県立高校入試まで90日を切り、受験生とその保護者の皆さんは、なんとなく落ち着かない日々をお過ごしのことと思います。
今回は、苦手な中学生(高校生)が多い英語の「形容詞」と「副詞」について書いてみます。新しい発見がありますように♪
【形容詞とは】
国文法では、「物の様子を表し、言い切りが"〜い"になる語」ですが、英文法では、「名詞を修飾する語、または句・節」を形容詞と言います。ちなみに、英文法では「形容動詞(〜だ・〜な)」も形容詞です。
<例文>
私が昨日買った本は、とても面白かった。
この文の主語は「本は」、述語は「面白かった」です。この述語(面白かった)は形容詞「面白い」と過去の助動詞「た」ですから、まず「面白い」が国文法でも英文法でも形容詞です。次に「私が昨日買った」のかたまり(節)は「本」を修飾しているので、英文法では形容詞です。しかし、「とても」は形容詞「面白い」を修飾するので形容詞でなく、副詞です。
The book I bought yesterday was very interesting.
(赤文字が形容詞)
【副詞】
国文法では、「用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾する語(連用修飾語)」となっていますが、英文法では「名詞以外を修飾する語」を副詞と言います。動詞・形容詞・その他の副詞、または文全体を修飾します。
<例文>
彼はよくその図書館へ行きます。
この文の主語は「彼は」、述語は「行きます」ですが、「よく」は「頻度」を表す副詞です。そして、「その図書館へ」は「場所(方向)」を表す副詞です。一般的な副詞は文末に置きますが、「頻度の副詞(sometimes often など)」は@beの直前、A一般動詞の直後に置きます。
He often goes to the library.
(赤文字が形容詞)
【では解いてみよう!】
[1] 次の( )に適する語を、下のア〜エから選びなさい。
(1) Would you like ( ) sugar for your coffee?
ア many イ few ウ some エ lot
(2) Do you have ( ) friends in your school?
ー No. I have only a few friends.
ア many イ much ウ some エ any
[2] 次の日本語になるように( )の中にあてはまる英語を書きなさい。
(1) 彼はとても幸せそうに見えました。
He ( ) ( ) ( ).
(2) あなたはそれについて何か重要なことを知っていますか。
Do ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) it?
(3) 私の妹は、たいてい9時までに寝ます。
My sister ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) nine.
【答え】
[1]
(1) ウ 疑問文のsomeは「相手に勧める気持ち」を表します。
コーヒーに砂糖はいかがですか。
(2) ア many(たくさんの)は疑問文・否定文でも使えます。
あなたはあなたの学校にたくさんの友達がいますか。
[2] 全文を書きます。
(1) He looked very happy.
look+形容詞で、「〜そうに見える」。
(2) Do you know anything important about it?
〜thing+形容詞で「何か〜なもの(こと)」。
(3) My sister usually goes to bed by nine.
たいてい(usually)は「頻度の副詞」。
ということで、お役に立てましたでしょうか ^∀^b
【おまけ】
そうそう、12/14(土)の未明から明け方にかけて「ふたご座流星群」が極大になります♪
満月前の月が明るくて見にくいかもしれませんが、手のひらで月を隠して空全体を見上げると、1時間に10〜15個の流星が見られるそうです♪
スタップ首藤
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