レモネードダイエットから始める糖質制限と最新健康事情

現代人の鉄不足が深刻な問題になっているそうです

鉄はビタミンA、ヨウ素と並び世界の三大欠乏微量栄養素の一つで

世界的に問題視されている栄養素なのです。

特に女性では月経血損失による鉄不足や

妊婦さんや赤ちゃんにおっぱいをあげるママさんは

鉄の要求量が増加するため不足しがちで、

体内の鉄分が枯渇してしまうと胎児や赤ちゃんに

悪影響を及ぼすことになりかねません











軽度

　貧血による「動悸」「めまい」「疲労感」「倦怠感」「冷え性」など
　鉄分不足になると体内で酸素を運んでいるヘモグロビンが不足するため
　酸素が体中にうまく運ばれなくなってしまいます。

　貧血と同じ軽度な鉄分不足の兆候として「氷が食べたくなる」ことがあります。
　暑いから涼みたいとかではなく、味も何もない氷を無性に食べたくなる症状で、
　脳への酸素供給が少なくなり、自律神経に異常がでてくることで
　この様な症状が起こります。


中度

　鉄不足により体内で白血球の生成が鈍くなり数も減少することで
　免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。
　免疫力が低下すると外部からの菌にも弱くなり、繁殖力を高めてしまいます。
　このカビが体の奥まで入り込むと肺炎などの重い病気にも発展してしまいます。


重度

　異食症という病気になります。
　これは鉄不足で脳にひどくダメージを及ぼした時に発症する病気で
　土やコンクリートなど固いものがたべたくなる病気です。

　脳への酸素供給がうまくいっていない状態なので非常に危険で
　本人は土やコンクリートを食べていること自体を異常に感じないため、
　周りが注意をはらってあげなければなりません。
　また、記憶力の低下や記憶障害などにつながる恐れがあります。




鉄不足を解消するためには鉄分を多く含んだ食事やサプリメントが有効です。

サプリエントによる補給

　サプリメントなどの鉄剤ははがむしゃらに摂るのではなく、
　成分や、特徴、用途をしっかり確認する必要があります。
　通常、医薬品としての鉄剤は、大量に摂取してしまうと、腹痛、食欲低下、便秘、軟便などの
　副作用が起きる可能性があります。
　また、医薬品としての鉄剤は体への吸収があまり良くない『非ヘム鉄』が多いので注意が必要です。


１日に必要な１０mgのヘム鉄が含有しているサプリメントです。







食事による補給

　食事で足りない鉄分を補うには『ヘム鉄』が多く含有するお肉やレバーなどの動物性食品がオススメです。
　一般に日本人が食事で摂取する鉄の８５%異常が吸収率の悪い非ヘム鉄なのが現状です。
　『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』では５〜１０倍も体への吸収率が違います。









『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』の吸収機構の違い

　ヘム鉄は腸管から吸収される際に食物繊維や担任などから吸収阻害をうけることや
　むき出しのまま吸収さらて鉄が胃壁や腸管を荒らすことがあります。
　
　それに比べ『ヘム鉄』は鉄イオンがポルフィン環に囲まれているため
　胃壁や腸管を荒らすことがなく吸収阻害を受けにくい特徴があります。
　積極的に『ヘム鉄』をとるようにしましょう。





ヘム鉄の多い食品（食品１００グラムあたりの量）　　　　非ヘム鉄の多い食品


　豚レバー　　　１３mg　　　　　　　　　　　　　　　　　ほうれん草　　　２mg
　レバー　　　　９mg　　　　　　　　　　　　　　　　　　小松菜　　　　　３mg
　牛もも肉　　　３グラム　　　　　　　　　　　　　　　　ひじき　　　　　６mg
　しじみ　　　　４mg　　　　　　　　　　　　　　　　　　卵黄　　　　　　６mg
　あさり　　　　４mg　　　　　　　　　　　　　　　　　　油揚げ　　　　４mg




私たちの体内に存在する鉄量は
成人男性で体重１kgあたり５０mgで女性では、体重１kgあたり３５mgといわれており
体重６０kgの男性で計算すると３gの鉄分を体内に持っていることになります。


鉄の７０%はヘモグロビンとして存在し、残りの３０%は肝臓や脾臓、骨髄などに
蓄えられており、貯蔵鉄（フェリチン）と呼ばれます。

基本的にはヘモグロビンに含まれている鉄のほとんどはリサイクルされ、
体外に汗や尿などで排泄される鉄量は１日におよそ１mgです。


私たちが一日に必要とする鉄分量は、
体外に排泄されるこの１mgを補えば良いのですが実際には体に摂取した鉄分は
１０%しか体に吸収されないため目安として最低１０mgは摂取する必要があります。



ただし、成長に伴う鉄需要の増加や、女性の生理や出血による鉄の損失増加といった状態では、
鉄の収支バランスがくずれて鉄が不足するため、その不足分を貯蔵鉄で補う事になります。
この状態が続くと貯蔵鉄が枯渇し、鉄欠乏性貧血が起こってしまいます。



以上の事から、
１日に摂取する鉄分量の目安は、
成人男性で１０ｍｇ、成人女性では１２ｍｇと決められています。

女性が男性より２ｍｇ多いのは生理による鉄の損失を考慮に入れてのことです。
同様に思春期女子は１０〜１２ｍｇ、妊娠前期は１５ｍｇ、妊娠後期は２０ｍｇとなっており
特に女性は、意識して鉄分をとる必要があります。






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鉄は不足すると精神面や肉体面に大きく影響を与えます。
気分の浮き沈みが激しい、疲れやすい、いらいらするなど思い当たる節はありませんか？
意識して普段の食事やサプリメントなどを利用しながら鉄分を摂取するこが大事なのです。
新生活が始まる前に、鉄不足を解消しエネルギーいっぱいで臨みましょう




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