塾講師の仕事は「子どもの成績を上げて、(保護者が望む)志望校に合格させること」と思っていた時期もありましたが、今はちょっと違います。
合格して終わる子どももいれば、不合格で始まる子どもがいます。もちろん、合格で始まる子ども、不合格でも始まらない子どももいますが、どちらにせよ「受験とは別の次元の教え」が必要なのではないか…?
今はそう思って子どもと接するようにしています。
ただ、何にせよ、何かを理解し自分のモノにするには、その手順が決まっています。その手順を伝えるためには、「子どもに通じる言葉」を使い、ときには新しい言葉の意味を教え、使えるようにしてあげることは容易なことではありません。そして、もっと重要なことが、「子どもがそれを欲しているか?」ということです。
お腹が空いていない子どもがどんな料理も食べないように、困っていない子どもはどんな教えも受け入れてくれません…。
(だから入塾を認めないのです)
そんな私ですから、「受験用の教育書」の類はいっさい読みませんが、「子育て」や「生きかた」についての本はよく読みます。
これは、先日、旧未来塾の杉崎先生から紹介していただいた、坂口恭平著『中学生のためのテストの段取り講座』です。今日は夕方のお弁当を食べるときに「オリエンテーション」と「テストとは何か?」までを読みました。気に入ったところは…、
何を教わるかを決めたら、次は「誰に教わるか」ってことが重要になってくるんです。しかし、僕は通っていた高校ではそんなことを教えてくれる先生は一人もいませんでした。
ほんとうにその通りです。私は某国立大学の機械工学科に入学しましたが、「その大学にどんな先生がいて、どんな研究をしているのか」なんてまったく知りませんでした。あのとき「共通1次で〇点くらい取れれば、合格率が△%くらいだ」程度の情報で大学を選んでしまったことを後悔しています…。
(メカニックにすらなっていないw)
でも、今は違います。「シラバス」で調べれば、「どこの大学にどんな先生がいて、どんな研究をしているのか」がわかるようになっています。あとは、その大学に入学して、その先生に習えばいいのです♪
(そのために勉強をするのです!)
ウチの場合は、講師は私一人なので、「スタップに通えば、いやおうなしに私が担当する」ということになりますから、なおさら「私のこと」を知ってもらっておきたいのです。
(そのためのブログでもあります♪)
ウチは「大々的な集客」をやっていないので、たまたまこのブログを見つけて問い合わせをして、実際に私の授業を見学してから入塾を決めてくださったかたしかいませんが、それこそが「いちばんいい塾の選びかた」だと思っています♪
話は戻りますが、私は「本の一気読み」は苦手なので、この本を読み終えるのに10日くらいかかるでしょうけど、読み終えた後も2回・3回と読み返し「新しい気付き」を見つけるのも「私の読書の楽しみかた」です♪
では、明日も楽しませていただきます ^∀^b
スタップ首藤