞ
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