レモネードダイエットから始める糖質制限と最新健康事情

　
　皆さんの中には、我々が普段使っている塩イコール塩化ナトリウムと

思っているか方は多いのではないでしょうか？

塩は人間が活動するために必要なミネラルうちの一つで

「敵に塩を送る」という有名な言葉あるように

戦国時代では、塩は命に等しい存在であったようです。


塩は人間にとって、なぜ必要なのでしょうか？


塩の特徴

　　まず最大の特徴は、人間（動物も）が生きていくために必要不可欠な物質であり、

　　しかも、これに変わる物質が他に存在しない唯一無二の存在と言えます。

　　人の体には約０．７%の塩が含まれており、

　　血液に混じって身体中を巡り、細胞の新陳代謝を促します。

�@消化液の精製

　　人間が効率よく栄養を吸収するためには、消化液が必要で

　　消化液には酸や酵素が含まれているのですが、

　　酸（胃液）の成分は塩酸であり、体内で塩酸を作る原料が

　　塩なのです。

�A神経伝達

　　体を動かし、声を出し、音を聞き、ものを見る、痛さ、暑さなど、

　　様々な行動を起こすためには神経の伝達が必要であり、

　　神経細胞を通して行われます。

　　塩は主に行動を起こすための電気信号の伝達に関係しております。

　　体液に溶けこむことで、ナトリウムイオンになり、
　　
　　イオンは電気を伝えるため、

　　体が感じた刺激や脳からの電気信号をスムースに伝える事が出来ます。

�B栄養の吸収　

　　消化液によって分解された、ブドウ糖や、アミノ酸は

　　最終的には腸で吸収されるのですが、

　　それらは腸でナトリウム（塩）と結合し化合物となって吸収されるのです。



このように『塩』は生命活動の維持にとっても重要な働きをするのです。
　　
しかし、塩は高血圧などのマイナスイメージの強い物質でもあります。

塩分の取りすぎは高血圧や腎臓病、心臓病、脳卒中などの要因となります。

一般に塩分を取りすぎると、血中のイオン濃度を一定に保つため

水分を多く取るようになります。

そうすると血液などの体液の量がふえ血圧が高まるとともに、

これを体外に排出するのを司る腎臓に負担がかかるるためとされています。


では適切な塩の量は一日にどのくらい摂れば良いのでしょうか？


塩の1日の摂取量


　２００３年の世界保健機関『WHO』と国連食糧農業機関『FAO』の発表では、

　人が一日に摂取していい食塩の量は、1日に５グラム以下としており、

　塩化ナトリウムの場合は一日に２グラム以下としております。


ここでは、食塩と塩化ナトリウムをはっきりと別の物と定義しており、

塩化ナトリウムの摂取量は食塩の半分以下になっております。


食塩（天然塩）と塩化ナトリウムの違い


塩化ナトリウムというのは、

　食塩に含まれている主な成分の一つで、

　純成分であって、単物質のNaClそのものになります。

　安価な食卓塩はほとんどの成分が塩化ナトリウム（99％以上）で、

　海水をくみあげて、電気分解したり、岩塩を溶解精製したりして作られております。


それに比べ、天然塩は

　昔ながらの塩田を利用して、海から海水をくみ上げてそれを砂地にまき、

　何年もかけて乾燥させるのが「天然塩」になります。

　人工的で強制的な方法で塩を抽出するのではないため

　こうして出来た天然塩には塩化ナトリウム以外にも色んな成分が入っています。

　カルシウム，マグネシウム，鉄，カリウム

　などのミネラルが豊富に入っているため、

　塩っ辛いだけの塩化ナトリウムと比べて美味しく、

　多くのミネラルを含むため美容や健康にも良いのです。

　天然塩が美味しいと感じるのは、甘み、うま味、苦みのもととなる

　ミネラルのバランスが良いためなのです。


レモネードダイエットでも塩水での腸内洗浄を行いますが

天然の塩を用いる事で、ダイエット中に不足しがちなミネラルを摂取する事ができるのです。

これを機にお家の食塩を見直してはいかがでしょうか？


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